白石勇一の囲碁日記

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女流立葵杯第2局

2017年06月18日 20時46分02秒 | 囲碁界ニュース等
皆様こんばんは。
本日は第4回・会津中央病院・女流立葵杯決勝第2局が行われました。
結果は謝依旻女流三冠藤沢里菜女流二冠を破り、スコアを1勝1敗の五分に戻しました。

頂上決戦だけあって、本局も気迫の籠った1局でしたね。
それではハイライトシーンをご紹介しましょう。

なお、本局は幽玄の間にて鈴木伸二七段の解説付きで中継されました。
詳しくはそちらをご覧ください。



1図(実戦)
謝女流三冠の黒△三々打ちは、初めて見ました。
AlphaGoの影響でしょうね。
あまり向いていない気もしますが・・・(笑)。

そして、右下黒1、3は謝女流三冠愛用の定石ですね。
大一番ではかなりの頻度で用いています。





2図(実戦)
黒1、3が鋭く、黒Aからの切断を狙っています。
白はダメをつなぐことになり、つらい進行でした。
序盤は謝女流三冠のペースになりましたね。





3図(実戦)
黒1は生きている石から地を増やす手なので、どうだったでしょうか?
私の本では点数が低くなりそうな手です(笑)。
白Aの切りを狙われているので、私なら黒Bに飛んでいるところです。
白2と先制攻撃して、藤沢女流二冠がペースを取り戻したようにも見えました。





4図(実戦)
白1、5も思い切った切断です。
白の気迫に押されてしまいそうな場面ですが、謝女流三冠も得意の読みでしっかりと凌ぎましたね。
この後は色々ありましたが、最後は謝女流三冠が黒4目半勝ちを収めました。

第3局は6月23日(金)に東京の日本棋院で行われます。
女流棋士の頂点を決める1局、楽しみですね。
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