いいだeco-ENERGY館

再生可能エネルギー利活用と省エネを推進するライフスタイルや環境情報を提示し、環境未来都市と低炭素社会の実現をめざします。

リオ20

2012-06-22 07:14:37 | 日記
ブラジルのリオ・デ・ジャネイロで、『地球サミット』(国連・持続可能な開発会議)が始まりました。

『持続可能な開発』とは地球環境問題が論じられるようになった1980年代後半に生まれた概念で、「将来の世代の欲求を満たしつつ、現代の欲求も満たす開発」というものです。開発と環境を守ることを両立させようというこの考え方、理想的ですが、実現となると全ての人類の協力が必要になります。

今回の地球サミットには120カ国の首脳が参加し、主に『グリーン経済』のあり方について話し合われます。

グリーン経済とは、これまでのブラウン経済、つまり砂漠化に見られるような、環境に負荷をかけ、先進国と途上国の格差を広げる動きの対極にある仕組みです。
環境を意識した産業を発展させることで雇用を創出し、貧困を世界からなくそうという狙いもこめられています。

それゆえグリーン経済を成り立たせるためには、まず技術の向上が鍵になります。技術力を高めるにはお金が必要、しかし世界的な不況はまだ尾を引いており、腰を据えて取り組み難い・・・これでは途上国にとってグリーン経済促進が単に発展のハードル上げるものになりかねません。何より先進国の残した負の遺産のため、自国の経済発展が邪魔されるという意識を持つことになってしまいます。

今回のサミットではこのような状況から脱却するため、先進国からの技術供与や経済援助を、より公平に行うことが大きな課題になるとみられます。

未来に向けて、飯田市の、おひさま太陽光市民共同発電所プロジェクトみたいな取り組みが、注目されていくでしょう。

いけDo

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