イーダちゃんの「晴れときどき瞑想」♪

美味しい人生、というのが目標。毎日を豊かにする音楽、温泉、本なぞについて、徒然なるままに語っていきたいですねえ(^^;>

徒然その176☆ なぜか「刑事コロンボ」スペシャル ☆

2014-06-25 23:40:44 | ☆印度料理レシピ
        
               ◆コロンボ刑事の好物のメキシコ料理「チリ・コン・カーン」をつくってみた!(ただし調理は若干印度流)◆


 Hello、皆さん---今回は、息抜きのマイナーページ。
 ネタはね---NHKで放送された、かつての人気番組「刑事コロンボ」の特集。
 興味がおありの方は、しばしのお付きあいを願えたらなあって思います。
 宝島文庫からこのほど「刑事コロンボ--完全捜査記録--」てのが出版されまして、何気にそれ買ったら面白くて、影響されてひさびさに近所のTUTAYA寄ってコロンボDVDいくつか借りたら---なんか、メチャ新鮮でねえ----
 ハマリましたよ、僕あ…。
 「刑事コロンボ」のドラマが放映されたのは、たしか僕が小学校5年生のとき。
 あの伝説の初代「仮面ライダー」の放映は僕が小学校4年のとき、で、ドイツを席捲した「マジンガーZ」の放映はじめは4年生の中盤から---で、この「コロンボ」の放映は、僕が神奈川の渋沢に住んでいたころだから、うーむ、やっぱり5年のときだったと記憶しております。
 とにかくハイレベルに面白くって---クラスでよく一緒に空手の稽古をしていた松本クンっていうゴツイ子と、番組翌日はコロンボの感想についてあれこれと熱く論じあったりしていたもんです。
 (丹沢山と空手の朝稽古とコロンボと…。ウーム、懐かしいゾイ…!)
 当時は、映像の所有なんて夢のまた夢でしたから、時代の趨勢と、テクノロジーの進歩には、まったくアタマが下がります。
 自宅で「コロンボ」が見れるなんてね!
 贅沢の極みですよ、これは。
 僕はめったに映像メディアに熱中することはないんですが---ふだんは音楽ばっかり聴いているのよ---今回は、万座・草津の湯治のダメージと煩雑な日常とがうまいぐあいにリンクして、それの効果で珍しくもここ1月ほど流感性のヒッキーとなり、仕事が終えた夜にマメに「刑事コロンボ」をコツコツと観つづけていたんです。
 そしたらね---あれよあれよというまに、新シリーズ以外はほとんど観ちゃいました。

 「刑事コロンボ」---ひとこと、凄いわ。
 健康だったころのアメリカって、こんなにパワーがあって面白かったんだなあ、と感心しきり。
 考えぬかれたシナリオと伏線、犯人を演じる役者陣の演技のうまいことうまいこと、あと監督もみんな腕が鳴りまくってる---「構想の死角」の監督は、なんと「激突」を撮るまえの若きスピルバークじゃないですか。僕、これ知らなかったヨ。
 さらにさらに、女優陣が凄いっス---「偶像のレクイエム」では「エデンの東」や「イヴの総て」に出てたアン・バクスターでしょ?
 でもって「死者のメッセージ」では、「ローズマリーの赤ちゃん」で悪魔崇拝婆の怪演を見せた、あのルース・ゴードンの出演ときた…。
 褒めあげるべき長所はそれこそきら星のように溢れまくってる当シリーズなんですが、とどめとなるのは、やはり主演であるピーター・フォークの演じる「コロンボ」の魅力に尽きるでせう。
 僕は、この親父、好きですねえ!
 今度ボーナスが入ったらあのレインコート買いにいこうか、と思ってるくらい。
 だって、漢(オトコ)ですよ、この親父---辣腕で、百戦錬磨で、切れて、仕事人間で、たぶん加齢臭なんかも微妙にちょっと振りまいてる年齢だと思うのよ、彼って---近くによったら、たぶんコロンボ氏の体臭はいささか葉巻き臭いと思います---でもさ、そんなのは些事よ---なにしろ、このひと、ユーモアがあって、人間味にあふれてて、並じゃない面白げな人生経験をいっぱいもってて、喧嘩の極意である不意打ちにも熟練してて、駆け引き上手で、ちょっとあざとくって策略家、でも、それら以上に、彼、なにより優しいよ…。
 僕はあいにくホモじゃないんで、彼に抱かれたいとまでは思いませんが、あの深い瞳で画面の向こうからこっちを見つめられたら、胸がなんかこうキュンとなるんですよ、いつも。


       
 


 チリと葉巻きが大好きで、二言目には「ウチのカミさんが」といい、フランス製のオンボロ・プジョー403を乗りまわし、去り際にいつも「あ。忘れてました。もうひとつ質問が!」とやる、愛嬌いっぱいの、愛すべき中年刑事コロンボ…。
 彼の魅力をひとことでいうなら、やっぱり、それは「チャーミング」ってことになるんじゃないか、と思います。
 うん、コロンボ刑事って、チャーミング---。
 あの「ローマの休日」のオードリー・ヘップバーンとほとんどおんなじレベルでチャーミングだと、僕は本気で思ってるんですけど。
 同意してくれるひと、いるのかなあ?

 なにかに凝ったら、そっち関連の情報が知りたくなるのが人情ってもの。
 で、僕もその例にもれず、ネットでとまちまと何気に検索してたわけ。
 同好の士がどっかにいないかなあって---そしたら、たまたま面白いブログを見つけました。

                ブログ 刑事ぼろんご
              http://columbo.fact-web.com/pages/user/m/index


 こちらのブログ、推薦印です。
 こちらの管理人さん、刑事コロンボについてのモノスゴイ通でらして、シリーズ中のベストテンなんて企画してられるの。
 これはユニークだ! と思ったな。
 で、僕も彼の流儀にならって、自分流のベストテンをセレクトしてみ申した---。

1.「死者のメッセージ」
2.「忘れられたスター」
3. 「祝砲の挽歌」
4.「ビデオテープの証言」
5.「殺しの序曲」
6.「魔術師の幻想」
7.「ロンドンの傘」
8.「指輪の爪あと」
9.「二枚のドガの絵」
10. 「歌声の消えた海」 

 いかがなもんでせう?
 大人気の「別れのワイン」が入ってないのは、どーゆーわけだ? という意見も当然おありとは思います。
 思いますが、僕は、なぜだかアレ苦手なのよ。
 初放送で観たときも、あれ観てると、なぜだか心がよそにお出かけしたくなっちゃうの。
 結果、どうしても物語に集中できない---決して嫌いじゃないんですけど、そのような事情でランクからは外してあります。
 なぜだろう? なぜかしら? 主演の犯人役ドナルド・ブレサンスが苦手なのかなあ?
 まあ、ワインはいいか。置いといて先いきませう。

 1位の「死者のメッセージ」は、これ、僕的にはダントツです。
 まえにもちょっと書いたけど、こちらの犯人役の女流ミステリー作家のルース・ゴードン、あのホラーの名画「ローズマリーの赤ちゃん」の悪魔崇拝のお隣り婆さんを演じられた方でね、今回のミステリー作家さんの役を、実に可愛らしく、チャーミングに演じられてるんです。
 彼女とコロンボとの駆け引き、好意と疑惑とのビミョーな交錯、そのときどきの視線の絡み加減の妙なることといったら…。
 コトバ、でないっス---こういうのを観ちゃうと、向こうの方ってみんな演技ホントにうまいよなあ、と、なにか悔しくなりますね。
 あとね、このルース・ゴードン婆さんの殺人の動機が、これがちょっとなんともね…。
 事故扱いされて終っちゃった姪のための敵討ちだっていうんだから、これがなんとも可哀想でやるせないの。
 彼女がラストでぽろっと口にする、

----姪の事件の担当、あなただったらよかったのに…。

 というひとことは、僕等観客の肺腑を抉ります。
 うん、ホントにそうだ、でも、人生ってどうにもならないこと、いっぱいあるもんなあ…。
 なんと、この回、コロンボは東洋流の宿命観にまで、その世界をひろげちゃってるの。
 運命に折られたその老作家を見守るコロンボの顔が、これがまた絶品で。
 コロンボ役のピーター・フォークはイタリア系の白人なのに、この場面では、彼の顔、東洋の仏像の捻華微笑みたいにちょっと見えるのよ。
 こういうのってたまらんス…。
 あとね、この回に流れるBGMも、また秀逸なんだなあ。
 この回の登場人物には、みんな、パトリック・ウィルアムスがそれぞれのテーマをつけててね、ルース・ゴードンのテーマは、なんとも憂愁に満ちた、バロック風味の、キャッチーでリリカルなインストなんです。
 それが、彼女の栄華の裏手からこっそり忍び寄る、宿命の影みたいに聴こえてね、物語に厚味を添えること添えること…。
 どっから見ても満足できる、エレガントな名作でせう。
 イーダちゃんのイチオシは、そう、やっぱりこれですね…。

 2位の「忘れられたスター」---これも、いい。
 これ、かつてのミュージカルの大女優が、現役への最後のカムバックを賭けて、そのカムバックを拒む夫を殺しちゃうお話なんです。
 これ、配役も凄いよね。
 ヒッチコックの「サイコ」や「バイ・バイ・バーディー」なんかにもでてた、往年の大女優ジャネット・リーをもってくるなんて。
 実際このころには、かの大ジャネット・リーも、全盛期とくらべるとだいぶ凋落して、事実、「忘れられたレディ(原題)」状態になりつつあったわけで。
 日本だったら、こんな配役は絶対に実現しなかったろう、とも思います。
 なのに、それをやっちゃうんだもんね---持ちかけたスタッフも、それを受けたジャネットのほうも、相方とっても凄いです。
 懐が広いっていうのかな?
 風土からしてたくましいっていうのかな?
 ラストで彼女を慕うふたりの男---彼女のかつてのミュージカル世界でのパートナー・ネッド(彼女の守り手)と、正装したコロンボ(彼女を追う側)との真摯でリリカルな対話は、これはもうコロンボ世界の白眉といってもいいのでは、と個人的には思っちょります…。

 3位「祝砲の挽歌」---映画的には、僕はこれがいちばん好き。
 私立の兵隊学校という特殊な空間のセレクトがまずたまらん。
 外部から閉じられた特殊な密室空間---そして、その兵学校のなかで事件追及のため、生徒たちとおんなじベッドで寝泊まりするコロンボ…。
 対決路線での丁々発止の醍醐味もじゅうぶんに満たしてるし、最後の酒瓶目撃のアリバイ崩しも、とってもどんでん返しが効いててドラマチックにできてます。
 そして、この学校の校長件犯人を演じる、主演のパトリック・マクルーハンってのが、これがまた実にいい役者なんだな。
 作り的には、ほとんど完璧じゃないのかな、ひょっとしてまえの2作よりも。
 ただ、僕的には、この校長の「犯行をすべてひとりの問題生徒」に押しつけようとするくだりが、どーしても卑劣で好きになれなくて。
 それが、これほどの秀作が3位にランクされた理由です…。

 4位「ビデオテープの証言」---犯人役のオスカー・ウェルナーって役者が、もの凄い。
 あとから調べたら、彼、舞台の出らしい---なるほどね---このオスカー・ウェルナー、彼って、故ジョン・レノンと匹敵するくらいの、ほとんど別格級のいい声をしてはります。
 はじめて原語で観たら、のけぞっちゃったよ、僕。
 あんまりいい声なんだもん。この声さえあれば、世界だって制覇できますよ、彼、シンガーになればよかったのに…。
 ま、名作ですよ---ラストのビデオテープでのアリバイ崩しの、みっしりつまった重量感が、それはもうたまりませんです、はい---。

 5位「殺しの序曲」---超・名作ってのとはちがってる。だけども、好き。
 犯人の天才役・セオドア・バイケルって役者が、個人的に、とってもかわいいんっスよ。
 金貨のクイズの謎解きと犯行のトリックを同時に暴いちゃうなんて、さっすがコロンボ…。

 あと、8位の「指輪の爪あと」にもふれなければ…。
 これ、「殺人処方箋」なんかとならんで、恐らく「刑事コロンボ」ってドラマ全体を代表する骨子的作品である、と僕は評価しています。
 いわば、「刑事コロンボ」ってドラマ自体の名刺であり、あるいは全体の「顔」ともなりうる作品。
 むろん、傑作です---。
 いままで僕が誉めあげた1~5位の諸作品より、完成度って見地からいったら、ひょっとしたら上をいっちゃってるかも。
 物語前半で犯人の犯行をまず描き、ドラマ後半で犯人の破滅・逮捕を描く、クロフツ以来の「倒叙モノ推理小説」の形式での、ひとつの峰といっちゃってもいいのかもしれません。
 コンタクトのトラップも、クルマの排気口にポテトをつめちゃう作戦も、あのどんでん返しのラストに見事なまでに直結し、観客の胸に、いいようのないスカッとしたカタルシスを与えてくれます。
 なら、なんでそんな凄い作品が8位なのさ? と聴かれるのはツライ。
 僕、女犯罪者モノが、好きなんですよ。
 だもんで、選考が、女犯罪者の内面に寄りそうような作品のほうにどうしても偏っちゃった、というのはいえると思います。
 まあ、趣味ですね---偏向がなかったなんていうつもりは、さらさらないんであって---ま、そのへん、ご容赦!m(_ _)m


                      ×             ×             ×

 そのようなわけでひさしぶりに「コロンボ」を観て、以前よりなお好きになったので、それを記念して、彼の大好きなメキシコ料理チリ・コン・カーンをつくってみました。
 ただし、僕の十八番はあくまで南印度料理なので、このチリ作成にあたっても、いささか印度料理風のテクを使わしていただきました。
 以下はそのレシピね---- 
 

1.鍋に油をひき---これは、サラダ油でOK。ココナッツ・オイルだとキーマ・カリーになっちゃうからねっ!---ニンニク、それに粒のままのクミンを小匙1杯投入する。あと、粒のままのブラックペッパーも2粒ほど。
 油に、スパイスの香りをじゅうぶん行きわたらせる。(これ、印度料理の基本の技法です)
 次に、タマネギを投入---焦がさぬうように炒めて炒めて、火が通ったら牛ひき肉をくわえて、さらに炒める。
 (水で一晩柔らかくした、チャナ豆、ムング豆なんか、ここで入れても美味しいです)

2.ホールド・トマト(トマトでも無論よし)とオレガノ投入。
 オレガノはチリにおいて結構重要---できれば欠かしたくないところ。
 注意深く水やトマトを追加しながら、弱火でコトコト小1時間。

3.固さの目安はミートソースの加減ね---ミートソースっぽくなってきたら、塩、レッドペッパー(小匙1杯)、ペッパー少々で味を調える。

4.割ったクラッカーに粉チーズ、カソリメティの葉っぱをパラパラパラと上から散らして、僕の場合は、ここで仕上げに生のレモン汁をぎゅーっと絞ります。
 これ、印度の屋台流---これやるだけで味がぜんぜん締まるんっスよ、実は。
 で、あとは、食べるだけねっ!
 うまかったよ---友人に食わせたら、「んまいっ!」といってました。にしし。
 印度料理がいいのはもちろんだけど、メキシカンもいけるよな、と感じた、とある初夏の宵でしたとさ。
 おっと。最後にもうひとつだけ、締めの乾杯といきますか?(とグラスをもった手をおもむろにあげて)---チェリオ!……(コロンボ風ににんまり笑って)……コロンボ警部に……。(^o-)U☆ 


        
 
 
 



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