さすらい人の独り言

山登り、日々の独り言。
「新潟からの山旅」別館
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さすらいの風景 グリニッジ

2012年04月06日 | 海外旅行
グリニッジは、ロンドンの東の郊外、テムズ川の南岸にあります。グリニッジ天文台がある都市としてよく知られており、この天文台をグリニッジ子午線が通っています。

また「マリタイム・グリニッジ」(海事都市グリニッジ、河港都市グリニッジ)の名でユネスコの世界遺産に登録されている由緒ある港町になっており、海に関係した見どころが多くあります。

これは、クリッパーの「カティーサーク」。2006年からこの船の大規模な保存プロジェクトが始動し、2008年9月に終了する予定でしたが、2007年5月21日に火災事故が発生、現在この姿を見ることはできません。



カティサークは19世紀に建造されたイギリスの快速帆船です。当時、中国からイギリスまで紅茶を輸送する「ティー・クリッパー」として、いかに速く一番茶を届けるかを競っていました。しかしながら、カティーサークが建造されたのは、スエズ運河の完成直後であったため、ティー・クリッパーとして活躍した期間は短いものでした。



カティーサークは、ティーレースでは勝利できないままに終わりましたが、その後のオーストラリア−イギリス間の羊毛輸送に従事すると、シドニーからイギリスまで72日間で航海し、その途中で最新鋭の蒸気汽船ブリンタニア号を追い抜くするという大記録をうちたてています。



カティサーク (Cutty Sark) とは、スコットランド語で短い (Cutty) シュミーズ (Sark) を意味し、ロバート・バーンズ 作の詩「タモシャンター」に登場する魔女に由来しています。

農夫のタムが馬にのって家路を急いでいると、悪魔や魔法使いが集会をしているところに出くわします。タムは、カティサークを身にまとった若くて妖艶な魔女に魅了され、思わず手を出そうとしました。そのとたん、にわかに空が暗くなり、魔女たちがタムを捕まえようとしますが、タムは馬にまたがり、命からがら逃げ出しました。カティサークの魔女は馬の尾をつかまえたものの、尾が抜けてしまったため、タムは逃げのびることができました。

カティサーク号の船首像はカティサークを身にまとった魔女で、その手には馬の尾が握りしめられています。



以前は、船の甲板まで上がることができました。ロンドンオリンピックをめどに修復されて再公開されるという話もありますが、どうなのでしょうか。



また、この船は、1967年に当時65才のチチェスターが世界初の単独世界一周航海を達成した時に使った「ジプシーモス4世」号です。この船も、現在は、ここにはないようです。



グリニッジの子午線。これをまたげば、東半球と西半球を制覇できます。今はもう少し良いお立ち台ができているようです。



旧王立海軍大学

グリニッジを見学すると、世界に覇をとなえた、海洋国家イギリスの面目躍如といった感じがします。
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2 コメント

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サーカス? (本読みと山歩き)
2012-04-07 20:08:13
ロンドンもやはり古い処は変わりませんね〜。
ピカデリーサーカスはどんなサーカスがいるのかな〜っと思ったら繁華街でした。(笑)
 数年前に行ったときもSANYOの看板はあったかような気がしましたが、今のパナソニックに変わるかも知れませんね。それはそれで時代を感じます。
サーカス (さすらい人)
2012-04-07 22:23:43
サーカスの円形広場や円形劇場という意味からすると、サークルに由来するのでしょうね。
繁華街の変化は、時代の反映でもありますね。海外の都市では、再訪はなかなか難しいのですが。

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