僕が上海に住んで働くようになって2年目の時、
中国在住の友人からシンガポールの店舗計画の仕事が舞い込んできた。
1:中国国内で電話がつながる
2:デザイン関連の仕事
3:英語で仕事ができる
4:日本語でコミュニケーションが取れる
以上のような条件が揃っていたので僕に話が来た。
1〜3の条件は世界を見渡せばゴマンといる。
ただし、4の条件が加わるとその範囲は極端に狭くなる。
海外に出ることで、チャンスの幅は変わってくる。
また、このシンガポールの案件をきっかけにして、
別のシンガポールの友人、クアラルンプール、
そしてインドネシアのジャカルタへと知り合いの幅が広がった。
見聞きする場所も増え、マーケット感も養われるようになって来た。
当然、商談や友人との話の中で東南アジアの話がよく出るようになり、
営業の機会をいただいたりして現在に至っている。
自分の専門領域に強ければ強いほど、
世界から注目されたり、場所にとらわれないニーズを獲得することができる。
でも同時に、他の専門領域と掛け合わせた時には、
その領域は他の人に真似できないものとなる。
それはどの場所に拠点を構えるかということも影響してくる。
滞在場所、それ自体も個人のポテンシャルを大きく高め得るのだ。
I.Takashi