さすらい人の独り言

山登り、日々の独り言。
「新潟からの山旅」別館
http://iide.hp.infoseek.co.jp/

さすらいの風景 台北 その7

2009年08月27日 | 海外旅行
九份(キュウフン)は、台北の東10kmの位置にある山間部の小さな町です。日本統治下時代の古い街並みが残されていることから、台北観光のコースに組み込まれています。

九份は、かつて人口僅かの寒村でしたが、1893年に金鉱が発見され、日本統治下にはアジアのゴールドタウンと呼ばれる賑わいを見せました。その後、金鉱脈が尽きたことから、忘れられた存在になっていました。



この町が再び注目されるようになったのは、ここを舞台にした1989年製作の映画「非情城市」が、ヴェンチア映画祭金獅子賞を受賞し、台湾で大ヒットしたことによります。

この映画は、日本の統治が終わり、中華民国が台湾に遷都するまでの時代を描いています。それまで公には語られてこなかった、国民党政府による台湾人の虐殺事件であるで二・二八事件を扱っています。

この映画は、まだ見ていないため、DVDを探してみたいと思っています。

映画の撮影に使われたレストランには、「非情城市」の看板が取り付けられており、訪問者が必ず写真をとる、定番スポットになっています。



九份は、坂の町で、メインストリートは石段が続き、赤い提灯が独特の雰囲気を醸し出しています。



「非情城市」の看板の下は、少広場になっており、そこのレストランで昼食というのが、観光ツアーの定番のようです。



広場に面して、現在は廃館になっている、繁栄時代の映画館「昇平戯院」があります。



昼食後に、散策です。坂道は、登る人、下る人で大混雑です。



雨はなんとか降らないでくれていますが、湿度が高く、汗が噴き出てきます。



この九份が、モデルになっていると言われているものに、宮崎駿監督の「千と千尋の神隠し」があります。

物語の冒頭、食べ物の匂いにひきつけられて、千尋の家族は、丘の上に向かって赤い提灯がつるされた階段を上がっていきます。



そこに見たものは、山のように積み上げられた食べ物です。店の者はいないにもかかわらず、お父さんとお母さんは、食べ物をむさぼり食い始め、豚に変身してしまいます。



「千と千尋の神隠し」の舞台の温泉としては、道後温泉他の各所が、モデル言われています。階段上の食べ物屋については公的な発言はないようですが、この映画を見た台湾の人々が、九份がモデルだと言い出したようです。

ちなみに「魔女の宅急便」は、スウェーデンのストックホルムが舞台になっていることは、スタッフがロケハンしたことからはっきりしています。

このように並べられた食べ物の迫力は、日本ではなかなか見られないものです。



階段道と交差する道には、食べ物屋がならんでいます。



横丁も賑わっています。



これは、日本でも昔はこうであった、駄菓子屋。



観光客目当てのレストランも並んでいます。



古いお茶屋。



台湾のお茶屋では、試飲した上で、気に入ったお茶を買い求めます。



お茶碗などがきれいに展示されていました。



台湾名物の臭豆腐。独特の臭みがあり、食べるのに勇気がいります。



小路の両脇は食べ物屋が並んでいます。



散策時間も限られているので、来た道を戻りました。



下りの眺めは、また違って見えます。



「非情城市」の看板も、裏手の物は、赤く塗られていました。



レストランの中には、金鉱のトロッコが展示されていました。



レストランのテラスからは、海岸部の眺めが広がっていました。



古い家並みとは無関係ですが、猫の絵が描かれたレストランもありました。



雰囲気が、日本の猫とは違うような。



寺もありましたが、派手な外観をしていました。



お寺にあった飾り物ですが、どのような物語なのでしょうかね。

九份は、独特の雰囲気を持った面白い町でした。
ジャンル:
ウェブログ
コメント (2)   この記事についてブログを書く
この記事をはてなブックマークに追加
« さすらいの風景 台北 その6 | トップ | さすらいの風景 台北 その8 »
最近の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
なつかしい (本読みと山歩き)
2009-08-30 04:18:34
今晩は。
この街、前半の写真で「千と千尋の神隠し」の場面ににているな~と思ってみていたらやはりそうでしたね。行ってみたい。
 故宮は行きました。私の少ない博物館訪問のなかでは、ここの展示物はもう最高です。
わが目をうたがう芸術品ばかりで、中国文化のすばらしさに感動しましたね。本土の故宮ももちろんいきましたが、あの巨大な建造物とこの芸術品はひとつになればまさに世界一でしょう。
 たまたまですが、先週後半はロシアのサンクトペテルスブルグに出張でいっていてエルミタージュの横で晩飯を食べました。肝心の博物館には行けなかった。(泣)
 台北101?は眺めただけでした。眼下に広がる夜景はすばらしい。これも息をのみます。
尚、阿倍野近鉄の300mのビルはまだ出来ていません。2014年のはずです。
私の実家は阿倍野の近くで、親とこの近鉄で食事をしていますので、間違いなし。
それはさておき、
本当になつかしい~(住んでいたわけではありませんが)、ありがとうございます。
台北観光 (さすらい人)
2009-08-31 22:18:03
今晩は。
九份は、今では台北ツアーの定番スポットになっているようです。台北の故宮は、宝物がそろっていますね。北京の方には、確かに建物しか残されていませんね。
ロシアは行っていませんが、エルミタージュ美術館は見てみたいですね。阿倍野近鉄のブルはまだ完成していませんでしたか。完成すると新しい名所になるのでしょうね。
台湾は、台南方面にも興味があり、また行ってみたいですね。

コメントを投稿


コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

数字4桁を入力し、投稿ボタンを押してください。

あわせて読む