夢前孝行の~苦楽時雨つれづれ草紙~

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フリーライター・三文コラムニストの夢前孝行です。

ショートストーリー 悩める若い母親

2017年07月11日 18時42分23秒 | 日記
子育てをするとき、昔は誰に教わるわけではなく、
若い母親は見よう見まねで子供を育てて何も悩むことはなかった。
 少々泣こうが、むかつこうが放ったらかしだった。 
 それでも子供はすくすくと、元気よく育っていった。


 ところが最近の若い母親は、子育てもマニュアルとおりするらしい。
 泣けば抱っこし、一日一回風呂に入れ、明るく子供に接し、
怒ってはいけない、叱ってはいけないとマニュアル書に書いているそうな。
 それはそれでいいのだがそんなの実行できるはずがない。
 母親も若い人間だから怒りもすれば子供を叱る時だってある。


 そんなある日私の行っているスポーツジムには子育て相談室もあって、
若い母親にいろいろ相談に乗ってやっているらしい。
 ある日、
「今日は子供を風呂に入れてやれなかったといって悩み。
子供を叱ったといっては悩み。
泣いている子を抱っこしてやれなかったといって悩み。
ささいなことが、気になって子育てが出来ない」
 と訴えてきた若い母親がいたらしい。
 そこでまた、相談員もマニュアル書通りのことをいったものだから、
若い母親はあげくの果てに、私は悪い母親だと思うようになり、ストレスかたまって、
憔悴しきった若い母親は行き着くところかわいがらなくてはならない、
かわいいわが子供をいじめ始めて虐待が始めたのです。
 相談員いわく、
「私はマニュアル書のとおり相談に乗った。
悪いところはない」
 と言い張る。
 それもそうだ。
 

 マニュアルなんかなければいいのだが、
今の世の中なんでもマニュアル書がないと何も出来ない若者であふれかえっている。
 経験と勘、そんな物はこの世に入らないと、
年寄りをゴミのように扱う若者であふれかえっている今の日本。
 ぼくたちの時代はマニュアル書なんてなかった。
おれ流、私流で行くという若者で、世の中はあふれかえっていたもんだ。
それでも子供はすくすくと元気よく、わんぱく、おてんばに育っていった。
そして、世界で有数の経済国に日本を育てた。
国を育てるのも、子供を育てるのも同じと思わないか?
 もっとマニュアル書のない世界でおおらかに、
のびのびと生きてみたいと思わないのか?
 相談員もマニュアル書にそって、
相談のりマニュアル書とおりのことしかいわない、
そのような相談員って要らないと思わないのか。
今の世の中って、ひずんでいると思わないのか。
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