白石勇一の囲碁日記

ほぼ毎日更新、囲碁棋士白石勇一六段のブログです。
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甲級リーグ

2017年06月17日 21時52分36秒 | 幽玄の間
皆様こんばんは。
乙級リーグに参加した日本チームは、2勝2敗4引き分けの11位でした。
もう少し勝てると思っていたので、結果は少し残念ですね。
それでも、選手達には良い経験になったでしょう。
来年もぜひ頑張って欲しいですね。

また、今回牛栄子初段が女子リーグの方に参加しており、4勝3敗と健闘しました。
入段した時にはまだまだと思っていましたが、どんどん強くなりますね。

そして、本日は一力遼七段が甲級リーグにデビューしました。
相手は世界戦優勝経験のある江維傑九段です。
棋譜は幽玄の間でご覧頂けるので、ここでは私の注目した場面をご紹介しましょう。



1図(ハイライト1-1)
黒△と打った場面で、白番です。
白△をどう動くべきかが問われていますが・・・。





2図(ハイライト1-2)
白1のカケから、一気呵成に白17まで!
緩みの無い打ち回しで鉄壁を築きました。
一力七段らしい線の太さですね。
このあたりは気分が良かったのではないでしょうか。





3図(ハイライト2-1)
後に白△と切り込んだ手は、所謂様子見です。
黒Aと取れば白Bの切り狙いが残りますし、黒Bとつなげば白Cが狙いになります。

ところが、相手もさるものです。
ここで強烈な反撃を繰り出しました。





4図(ハイライト2-2)
切りを無視して、黒1の曲げ!
白2で黒△が取られますが、黒3と伸び切って白全体を丸取りにしようというのです。
これには一力七段も意表を衝かれたのではないでしょうか。
結局この白を凌ぐことはできず、ほろ苦デビューとなりました。
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