苦楽時雨つれづれ草紙~

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フリーライター・三文コラムニストの夢前孝行です。

ショートストーリー 流石と思ったら

2017年07月11日 18時44分20秒 | 日記
世の中で公共の電波を使って堂々と偽りの情報を流せるのは天気予報だけだろう 
明日は雨でしょう 
と言って晴れてみたり 
梅雨いりしたと宣言した途端 
何日も晴れの日が続いてみたり 
いくら科学が発達しても自然現象には人間の力は及ばない

ある草野球のチームは天気予報官チームと十月の日曜日に試合をする事になっていた 
四番でエースのA君は晴れ姿をかみさんや二人の子供に見せるため 
ご馳走を作って見に来るよう伝えていた

その日が来た 
空は晴れ渡りもってこいの野球日和だった 
両チームの応援団である家族達も
「さすがは天気予報官チームだ 雨の降らない日曜日を選んでくれた」 
と相手チームを褒め称えた 
天気予報官チームの主将が応援団の家族の前に来て
「私達は十月で一番雨の降らない日曜日を過去二十年間から統計を取ってこの日に決めたんですよ」 
鼻高々に自慢した 
今日は最高の日ですよ 
さすが天気予報官チームだ 
皆は褒め称えた 
ますます彼らチームは図に乗った

ところが試合が始まり二回が過ぎた頃空の雲行きが怪しくなり 
三回に入ると土砂降りの雨が降った 
家族からブーイングの嵐が飛び交った 
天気予報官チーム小さくなり 
土砂降りの雨の中で家族達に謝っていた 
そして野球道具を入れているバックから折りたたみ傘を取り出し渡していた  
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