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推定10万人 (米国CDC試算)

2009-05-17 | 毎日いんふぇくしょん(編集部)
15日金曜日の段階で米国内のインフルA/H1N1の確定例報告は約4700ですが、この数字から推計すると米国内の感染者は10万人くらいだろうとCDCの担当者がコメントしています。

関連の死亡報告は5例ですが、全部が把握されているわけではないので、あくまで「報告された数」です。


日本でもインフルエンザ定点医療機関(皆様ごくろうさまです)約5000からの報告をもとに、「だいたいこれくらいは感染している流行状況でしょう」という予測をします。
http://idsc.nih.go.jp/disease/influenza/inf-keiho/guide03.html

HIV感染症でも「実際は報告される数字の10倍だね!」という(根拠や計算方法を知りませんが)などといわれたりします。
全員が検査を受けるわけでもなく、診断されても報告されない場合もあります。

以下、アトランタジャーナル(5月16日)から
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CDCの担当官によると、多くの米国内症例の症状はマイルドで、「確定例と可能性例からの評価は現時点での感染拡大についての最適な指標ではないだろう」とのことです。
「地域でアウトブレイクはおきていないが、米構内に拡大している。持続する公衆衛生の課題となっている」
「米国内では季節性とA/H1N1の両方が報告されている」
「現在22州においてインフルエンザ活性が報告されており、想定外の状況」

メキシコへの渡航警告はダウングレードされたが、ニューヨーク市では木曜日に通常よりも多いインフルエンザ様感染症の報告があり、3つの学校が休校となった。
副校長のひとりが呼吸器管理となっている(もともと基礎疾患あり)。

この副校長と4名の生徒が新型インフルと診断されている。

木曜日には50名以上の生徒が体調をインフルエンザ様症状で崩し帰宅。
別の学校でも200名以上が欠席。小学校でも一定数が欠席をしていると報じられている。

生徒の症状は通常のインフルエンザと同じ程度である。

これら休校となった学校の地域(Queens)では新型インフルのアウトブレイクは3週間前からおこっている。

木曜日の時点での米国内の各停症例は4714人、47州から報告されている。
WHOによると世界では36カ国で8451人が報告されている。
http://www.ajc.com/health/content/shared-auto/healthnews/cdc-/627172.html
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