松坂投手の初登板

松坂大輔投手の初登板
　いよいよ日米とも野球シーズンの到来である。日本でも米国でも、最も注目されているのはボストン・レッドソックスに入団した松坂投手である。NYで出されているフリー・ペーパーの「the Onionジ・アニアン」の３月２日号に掲載されている記事を紹介する。これは数あるフリー・ペーパーの中でも、政治、経済など何でもジョークにしてしまう記事を売り物にしている雑誌である。だから、とても日本語に翻訳しようもない英語であるが、そのエッセンスだけを書いてみる。

Daisuke Matszaka　

　大金でやってきた日本の投手はホームベース上で３０センチも曲がるジャイロボールを武器としている。宇宙からきた究極の龍のようなボールで、この男こそ想像を超える力と技を備えた投球術の神様ということが出来る。レッドソックススのファンは胸を躍らせて彼の投球を待ち望んでいる。

　しかしながら、２７歳の右投手はプレスと応対する時にはいつも謙虚である。「ボストンのファンは世界一です」という。富士山をも裂く魔球、上昇する太陽のごときボールを投げる男が「レッドソックスの一員になれて幸せで気分は乗りのりです」とあくまでも気取らない態度である。さて、後は結果を出すだけである。
　＊「the Onion」http://www.theonion.com/content/