ドラマ 「シンデレラデート」

今、最高にハマっているドラマのお話です。

まず、今年の初めから一話も欠かさず見続けているドラマは以前どこかに書いたと思うのですが、NHKの大河ドラマ「軍師官兵衛」です。初回からいきなり気に入ってしまい、主役の岡田くんにはそれほど興味がなかったものの、戦国時代の混乱期というバックボーンはもともと好きな設定だったので歴代の大河では最も気合いを入れて見続けています。中盤でかなりの盛り上がりをみせた「竹中直人の秀吉」やその前の「田中哲司の荒木村重」や「鶴見辰吾の小早川隆景」などなかなかの見ごたえで楽しんでいました。
年の瀬が近づいた今、この大河ドラマもいよいよ終結に向けて盛り上がるのでしょう。この番組のおかげで今年の日曜日の夜は毎晩楽しみでした。

さて今日のお題。
同じく今、最も楽しんでいるドラマが先月（１１月）３日にスタートした昼の帯ドラマ「シンデレラデート」なのです。
フジTV系列のこの時間帯のドラマは過去に見たことはありませんでした。俗に言う「ドロドロの愛憎劇」が主流のこの時間帯。
放映時間が時間なものだからご家庭の主婦などが多く見ていることでしょうが、録画が簡単にできる時代です。僕のような中年男性だって後でこそっと見られるわけで・・・今では官兵衛を越えて毎回が楽しみになっています。

もうとにかくヒロインの星野真理のキュートさと３０代の女性の素晴らしさを堪能しています。
結婚して何不自由ない生活をしてきた子供のいない主婦（高校の教師をしている）が偶然海外で出会った独身の新聞記者と心を通わせ合っていくラブストーリーです。ドロドロとした恋愛劇とはほど遠く、回を重ねるに従って二人の心が寄り添っていくという「不倫劇」の要素も含んだ、ストーリーの展開に目を離せないドラマになりました。

主役の星野真理の表情の多様さ、的確さ、さらにはストーリーの状況にピタっとはまっている見事な表情の演技にはほんと見とれてしまいます。
悲しい時、迷いの時、困った時、うれしい時、恥ずかしい時、怖い時、ロマンティックな時、自分をしっかりと保っている時、さみしい時、はにかんだ時、他人の視線が気になる時、怒りの時、弱い自分を見せる時、人間関係に悩む時、そして女の性（さが）に抵抗できない時・・・とまぁたくさん書きましたがこの女優さんはそれらの使い分けが完璧ですね。これはすごいことだと思います。そして回が進むにつれてストーリーの起伏が出始めた頃からの表情の微妙な変化は時系列としてはとても自然で納得のいく演技ですね。
僕は普段、芸能人や俳優を褒めないんですが、このドラマのこの女優さんには最大限の評価をしたいとさえ思います。

な～んて、昼ドラにのめっている自分もどうかとは思うのですが、とにかく素直に面白いです！と告白しちゃいます。


ところで序盤からこの物語の大事な小道具である「ガムランボール」がこのドラマの開始直後から人気になっているようですね。商品撮影に協力した販売店には問い合わせがかなり来ているようで、それはそれで面白い展開です。

インドネシア周辺諸国の伝統音楽の総称を「ガムラン」と言いますが、同じような美しい音色を真鍮のボールに封じ込めたのがガムランボールです。
振るとシャラシャラとした音がします。詳しくは下の販売店のページに載っていますがなかなか美しい品物ですね。
実は僕もNY時代に購入したものを持っていますが、どこにしまったのかわからなくなってしまい現在に至ってます。

（参考までに）ガムランボール

このドラマの序盤は美しいジャカルタ・ロケでした。珍しい食べ物の紹介や複数の宗教が混在する多彩な文化などをうまくラブストーリーに埋め込みながら、今は横浜あたりをメインにした物語が進行中です。

ドラマはあくまで作り事であり、作り話であり、ご都合主義で展開する現実の生活感に乏しいものではあるのでしょうが、一つ一つのシーンで共感できるものを探しながら傍観者として楽しむという見方があると思います。

現実に僕の周りで、このドラマのことを話したら「ガムラン」に興味を持った友人がいました。これもドラマによる一つの出会いでしょう。
僕はこのドラマで女優：星野真理（昔は金八先生の娘役でしたね）のファンになりました。
全３９回を予定しているらしいこのドラマ、すでに三分の二ほどは過ぎていますが、日々の生活の中にこんなドラマを見るという小さな楽しみを見つけたことは、ありがたいことでした。　毎日見ています！

シンデレラデート