アニマルカム通信

ヒト(まつやま)とイヌ(こんブ)の日常

低予算映画バンザイ♪

2017-02-28 15:32:46 | 日常
最近は仕事の忙しさもあって、以前ほどには映画を見てないですが、それでも週に3本以上は見るようにはしています。

ここ最近見た作品の中から、3本をピックアップ。

1本目は『キャノンフィルムズ爆走風雲録』。
80年代に映画をそこそこの数見てた人なら、少なくとも1〜2本はキャノンフィルムズ作品を見てるはず!
チャック・ノリス主演の『地獄のコマンド』『デルタフォース』、チェンバレン主演の『キングソロモンの秘宝』なんてテレビで何度も放送されてましたし、スタローン主演の『コブラ』『オーバー・ザ・トップ』、そして『スーパーマン4』なんてのもあります。
『スペース・バンパイア』『グローイング・アップ』『チャタレイ夫人の恋人』『ボレロ』『暴走機関車』などなど、数々のヒット作も生み出してた会社です。
イスラエル出身の映画監督メナハム・ゴーランとその従兄弟のヨーラム、ふたりぼっちでアメリカに進出してみすぼらしいアパート住まいからスタートして、絶頂期にはハリウッドの年間興行成績の2割を稼ぎ出す!
そんなサクセスストーリーに始まって、その後はどうなったのか?をご本人たちや関係者たちへのインタビューも交えつつ、楽しく描いたドキュメンタリー作品です。
この人たちの姿を見てると、成功や挫折がどれだけあっても消えない情熱さえあれば人生楽しくやっていけるもんだと、勇気をもらえた気がしました。
特にメナハム監督、これからも頑張って〜!

2本目は『パンプキンヘッド』。
特殊メイキャップアーティストとして有名なスタン・ウィンストン氏による初監督作品。
正直、ストーリー展開に関しては古さ(88年作品だからしょうがないか)を感じましたが、モンスターの造形に関してはさすが!って今見ても感心させられるディテール。
万人向けじゃないけれど、スタン・ウィンストン信者にとっては見る価値大な作品でした。

最後は『SFフランケンシュタインの逆襲』。
65年のモノクロ映画で、本作の大半は見るからにライブラリーから持ってきた映像だらけ。
宇宙ロケットの発進シーンや軍隊の演習風景などなど、それら自体は迫力満点だけど・・・どう考えても本作向けに撮影したものでないことは見え見え。(^^)
エド・ウッドの『プラン9』的な安っぽさバリバリな宇宙人の悪者たちVS事故の影響で凶暴なモンスターと化してしまったサイボーグ人間といったお話なんですが、緊迫感のない演出が眠気を誘う!
ただ、唯一本作に対して感心しちゃったのが、シーンとはまるで似つかわしくない音楽の使われ方。
「大変だ〜」ってシーンにあえてのんびりした歌謡曲を流すこのミスマッチなセンスは、ある意味ではイマ風。
65年にこれをやってのけたのはすごい!って感心しちゃいました。
だからって、人に「面白いよ♪」って勧められるような作品では、決してないですけどね。(笑)

「良い映画作品」の条件って様々ですが、そのうちのひとつである「オリジナリティー」こそが作品の価値だとすれば、世間的な大ヒット作が質的にも素晴らしいとは決して言えなかったりするんですよね。
そんな訳で、今後とも私としては「未知の刺激」を求めてA級〜Z級まで、世間的な人気や評価は無視した上でいろんな作品を楽しみたいと思ってます。

この記事についてブログを書く
« 破壊王こんブ | トップ | 予約商品がよ〜やく到着♪ »
最新の画像もっと見る

日常」カテゴリの最新記事