感染症診療の原則

研修医&指導医、感染症loveコメディカルのための感染症情報交差点
(リンクはご自由にどうぞ)

麻疹2007 ; 研修医・医学生のワクチン接種

2007-04-07 | Aoki Office
麻疹の話のつづきです。国立感染症研究所のレポートによると、
http://idsc.nih.go.jp/iasr/25/289/dj2891.html

医学生・研修医のVaccine Preventable Diseases(日本小児科学会雑誌107;1437−1448 2003年)の調査では、

医学生が麻疹・水痘・ムンプスに罹患した経験のある大学は79校中それぞれ11、9、9校、研修医が麻疹・水痘・ムンプスに罹患患した経験のある大学は13、14、12校。

研修医が結核やB型肝炎に罹患した経験がある大学はそれぞれ6、2校あり、卒前・卒後教育と、職業感染に対する具体的な予防対策が重要とのことです。

医学教育における感染症に対する問題意識の低下の話にはこんなこともはいっているんですね。  みなさんの学校・職場はいかがですか???

第21回日本環境感染学会
新入職者における小児ウイルス感染症抗体保有状況
http://www.societyinfo.jp/environ/abview.asp?aid=P2C11

全職員を対象とした麻疹、風疹、水痘、ムンプス抗体価の測定
http://www.societyinfo.jp/environ/abview.asp?aid=P2C09

佐賀大学 医学生・看護学生への予防接種
http://www.hoken.med.saga-u.ac.jp/sub2.html

(写真は米国研修医時代のもの)
ジャンル:
ウェブログ
キーワード
ウイルス感染症 日本環境感染学会 日本小児科学会
この記事についてブログを書く
この記事をはてなブックマークに追加 mixiチェック
« 麻疹2007 ;都道府県別ワクチン... | トップ | 1日目からトホホ。しかし・・・ »
最近の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
B型ワクチン接種率は改善 (千葉県 N)
2007-04-07 09:32:05
ブログ編集部様
当院に入職した時点での研修医のB型肝炎ワクチン接種状況です。2年前は3回接種3割、2回6割、0回1割でしたが、今年は3回9割、2回1割、0回はなし、とかなり改善されてきています。大学の意識が少しは変ってきているのでしょう。麻疹、ムンプス、水痘、風疹は1割の「不明」を除きワクチン接種か罹患歴がありました。こちらは全員の抗体測定が必要と考えていますが現時点では麻疹のみ抗体測定を行い結果に応じワクチン接種をしています。聞いてみると、標準予防策や感染経路別予防策などは或る程度教育されてきているようですが、実習は殆どしていないようですので、
オリエンテーションの段階で行うようにしています。
情報ありがとうございます (ブログ編集部)
2007-04-08 09:58:00
私も少し周辺に聞いてみましたが、対応は学校・病院でほんとにばらばらですね。院内感染・職業上感染のいち話題として関係者にもしていきたいとおもっています。

あわせて読む