カイロからマドリードまで夢がゆく

エジプトで働きつつスペインのMBAで学び、卒業後は日本で働く男の軌跡

自分の血肉となるMBAの経験

2017年01月04日 | 日記
1月1日の記事のつづき。

前回の記事が大変好評で、多くの方にお読みいただけたようですので、続きをば。

前回の記事では、MBAの経験には2つの側面、すなわち
(1)自分の血肉となった経験、スキル、自信としての活かし方。
(2)ある種の資格、能力の証明としての、外向けの活かし方。
の二つがあると書きました。

本日はその一つ目、MBAの経験の、自分の血肉としての活かし方について。

一般的なMBA卒業生は、極めて多様なバックグラウンドを持った同級生との、苦しくも楽しい日々を経験し、その思い出を抱えて資本主義の世界に帰っていきます。
その経験は、今後出会う人々の多様性に寛容さを以って接することができるという、素晴らしい財産になります。

具体的に言うと、例えば、私の同級生には、普段細かい作業を全然やらない(できない)のに、妙な場面で突然カリスマ性を発揮し、チームを引っ張ってしまうおっさんスペイン人や、逆に、チームをビシビシ叱咤して、日本人以上に仕事の質と正確性を追求しようとする若い女性のチェコ人等がいました。
それぞれ、チームへの貢献方法や貢献のペースは全く違いましたが、どんなタイプでも、適切な役割を見いだせれば活躍できるんだと感じました。
自分の欠点もグループワークであからさまになってしまうのですが、不思議と自己肯定感も生まれました。

日本の企業社会では、ある一定の「デキる」人間像を創造し、全員にそこを目指すように、陰に陽に誘導する力がある気がしますが、その力に違和感をもって、自分が自分らしくいられる生き方、仕事の仕方を探しに行けるようにしてくれます。
そして、そうした自分らしい生き方をしている、素敵な人物との出会いを探し出せるようにしてくれると思うのです。

また、私が通っていたIE Global MBAプログラム(IE Business SchoolのオンラインMBAプログラム)を通じて得られる固有の財産もあります。
このプログラムでは、課題のほとんどを、インターネットを通じたオンラインのグループワークでこなします。
世界中に散らばるチームメイトとの共同作業には、時差を勘案しながらスケジュールの折り合いをつけ、ときにお互いをフォローしあいながら取り組むことが必要です。
簡単なことではありませんが、何とか出来てしまうのが不思議なもので、この経験が、「今の時代、やる気さえあれば、距離なんて関係なく仕事を協業できる」という自信を与えてくれます。

こうした経験は、自分のキャリアの幅をもっと広げたい、という野心を与えてくれます。
さらには、それを共有できる、素晴らしい同窓生を与えてくれます。

この財産は、何物にも代えがたく、安くはない授業料ですが、少しでもMBAに関心を持った人は、チャレンジする価値が十分にあると思うのです。
ジャンル:
ウェブログ
コメント   この記事についてブログを書く
この記事をはてなブックマークに追加
« 一年の計は元旦にあり。2017 | トップ | ネタニヤフとトランプの会談... »
最近の画像もっと見る

コメントを投稿

日記」カテゴリの最新記事