いつもアニマル出会い隊

出会ったかわいい動物達を紹介します

沖縄 紹介(ヤンバルクイナ・アガチャーの唄)

2011年09月22日 | 沖縄
写真家:戸塚学氏の『ヤンバルクイナ・アガチャーの唄』はヤンバルクイナの生活や
それを取り巻く問題点(最終ページは保護活動など)分かりやすく解説され、お子様でも
読みやすい絵本となっています。

この本を読むとやんばるで見たヤンバルクイナを思い出し、(いつまでも元気でいて
欲しい)と心から願わずにはいられません。

初版発行:2008年04月  発行所 株式会社そうえん社

沖縄本島 最終日(やんばるの森の現実)

2011年09月21日 | 沖縄
シギチ撮影後は昨日のヤンバルクイナポイントへ。
奥の方でヤンバルクイナが首を伸ばして木の実を啄んでいる様子が葉の隙間からチラチラと見えた。

ここに昨日は見かけなかった黒い小型犬が道端にいた。ご主人を待っているようで車が通る度
に車の後に付いていくようだが、ここに留まり度々近くに寄って来た。このワンちゃん、昨夜のうちに捨てられたのだろう。
以前からニュースとかで飼い犬や飼い猫を山に捨てる事が問題になっていたが、未だに平気で
捨てる人がいるようで本当にガッカリするし呆れてしまう。
その結果ヤンバルクイナ等が襲わる食害が絶えず、(と言っても元はと言えば人の手による
人災のようなもの)一時期は大々的に捕獲作業が実施され猫300匹が捕獲されたそうだ。

なぜ自分が飼っていた動物を簡単に捨てられるのか、私には理解ができない。飼うのなら
責任を持って最後まで世話をするのが飼い主の義務ここで暮らす動物達への脅威は勿論、保護活動を一生懸命されている方や、主人を信じてきた犬猫の事をよく考えて欲しいと思う。

≪少しびっこを引いていたヤンバルクイナ≫

※昨日もびっこを引いていた為、このワンちゃんが襲ったわけではない。

≪時々出てきて元気に採餌をしていた≫


≪雨上がりに羽を伸ばす姿も≫


≪走ってジャンプもしていた≫




≪頑張って生きているヤンバルクイナ≫

2011/9/4 撮影

そろそろ空港へ向かう時間。捨てられたワンちゃんが憐れでならないが連れては帰れない。
帰る時に近づいて来て増々心が痛んだ。

今回は待望のヤンバルクイナに何度か会えてとても嬉しかった。
けれどもその反面、轢かれたケナガネズミやリュウキュウアオヘビ、捨てられた犬や交通事故
の増加、森林伐採等が思い出され、想像していた以上にこの森の未来が厳しく思え、重苦しい
不安を感じた。

世界的にも希少な動植物が生きるやんばるの森、この素晴らしい自然と種が消えてしまう事
がないよう、みんなが理解し未来永劫守っていくことが、やんばるの発展に繋がるのでは
ないかと私は思う。

★犬や猫は人を裏切らないし思っている以上に繊細でやさしい気持ちを持つ動物です。
 飼っている方はどうか捨てないで可愛がって欲しいです。

沖縄本島 最終日(田園&畑の鳥)

2011年09月20日 | 沖縄
昨日ミフウズラを撮り逃した田園&畑へ早朝から直行。
まだ薄暗いせいかシギチはいない。
畑前で張り込んでみたが、1時間ほど待っても出て来ない。周辺にはシロハラクイナ
の幼鳥やシロガシラがいたので暫し観察。

≪良く囀っていたシロガシラ≫

八重山諸島で見られるのは『亜種ヤエヤマシロガシラ』。後頭部の白色が大きめで胸の色が
薄く見えるのがタイワンシロガシラ。本島に居るのは殆どタイワン~の方らしいけど、個体差
もあるようで比べてみないとよく分からない。

出待ちが長すぎてウトウトしかけたところ、ふと草むらの先の方に目を向けたらスズメ
位の大きさの小鳥がさとうきび畑の端から草むらへ一気に駆けて行った。
(ミフウズラ!)ほんの2秒足らずのでき事周りに天敵がいないのにすごい勢い
で走って行ったのには唖然。相当警戒心が強いとみた。
昨日見た雌とサイズが違うようだったので雄かな?またしても撮り逃がし・・・
暫く待っても出て来ないので田園へ集まってきたシギチを見に行った。
≪目がくりっとして可愛いタカブシギ}≫


あれはもしかして以前から見たかったエリマキシギでは
≪エリマキシギ≫


≪体の割には顔が小さく嘴も短い≫


≪ここで会えて嬉しい


タカブシギは一昨日も見たがエリマキシギはいなかったので、共に今回の遠征で初見
初撮りとなって嬉しい。
秋の渡りで一昨日よりも続々とシギチが増えているようだった。
他にはムナグロ、アオアシシギ、イソシギ、アオサギ、バン、ジシギ、リュウキュウ
ヨシゴイが飛ぶ姿があった。見たかったヒクイナは見当たらず。

≪顔を突っ込んで採餌中のヒバリシギ≫


≪羽繕いするヒバリシギ≫


そろそろ昨日のヤンバルクイナのポイントへ移動しようとしたが、なんだか後ろ髪を
引かれたのでもう一度だけ畑を見てから移動することに。
さとうきび畑の畝を1つ1つ丹念に見ると、40m程先にポツンと黒い小鳥のような姿を発見。
(ミフウズラ!)と思いカメラを構えたが遠すぎる!
畝の山を転びそうになりながら真っ黒いヒヨコのように羽をパタつかせていた。
さとうきび畑の葉が密集した所へ入ってしまい、その後出てくることはなかった。

暗すぎてボツ画像だけれど記録画像として一応UPしておきます。
≪手のひらに乗れる程小さい鳥≫

完全に前ピンになっちゃってますが・・・
ミフウズラではなかった。眼と足が赤く全体的に黒と茶褐色、ぼんやりとしたオリーブ色っぽさ
もあった。もしかしてリュウキュウヒクイナ?

≪茂ったさとうきび畑へ入って行った≫

これも数秒足らずの出来事だった。もっとちゃんと見たかった~。

沖縄本島 三日目(オオコウモリ)

2011年09月19日 | 沖縄
午後はT氏から教えて頂いたヤンバルクイナポイントへ向かった。
午後だと出が悪いようだが意外に近くで撮れた。最後に昼間のオオコウモリを撮り
たかったが、何度か上空を飛んでは奥の方へ降りて行ってしまい、なかなか撮れずにいた。
もうすぐ18時になろうとしていたので、あと1回来たら帰ることにして待っていたら、
直ぐにやっ来た。
≪今度は近くの木にぶらさがったオリイオオコウモリ≫




≪何度も身体の向きを変え、毛繕いをしていた≫


≪羽を広げてパタパタ≫



最後の最後で大サービス!近くで見れて嬉しい

沖縄本島 三日目(早朝のヤンバルクイナ)

2011年09月18日 | 沖縄
今朝は早朝のヤンバルクイナ探しへ出発。
途中の道路沿いにヤンバルクイナがちょろちょろ歩いている姿を目撃。
車を止めて待っている間もノグチゲラが飛んできたり、リュウキュウサンショウクイ
が現われたりした。
また、餌を銜えて運ぶリュウキュウアカショウビンの姿もあった。まだ子育て中?
≪リュウキュウサンショウクイ≫


とても遠いところにやっとヤンバルクイナが1羽が出て来た。
その後も1羽、2羽と出てきたが、遠すぎる~。
暫くすると、もう少し手前寄りから1羽が出て来た。
≪少し近くに出て来たヤンバルクイナ≫

そのまま道路を横断すると思ったら引き返した。

暫くして別の2羽が出て来た。
≪ケンカをしているのか追いかけっこ≫


更に先の方でも別個体の2羽が出て来た。
≪前の1羽が後ろの1羽から責められてうなだれてるように見える≫


採餌の後に戻って来た1羽。
≪何かに驚いた様子≫


周辺には野良猫らしき猫が2匹いたので、襲われないか今後が心配だが、住居の周辺
500m以内に居る場合は捕獲ができない事になっている。

ヤンバルクイナは次から次へ道路へ出て来て、3羽同時に出ている時もあった。
2羽でいる時は大体ケンカをしていたので、見ていてとても面白かった。

帰り道にシロハラクイナの幼鳥が出て来た。
≪道路に出て羽繕いをしていた≫