あなたの本の世界を変えましょう!

板宿の書店主から見た、本・まち・環境を語ります!

ホセ・ムヒカ 日本人へ贈る言葉

2016-10-01 15:21:25 | 

 「世界でもっとも貧しい大統領」で有名な、ウルグアイ第40代大統領、ホセ・ムヒカ氏の言葉集の第2弾。この本にも現代社会への辛辣な批判、そして、本当に幸せな生き方について語られています。

 『人間が物を買うときは、稼いだお金で買っているのではなく、そのお金を稼ぐために費やした“時間”で買っている』

 『幸せを購入する“夢”を“幸せ”と勘違いしないようにしてください』

 現代の資本主義、幸福論に物申しています。幸福のものさしを貨幣の多寡か、自分の自由な時間を持つか?消費資本主義に価値観を求めるのであれば、自分の時間を切り売りし、モノの購入で幸福感を感じる人もいるでしょうが、ムヒカ氏は自由な時間を持って、人間的な交流をすることが本当の幸福と考えています。

 『幸せとは、隣の人のことをよく知り、地元の人々とよく話し合うこと。会話に時間をかけることだとも思う。』

 コミュニケーションをとることにより、お互いに共感を得れば、

 『“裕福”な人は、人からの愛に満ちています。』

という結論に落ち着きます。「モノよりヒト」へ視線を移せば、生き方も変わってくることでしょう。

 日本人に対しては、

 『日本人は魂を失った。』

 『日本の良い文化というのが、西洋化された消費文化によって埋葬されてしまって、今は見えなくなってしまった。経済を成長させていくことに躍起になり、かつての良さを見失っているようにも見える。』

と語っています。エコノミックアニマルと言われ、会社という共同体の成長を願って、行動してきた日本人も、今では交換可能な存在に成り下がり、人として本来持つべき価値観を喪失しています。何を大切にして生きていけばよいのか、じっくりと考え直す必要がありますね。

『ホセ・ムヒカ 日本人へ贈る言葉』(佐藤美由紀著、双葉社、本体価格1,000円)

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ミライの授業

2016-09-28 16:26:06 | 

 14歳の日本人、つまり21世紀人に書かれた、未来への視点を教えてくる授業の本です。実際に、灘中学校や福島県飯館村立飯館中学校などの生徒に語った内容です。現状を俯瞰しつつ、過去や現代において新時代を切り拓いた人物を再考しています。

 現在進行形の未来は、①世界規模で「安い賃金の人が選ばれる」、②AIが進歩し、「ロボットに仕事を奪われる」という2つの流れの中にあります。それでは、人として活かされる存在になるには未来を切り拓く発想の持ち主であり、それを実現する人になります。つまり、「未来をつくることができる」人。「愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ」という、ドイツ帝国初代首相、ビスマルクの言葉通り、 過去の変革者から5つの法則を挙げています。それは、

法則1  世界を変える旅は『違和感』からはじまる

法則2  冒険には『地図』が必要だ

法則3  一行の『ルール』が世界を変える

法則4  すべての冒険には『影の主役』がいる

法則5  ミライは『逆風』の向こうにある

としており、かなり詳細に解説しています。14歳にだけ独占させるにはもったいない教えです。特に、「課題をこなす人より、課題を見つける人になる」や、「まだ誰も手をつけていない『空白地帯』に仮説の旗を立てよう」など、大人にも参考になることが多く書かれています。本書では、「大人たちは、過去を引きずって生きている過去の住人」とされていますが、執着せず、素直にモノゴトを視る心を養っていきましょう!

『ミライの授業』(瀧本哲史著、講談社、本体価格1,500円)

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半市場経済

2016-09-21 15:41:17 | 

 グローバル経済や市場主義経済に大きく舵がきられてから、人間は幸せになったのか?という疑問をいつも抱いています。生活においては確かに便利になりました。商品ならなんでもすぐに手に入ります。しかし、手に入りにくくなったものもあります。人との間の関係性の希薄、また、自分が世の中の部品になり、交換可能な存在になって、透明人間になっていくような気もします。

 しかし、この経済体制が変わるはずはありません。まだ、グローバル化、経済原理主義が進み、個人事業者は減っていくでしょう。このような環境下でも、自分の生き様を明確にし、それを追求していかないと、幸福感を抱けないはずです。そこで、内山節氏が提唱しているのが「半市場経済」です。これは、

 「市場に依存し利益の最大化をめざすのではなく、また市場をすべて否定するのでもなく、生活者としての感性・感覚を事業活動にあてはめ、よりよき働き方やよりよき社会をつくろうとする目的を持って営む経済。『志』と『価値観』を共有することで、充足感と多幸感をもたらす新たな社会のかたちの創造でもある。」

と定義されています。自ずと「ローカル性」を持ち、人間間の「有縁性」が醸成され、「伝統回帰」に軸は移ります。さらに、倫理的になる可能性が高く、地球環境や技術の共有、共創に繋がっています。

 本書で強く印象を持ったのは第三章「存在感のある時間を求めて」です。我々現代人の時間を「未来による現在の支配」と評価しています。「現代社会では未来に目標を設定し、その目標を達成するために現代を効率的・合理的に生きている」ことは、老後のために安定した会社に就社し、そのために有名大学へ入学する線路に乗らされているわけです。しかし、過去があればこその今の自分であり、今の自分が生きた結果が未来につながるのであれば、「過去と未来を結ぶ『役割としての仕事』を意識している」限りにおいて、現代という時間を創造する人になれます。「いま、ここでいかに生きるか」を自問しなければなりません。

『半市場経済 成長だけではない「共創社会」の時代』(内山節著、角川新書、本体価格800円)

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母なるガンディー

2016-09-04 12:59:30 | 

 伝記はいくつになっても読めばいいと、国民教育の父・森信三先生が教えてくれました。ガンディーは歴史教科書で学ぶ人物で、非暴力主義でインド独立に寄与した人としか知りませんでしたが、まさに目からウロコの生き様を読みました。

 ガンディーの人生で常識では考えられない点は妻・カストルバーイとの関係です。同じカーストの13歳同士の男女が結婚し、愛欲の強いガンディーは4人の子供をもうけました。しかし、37歳の時に、プラフマチャリア(禁欲)の誓いを立て、以後は妻と性的な交わりを一切断ち、その後は同志として生きました。そして、ガンディーはインド独立という大義のために、父の役も捨てました。

 この禁欲が非暴力につながり、「暴力は暴力しか生まない。非暴力闘争に徹するしか道はない。」と強固にした非暴力への信念の根源が男性的なるものに由来しているということ。男性と女性の力の差が暴力と非暴力ならば、「女性性」に着目することこそ、平和を生むという思想は極めて興味深いですね。

 21世紀に立つと、ガンディーの思想は大きく注目される時が来たと著者・山折氏は訴えます。「ガンディーの非暴力思想をもって解決を目指すべき対象」である、貧困や格差は「構造的な暴力」としています。ガンディーの度重なる断食は欲を捨てることによって、その食を他へ譲ることになります。

 また、宗教間の戦いも、熱心なヒンズー教徒であったガンディーの「諸宗教を超越する『宗教性』を志向」する姿が答えになると述べています。「宗教性に基づく欲望のコントロール、そしてそのことで実現される非暴力によって、民衆一人ひとりが世界を平和の方向に向けていくこと、それがいま、何よりも求められている」

 現代に山積する世界の問題の解決の手立ての一つにガンディーは再評価されるでしょう。

『母なるガンディー』(山折哲雄著、潮出版社、本体価格1,400円)

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努力論

2016-08-28 12:07:28 | 

 人間学を学ぶ上で、必ず通る道の1冊が『努力論』。明治の文豪・幸田露伴による、人生を歩むための手引書ですが、原書で読むとなかなか難解です。夏川賀央氏による現代語訳で、現代日本人には理解しやすい希望の本となりました。

 「努力」と聞いて、あぁ無理と思う人もあるでしょう。しかし、オリンピックを見て、自分の目の前にある課題に対して、「やらねば」と少しは心動いたことでしょう。リオ五輪のメダリストは言うまでもなく、各競技出場者においても並々ならぬ練習の結晶が光り輝く現実を生み出しています。努力の賜物しかありえません。頭ではわかっても、身体では表現できない人へ向けて、この『努力論』は明確な導きを与えてくれます。

 まず、努力する自分を作りだせ!自己改造を訴えています。そのためには「幸福三説」を目指せ!とは理解しやすい。幸せを取り尽くさず、将来のためにとっておく「惜福」、幸せは必ず、人と分かち合えという「分福」、そして、未来の人々も幸福であるよう、幸せの種を播く「植福」の観点から、努力を怠るなと教えられれば、何とかできそうな気がします。努力の目的が自分の幸福のためだけ、利己に留まるのではなく、将来にまで影響を及ぼすという視点を持って事を為す。自分の身体の外向きに付いている目が現実だけでなく、見えない将来を想像し、力を注ぐと結果が変貌します。今回の五輪出場者も、自分たちのベストな身体表現が2020年の東京五輪に結びつくというコメントを語っていましたね。

 努力しようにも気が散ることばかりで集中できない現実があります。特に、スマホの存在は気を散らす機械の象徴です。気を散らさないためには、いまここに全気全念でこれにあたれと言い、好きなことに没頭せよと述べています。全身全気で取り組めば、嫌いなことも好きになるのは禅僧の修行の姿に通じます。

 そして、気に関しては、「意識して気を張れ!」、すなわち、「私たちと私たちの信念が一致することの自覚」からしか結果が出ないと論じています。これはスポーツなどで言う「ゾーン」に入ること、努力しているのではなく、無意識のうちに努力しているようになっている状態になることでしょう。

 本書は青年ばかりでなく、10年に1度は読み、自らの人生の歩みの是正の書として活用できれば良いと感じました。

 『努力論』(幸田露伴著、夏川賀央訳、致知出版社、本体価格2,000円)

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小倉昌男 祈りと経営

2016-08-23 15:58:48 | 

  小倉昌男氏といえば、宅急便の産みの親で、官に対してモノを申す大経営者。倒産の危機のあったヤマト運輸をよみがえらせるだけでなく、宅急便という大市場を生み出し、現代のインターネット通販のインフラとなりました。

 ヤマト運輸引退後、私財を投げ打って、ヤマト福祉財団を設立し、障がい者の就労支援に焦点を当てた活動を開始されました。しかし、これには〈はっきりとした動機〉がないという疑問に著者は取材を始めました。ヤマトの関係者に訊いても満足な発言もなく、彼が関わった、障がい者の就労施設の人たちからも明確な答えが得られず終い。最後は、人・小倉昌男、そして家族に確信を求めました。

  その謎への回答は本書に譲りますが、小倉昌男氏の行動に関して、

 「彼のエネルギーの源は怒りなんだろう」

 「宅急便も障がい者も、弱者への視点は共通している」

ことが述べられています。そして、その基盤は、書名にある通り、彼のカトリックへの「祈り」だろうと思います。いかに生きるべきか」がはっきりしているか否かが、その人物を評価することに間違いないでしょう。

『小倉昌男 祈りと経営』(森健著、小学館、本体価格1,600円)

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一歩を踏み出すための道徳

2016-08-22 14:49:04 | 

 人が育つには越えなければならないハードルがあります。そのハードルのことをわかりやすく理解させるための言葉や考え方が提示できれば、人は動くのではないでしょうか。著者の平光雄さんは小学校の教師生活32年の経験から、簡明な思考を教えてくれます。

 例えば、「やる気」を湧きあがらせ、持続させることは大切です。それには、

  「あなたの性分を生かした、この世での役割がある」という認識を持ち、口癖は「心癖」だから、良い口癖でやる気を相乗し、「チャンスは貯蓄できない」からいますぐに取り掛かる。

 それと他者からの同調圧力に屈せず、それを振り切る覚悟で突き進む。「オタク」「変人」は偉人の入口と考え、人と変わっている「変さ値」を高める

と、やる気も継続し、自己の成果も輝かしい方向に進むでしょう。また、継続力を培う「不屈心」では、

 「百転一起」「心に偉人を」

の心構えで、努力がすぐに実を結ばないでも、壁にぶち当たり、挫折感を感じても、「やり続ける」ことに価値があることを説いています。

 その他、自信と勇気、自分の成長のために必要な人物など、人間力の向上への道筋を小学生に述べた話をまとめています。新しくて良い考え方に入れ替えましょう!

『一歩を踏み出すための道徳』(平光雄著、廣済堂出版、本体価格1,300円)

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運命を切りひらくもの

2016-08-17 17:03:21 | 

 盲ろう者の東大教授である福島智氏がどん底の時に読んで救われたのが北方謙三作品。「地球人でいちばん会いたい人」との対談集である『運命を切りひらくもの』はご両人の命のスパークを感じました。

「十年同じ場所で頑張っていると、見えるものは見えてくるし、できることはできるようになる」 

「生きることは書くことで、書くことは生きること」

「本や物語は、(中略)人間が人間たろうとした時に必要になってくる。肉体には必要ないけれども、精神に必要な栄養だろう」

という北方謙三先生に対して、

「言葉がないと、つまり具体的なコミュニケーションが難しいと、人間というのは生きていけない。言葉は人間にとって酸素のようなもので、それなくしては魂が死んでしまう」

「愚直に、一途に自分の人生を生きていく」

「人生いろいろあるだろうけれども、とにかく生きてさえいれば、それだけで人生というテストで八十点、九十点を取っているようなもの」

と応対する福島智先生。 お互い、言葉を大切にして生きていることこそが「筋を通した」姿になっていると思います。現代では、あまりに軽々しくなった言葉。メールやSNSで交わされる言葉、そして絵文字に至っては酸素とは考えられない。人間だけが持つ言語だからこそ、その能力を活かし、伝え、思いに向かって行動することが無視できないし、それこそが生きる道でしょう。

余談ですが、BARでのご両人の会話から、福島先生の「地」が垣間見えるのが楽しく感じました。

『運命を切りひらくもの』(北方謙三・福島智著、致知出版社、本体価格1,200円)

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やってはいけない脳の習慣

2016-08-16 15:06:03 | 

 スマホやSNS,そしてスマホゲームと、手のひらにパソコンがのるようになり、人間の興味はますますデジタルの方へ移っています。本当はリアルが第一にならないとダメだと思いながらも、科学的な知見があればと考えていました。本書でそのことが証明されるでしょう。

 小中高生7万人の脳の解析データから驚くべきデータが発表されています。

 「勉強時間にかかわらず、スマートフォンの使用時間が長い子どもから、せっかくやった学習内容がきえてなくなっていった。」 ~ 「算数・数学の勉強時間が2時間以上でスマートフォン使用が4時間以上の場合正答率は55%、勉強時間が30分未満でスマートフォン使用をまったくしない場合は60%である。」

 「LINE等の使用が学力低下により強い影響力を持つ」 ~ 「どんなに勉強してもLINE等を長時間使用した場合には、LINE等を使用しない子どもより成績が下がってしまう」

 これに関しては、 「パソコンやスマートフォンの使用習慣の強さと、脳の前帯状回(注意の集中や切り替えや、衝撃的な行動を抑えるといった機能に関わる重要な領域)という部分の小ささが関係している」と判断されており、脳の形が変わると結論付けられています。

 「どんなに長時間勉強してもゲームをしてしまうと、勉強した効果が打ち消されてしまう」 ~ 「長時間ゲームを行う子どもは、言語に関する能力が低く、長期的にその能力が発達しにくいこと、脳形態からも、記憶や自己コントロール、やる気などを司る脳の領域の細胞の密度が低く、発達が阻害されている。」

 以上は子どもに関するデータですが、大人に関しても同じことが証明されるのではないかと想像します。現在の大人の大半もスマホ、SNS、ゲームに明け暮れ、習慣化しています。子どもたちと違って自制心は働くでしょうが、幼少の頃からTVゲームに慣れ親しんだ世代が成人化する中、社会や会社でも同じ現象が起きているのではないかと危惧します。

 本書の第6章「習慣は、生まれつきの能力に勝る!?」には、「読書習慣が強いほど、神経線維のネットワーク(神経回路網)が発達する」と書かれています。そういう意味でも、子どもの頃から読書を習慣化することの大切さは脳科学からも証明されています。活字GOですよ!

『2時間の学習効果が消える! やってはいけない脳の習慣 実証データによる衝撃レポート』(横田晋務著、川島隆太監修、青春出版社、本体価格880円)

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+1cm

2016-08-12 06:42:39 | 

 1cm(センチメートル)は僅かの長さに感じますが、競争の世界ではその僅差が順位を決する大差となります。逆に言えば、この僅差にフォーカスすれば、この本の副題である、

「たった1cmの差があなたの世界をがらりと変える」

に変わります。つまりは僅差を大切にする心を持つこと、僅差を大差にするOS(オペレーションシステム)をインストールすることを強調している本書は、胸を差す言葉と楽しい絵で構成されて、どこを読んでも、どこから読んでも飽きません。

 私が唸ったページが60ページの「ひとりぼっち」。孤独の居た堪れなさを切々と書いていますが、61ページの点線を谷折りすれば、62ページの「じゃない」に結びつき、60ページと62ページが融合して、「ひとりじゃない」に大変身。1ページを挟むだけで、「ひとりぼっちじゃない」気分にしてくれます。

 また、175ページの「明日の降福確率」。奇跡は幸福ではありません。今あることが幸福であると思う心こそが「僅差を大切にする」心ですね。

 最後にもう一つ。44ページの「Video Kills the Radio Star,Smartphone Kills Smart People」。スマートフォンの登場は世界を変えましたが、それで幸せになったのか?スマートフォン依存症は全世界に拡大しています。

「信じられないかもしれないけれど、わずか数年前わたしたちは〔    〕がなくたってとても幸せだったのです。」

 リアルの方が大切と言われなくても理解できるけれども、すぐそばにある存在に引かれて(魅かれて)しまう人間の弱さこそが僅差かもしれません。

『+1cm』(キムウンジュ/文 ヤンヒョンジョン/イラスト、文響社、本体価格1,430円)

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