猫研究員の社会観察記

自民党中央政治大学院研究員である"猫研究員。"こと高峰康修とともに、日本国の舵取りについて考えましょう!

広告

※このエリアは、60日間投稿が無い場合に表示されます。記事を投稿すると、表示されなくなります。

ロシアの核ミサイル、米市民団体が廃棄へ

2006-05-23 16:03:12 | テロ対策・有事法制・核不拡散
 国際政治の主体は、主権国家だけではなくてそれ以外の脱国家的組織が存在度を増していることは、既によく指摘されている通りである。国際テロ組織、NGOなどの市民団体、多国籍企業などがその典型的な例である。安全保障上の問題では、ならずもの国家からテロ組織への核技術の拡散が大きな脅威の一つである。脱国家的組織であるテロ組織による核拡散があるならば、逆に脱国家的組織であるNGOによる核廃棄もありうるというのは、興味深い話である。
 このほど、米国の非政府組織(NGO)「核兵器解体基金」がロシアの核ミサイル1基を10万ドル(約1100万円)で買い取り、廃棄することでロシア原子力庁と合意した。市民団体が核兵器を解体するのは史上初めての試みである。廃材となった金属でブレスレットやジーンズを製造・販売し、新たな核廃棄資金に充てるということだ。
 もっとも、こういう運動がもっと一般的なものになれば、それを隠れ蓑にして各技術を取得してそれを拡散させる「ならずもの組織」が出現しないか危惧されるところではある。そうならないためには、そのような活動をする組織の透明性を確保するために精査が必要となるのだろう。しかし、NGOによる核廃棄というのは興味深い取り組みであることには違いないと思う。



(参考記事)
[ロシアの核ミサイル、市民団体が廃棄へ=1基1100万円で買い取り調印]
 【モスクワ22日時事】市民の力で核兵器廃絶を目指す米国の非政府組織(NGO)、「核兵器解体基金」は、ロシアの核ミサイル1基を10万ドル(約1100万円)で買い取り、廃棄することでロシア原子力庁と合意し、22日、モスクワで覚書に調印した。市民団体が核兵器を解体するのは史上初めて。
 10万ドルはハリウッドのアクション男優、スティーブン・セガールさんが拠出した。今夏ロシアの大陸間弾道ミサイル(ICBM)、SS24を解体。廃材となった金属でブレスレットやジーンズを製造・販売し、新たな核廃棄資金に充てるという。 
(時事通信) - 5月23日7時1分更新


☆ぜひとも、Blog●Rankingをクリックして、ランキングに投票して応援してくださいm(__)m
ジャンル:
海外
コメント (2)   この記事についてブログを書く
この記事をはてなブックマークに追加
« 第16回『日本論語研究会』出席 | トップ | 中期防、米軍再編の財源確保... »
最近の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
NGO (PJ)
2006-05-24 14:19:24
実はNGOというのが、今ひとつ信用できません。

というのは、左がかった市民運動家とかに利用されやすいような印象があるからです。

でも何もかも疑えば何も出来ないと思うし、信頼することは大切ですよね。

それにしてもNGOが核ミサイルまでというのは魂消ました。
PJさんへ (猫研究員。=高峰康修)
2006-05-24 23:50:59
そのイメージはよく分かります。しかし、NGOというのは、それこそピンからキリまであるもので、一概に全部が左巻きと決め付けることはできないです。確かに、筋の悪い左翼運動も少なからず含まれていますが…。

NGOが国際社会で果たす役割が増大していることを考えれば、国家組織と協力して有意義な運動を展開してもらうほうが建設的なのだと思います。



>それにしてもNGOが核ミサイルまでというのは魂消ました。



私も同じことを感じたので、紹介してみた次第です。

コメントを投稿


コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

数字4桁を入力し、投稿ボタンを押してください。

あわせて読む

トラックバック

この記事のトラックバック  Ping-URL
  • 送信元の記事内容が半角英数のみのトラックバックは受け取らないよう設定されております。
  • ※ブログ管理者のみ、編集画面で設定の変更が可能です。