鼻歌

「鼻（というより喉のちょっと上辺り？）や口から、漏れ出る歌。　気分がいいときに自然に歌ってしまうそんな歌」


鼻歌というコトバを調べるとこんな風に書かれていました。

人の鼻歌をそばで聴くのはなんとも気持ちがいいもので、僕はその人が＜あ～今、きっと幸せなんだろうなぁ＞なんて思っちゃうわけです。

で、ウチの一番下の子供の鼻歌が先日なにげなく聞こえてきて僕は思わず大爆笑してしまいました。
一体何を無意識に口ずさんでいたと思います？

ジョー・ボナマッサの「ジャンゴ」！　(YOUTUBEのこの画像で初めに流れる曲です）

分かってもらえる人は少ないとは思いますが、去年９月と先月７日に来日して僕もコンサートへ行った、アメリカの若き天才ギタリストの音楽なんです。

僕のバンドのライブが今度の日曜日に新宿であるのですが、今回そのセットリストは全てこのアーティストが演奏している曲で統一したんです。
なので我が家では頻繁に彼の音楽が流れ、ベースの練習などの音が家人にも聞こえるという状況下で下の子が＜覚えちゃったんです＞ね。

インスト曲の「ジャンゴ」
ギターが大空を飛翔していくような気持ちのいい曲です。
ボナマッサお得意のブルース風なサウンドではないので子供にも取っつき易かったのでしょう。

残念なことにこの曲はステージの時間制限のために今回のセットリストからは涙をのんで割愛したのですが、子供の心には残ってくれたようです。
この子は５年生ですが気分のいい時にこの鼻歌を歌っても周りのお友達は「何それ？」となって、彼は浮いてしまうでしょうね、きっと。


我が家は大学生・高校生・小学生と３人の子供がいるのですが上の二人はそれぞれ好きな音楽ジャンルをもっているようなので、もう親（僕）の好みの影響を感じ取ることはできませんが、下の子はまだ僕の影響下にあるようでさまざななジャンルの曲を耳だけは知っているようです。


今日のこんな話・・・何を思って書いたかというと「小さな幸せ」を感じたからです。
子供が機嫌が良くて親が思ってもいなかった曲を鼻歌で歌っている・・・人生はよくよく細かく観察しているとこんな小さな幸せがゴロゴロと転がっているものなんだなぁと思うのです。


人間の基本的幸せは「健康であること」。
精神が健全で、温かい家族友人に囲まれ、好きなことに没頭でき、生活に困らない程度の身の丈にあったお金があったら・・・あとは鼻歌が聞こえる環境があれば、あなたも僕も幸せ者なのですよ。



（写真：街中、ハナミズキでいっぱいです）