さすらい人の独り言

山登り、日々の独り言。
「新潟からの山旅」別館
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さすらいの風景 十字架の丘

2015年07月03日 | 海外旅行
カウナスを出発して、ラトヴィアのリガに向かいましたが、その途中、シャウレイ近くの十字架の丘を訪れました。

カウナスを出発すると、バスは平原の中を走り続けましたが、菜の花畑が広がっていました。



民家脇には、コウノトリの巣も見かけました。



幹線道路から集落内に通じる道の入り口には、しばしば古い十字架が建てられていました。これは、日本の道祖神のように村の守り神の役割を果たしているのかもしれません。



カウナスから2時間20分かかって十字架の丘に到着しました。



駐車場を下りると、奉納用の十字架を売る店が店開きしていました。



小さなものは、数ユーロからありました。

宗教は問わないとのことなので迷いましたが、結局買いませんでした。



駐車場から十字架の丘までは少し参道を歩く必要がありました。



近づいてみると、かなりのボリュームです。



丘から延びる脇道沿いにも十字架が置かれていました。



十字架の丘の発祥についてははっきりしないようですが、初めてここに十字架が立てられたのは、1831年のロシアに対する蜂起の後と考えられています。これらの十字架は、ロシアの圧制により処刑された人たちや、シベリアへ流刑されたリトアニア人たちを悼んだ人々が、一つ一つ持ち寄ったものです。大きさは小さなロザリオから高さ数メートルもある芸術的な十字架まで実に様々です。旧ソ連時代には、KGBと軍はブルドーザーによって十字架を何度もなぎ倒し焼き払いましたが、人々は夜陰にまぎれて新たな十字架を立てて、いつしか現在のような姿になりました。すでにその数は5万にもおよび、現在も日々増え続けています。





十字架には幾つもの種類があり、一般に知られている横木が縦木よりも短い十字架はラテン十字架と呼ばれます。横木と縦木の長さが同じで、スイス国旗や赤十字に使われているものは、ギリシャ十字。十字架に円が重ねられるものは、ケルト十字。三本の横木のがあり、最下部のものが斜めになっているものは、八端十字架(ロシア十字)と呼ばれます。

リトアニアで良く見られる十字架は、放射状の飾りが加えられ、独特の形をしています。リトアニアでは、キリスト教の象徴である十字架に現地の多神教信仰の要素が混じり、太陽やヘビをかたどった飾りが加えられています。



十字架の丘では、様々な種類の十字架が見られますが、ロシアへの抵抗が始まりになっているため、八端十字架(ロシア十字)はほとんど無いようです。



丘の上に階段が続いています。





丘の上まで大小の十字架で埋め尽くされています。



古びたものから新しいものまで、びっしりと十字架が置かれています。

この眺めからは、少し恐いものを感じてしまいます。



新しい聖母子像。おそらく数年したら、十字架やロザリオに覆われて、違った眺めになってしまうのでしょう。



丘の反対側にも通路が続いていました。



丘の麓を回り込んで戻ることにしました。



急に黒雲が湧いてきました。







青空と黒雲の下でみる十字架の丘は、印象が違うものになりました。



十字架の丘の見学を終えて、ラトヴィアのリガに向かいました。



途中で雨に会いましたが長くは続かず、虹がかかるのを眺めることができました。



19時半にラトヴィアのリガに到着。リガの見学は終わっているので、今回は寝るだけになります。
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