遺伝屋ブログ

酒とカメラとアウトドアの好きな大学研究者です。遺伝学で飯食ってます(最近ちょっと生化学教えてます)。

僕の英語力がもうあかん

2017-04-06 23:35:02 | BIONEWS
暖かい曇り。昼に通り雨。
がん細胞、体内時計乱し肝臓に負担 京都ATR研究
いやあ、記事タイトルに『京都ATR研究』ってあるから、てっきり「京都でATR(Ataxia Telangiectasia and Rad3 Related Protein)を専門に研究している奇特な研究所があるのか・・・」と思ったとです。だって、がんの研究だし・・・・(昔、ATRの研究で共著の論文出したんすよ)
関西文化学術研究都市の国際電気通信基礎技術研究所の佐藤匠徳特別研究所の研究グループだそうです・・・どこを略したらA・T・Rになるんだろう?
ちょっとネットで検索してみました。Advanced Telecommunications Research Institute Internationalの略だってことが、Wikipediaで分かりました。その研究所自身のサイトでは説明がなかたです。それにしても、「国際」を表す"International"が一番後ろにまわってるなんて意表をつきすぎだろう。それに「基礎」と"Advanced"にまるっきりつながりを感じないんですが、僕の英語力がもうあかんということだろうか・・・。

さて、気を取り直して・・・
研究グループはマウスに悪性の乳がん細胞を移植し、体内各所の細胞の遺伝子約2万個について働きの変化を網羅的に調べました。がん転移が広がる前の3日から1週間後には、体内で24時間の規則的な周期を作る主要な「時計遺伝子」Nr1d1の肝臓での発現が抑えられており、このため他の遺伝子の働くリズムも乱れ、リズムが失われたり、働きが昼夜逆転したりした遺伝子もあったとのことです。この1月に僕が共著者に入ってる論文がOncotargetに掲載されたんで、ちょっとこの記事に興味を持ったんですが、雑誌のサイトでもPubMedでも見つけられんかったです。掲載はこれからなのかな?
具体的にNr1d1の発現抑制がどう起こるのか知りたいところですし、Nr1d1の発現を回復させれば肝臓での酸化ストレス増大や肥大が抑えられるのか知りたいところです。今後に期待です・・・原著論文みたら出てるのかもしれませんが。

ところで、米国でも野球シーズンに入ったんでスが、日本人投手達あきませんなぁ・・・
Yankees Stumble Out of the Gate Again and Fall to the Rays (THE NEW YORK TIMES)
ダルビッシュ4失点で勝敗付かず (REUTERS)
米大リーグ ドジャース・前田、初戦は黒星 5回3失点(毎日新聞)
岩隈2失点も援護なく黒星「しっかり試合作れた」(日刊スポーツ)
上原浩治は1回を三者凡退 「まだしっくりきていない」(産經新聞)
一番あかんかったのはマー君。ノックアウトでした。ダルビッシュ投手は、7回に降板した時には「勝ち投手」の権利を持っていたんですが、後続の投手が打たれて負け投手になってしまいました。前田投手もぴりっとこないピッチング。岩隈投手は援護がなかったのと、失点も風向きが悪かったともいえる不運。上原投手だけが無失点で中継ぎの役割を果たしましたが、本塁打性の当りを味方の美技で救ってもらったのがなければあかんかった。
大谷君の渡米が待ち遠しいっす♪

本日のお酒:SAPPORO CRAFT LABEL WEIZEN HELLO! ヴァイツェン + 宮崎そば焼酎 雲海
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする