感染症診療の原則

研修医&指導医、感染症loveコメディカルのための感染症情報交差点
(リンクはご自由にどうぞ)

HPVは自然に消える、とその周辺

2015-04-27 | 毎日いんふぇくしょん(編集部)
まずこの記事を紹介。

Huffington Post 4月8日 東大卒業式の式辞が深いと話題に「善意のコピペや無自覚なリツイートは......」(全文)

"3月25日に行われた東京大学教養学部の卒業式で、学部長の石井洋二郎さんが卒業生に送った式辞が、ネット上で話題になっている。「肥った豚よりも痩せたソクラテスになれ」という名言にまつわる間違いについての話をきっかけに、インターネット時代における情報の扱いについて述べている。全文を掲載する。"

情報の入手がしやすくなりましたが、鮮度も発信者の意図や質も異なる多数ある情報。
自分や自分の周囲の人にとって意味のある情報として考え、選択する際に、その精度について考えた方がいいよな〜とあたらめて思う(人に紹介しやすい)お話でした。

HPVワクチンについて、また、HPVワクチンについて説明するパンフレット、語る人たちの言説について分類を作業をしていて気づくことがいくつかあります。


「HPVは性交開始後多くの人が曝露する」 

→(調べる)これを示す疫学データは複数あり。このざっくりした言い方の時はHPVの型別情報をいわない(書いていない)
ことが多い。

別意見のバリエーションとして、HPVは無害とか、"たくさんの人とセックスするような人"がなるんだ、というものがありますが、相手が1人でも感染はするし、相手(やその元パートナー)に複数のパートナー歴があれば自分の相手が1人でもリスクが小さいとはいえません。


「HPVは150(100)種類以上あり、そのうち「がん」発生に関連する(oncogenicity)高リスクHPVが問題」

→これを説明するエビデンスはあり、子宮だけでなく、頭頚部、性器、肛門などのがんに関連していることも把握されている。部位によってHPVの影響度が異なる。因果関係レベルは別として、他の関連因子として喫煙、飲酒などが説明される。

HPVは基本的に接触によって感染しますが、このうち性行為/接触で感染するものとそれ以外、感染したあとに健康や生命に関与するような影響をもつ可能性があるものとそれ以外にわけられます。

そんなものはない!という意見もあります(根拠は示されていないですが)

【参考】
NATROM先生 「HPVは子宮頸癌の原因ではない」というトンデモ説
うさうさメモ ワクチン「HPVワクチン(子宮頸がんワクチン)の嘘」の検証(3)HPV検査は子宮頸がんを調べていない?


HPVはがんの原因ではない、無関係ない、とすると「検査や予防じたいも不要」という結論にいたります。女性の健康支援をじゃまする話になっていきます。
悪意か無知か。前後を読み解いてください。


「HPVは9割が自然に消える」 これは製薬会社のパンフレットにも厚労省の資料にも書かれています。
 →消えるのはどのHPVなのか、消えない/消えにくいHPVがどう問題なのかまで説明している資料/人は少ない。

「自然に消える」は何を説明しているのか?と質問すると、医師でも「え、そうどこかに書いてありますよね?」という2次3次情報ベースであることが多いです。


例えば、若年層(発達途上)での性交開始では、未成熟故の排除のしにくさ、また、若年性交開始→結果的に生涯パートナー数が増えるために曝露/感染/感染持続となるハイリスク群になります。

年齢別疫学データでは、HPV全体でもハイリスクHPVでも10代20代の若い世代で感染率が高いので、子宮頸がんのスクリーニング検査でのHPV検査の併用は30代以上からになっています。
(検査会社は健診開始年齢を下げたがっていますが)

つまり、20代でHPV検査を導入すると、「陽性」と言われる人が多くなり(ショック)、その後のタインピングで型の判定をし(お金もかかる、結果を聞くまで不安)、そして、一定の人が「あなたはハイリスク」といわれるようになります。

一般の人は当初はそこまで情報を持っていないので、医療者に聞きます。「ハイリスクってなんですか?」

最終的に癌になることもあるわけですが自然に消えるケースまであるんですけれども、、と説明しますが、そのように説明した場合は悪い方へ考える人が多いのが常です。

結果を伝える際には表現に注意をしないと、ご夫婦やパートナーとの関係に問題が生じることがあります。
ウイルスがいることは事実で、高リスクなのも事実ですが、その時点でのパートナーからうつったかどうか、いつ誰からということまではわからないからです。

うつされたんじゃないか、うつしてしまったんじゃないか、一緒にお風呂に入ったりトイレを使って子どもにうつったりしないのか。
情報がない時点ではいろいろなリスクを考えて悩む人もいます。

(あらゆることを説明して返せる医療機関がどれだけあるでしょうか。検査をやみくもに拡大すると、この不安の中に突き落とされる人たちが出てしまうことを考えないといけません)

その人たちの不安のケア、帰宅後に誰に伝えるべきなのか伝えなくていいのかということへの助言、この後どのようなスケジュールで再検査をして行けばいいのか、それまでの間の性交やキスはしても大丈夫なのか(そんなことじたいもう考えられないけれども)・・という相談が続きます。

消えにくい、持続しやすいHPV16の場合、検査のたびに「まだ感染していますね」と言われ続けなければならない、その苦痛や不安をきくにつけ、そして、「私はもうワクチンをしても遅いんですよね」というため息を見るにつけ、今なら予防できるものを予防できなかった・・という残念さを共に抱えている人の重みを感じます。



そして、「9割が消える」はずのHPVが消えなかったのはなぜか?本人の因子か、パートナーがキャリアで何度も何度も複数回曝露しているからなのか、炎症等別の要素があるからなのか、病気や治療で免疫がさがっているからなのか、HPV-16だからなのか。


The Oncogenic Potential of Human Papillomaviruses: A Review on the Role of Host Genetics and Environmental Cofactors
The British Journal of Dermatology. 2007;157(2):228-241

HPVとがんの関係については、何歳で、どのような行動で感染リスクがあるのか、その後持続する感染による疾病リスクはどの程度なのか、一定の規模のサンプルと期間で観察されています。


この「消える」については、まず根拠として引用されている論文をよむことになります。
どんなすごいエビデンスがあるんですか?です。

まず、日本語では、厚生労働省のこちらの資料3ページのグラフに下記の2つの資料が紹介されています。

【文献1Molano】 
コロンビアの1995人の女性コホート(13–85歳)のうち、ベースラインとして検査で正常であった227人を観察。平均観察期間は5.3年。
HPVの型を判別できたのは316検体。HPV16型は他の低リスクHPVに比べて有意に消失率が低かった(rate ratio (RR) = 0.47, 95% confidence interval (CI): 0.32, 0.72)。消失率が中間レベルだったのは31, 33, 35, 52, 58型(RR = 0.62, 95% CI: 0.47, 0.94)。

Am. J. Epidemiol. (2003) 158 (5): 486-494.
Determinants of Clearance of Human Papillomavirus Infections in Colombian Women with Normal Cytology: A Population-based, 5-Year Follow-up Study


【文献2 Franco】 
ブラジルの1425人(コホート 2528 のうち7割が参加)の女性を対象とした調査。4873 検体を採取。
4回目までの検体を採取できたのは1067 人(対象の75%)。年齢の中間値は33歳。35%が喫煙者、99%に妊娠経験あり。生涯パートナーが2人以上いるのは36%。
考察での指摘:対象の年齢が高いこと、複数パートナーがいる人が少ないことがあるものの、18カ月の観察期間でHPVが検出された女性は38%であり、HPV16型がもっとも多く、高リスクHPVは消失までの時間が低リスクHPVより長かった。

J Infect Dis. (1999) 180 (5): 1415-1423.
Epidemiology of Acquisition and Clearance of Cervical Human Papillomavirus Infection in Women from a High-Risk Area for Cervical Cancer


別の文献では下記2つが引用されています。

Am Fam Physician. 2010 Nov 15;82(10):1209-1214.
Human Papillomavirus: Clinical Manifestations and Prevention

【文献3 Gloria】
608人の女子大学生を対象にした観察研究。HPV感染から12カ月後に感染が消えていたのは70%。長く感染が続いていたのは、AE7, 61, 18, 16, 73の5つ。リスク因子は、年齢が上、複数の型に感染、ハイリスク型に感染であった。

N Engl J Med 1998; 338:423-428February 12, 1998
Natural History of Cervicovaginal Papillomavirus Infection in Young Women


型によって「消える」の説明が変わってきます。


【文献4 Koshiol】
システマティックレビューなので個別の情報はリンク先参照
Am J Epidemiol. 2008 Jul 15; 168(2): 123–137.
Persistent Human Papillomavirus Infection and Cervical Neoplasia: A Systematic Review and Meta-Analysis


感染はどれくらい続くのか、については最近は頭頸部がんに関連しても調査が行われています。

Am J Obstet Gynecol. 2015 Mar
Prevalence of anal human papillomavirus infection and anal HPV-related disorders in women: a systematic review.

PLoS Comput Biol. 2015 Mar 13
HPV Clearance and the Neglected Role of Stochasticity.


この辺りまで読んで、ざっくり「9割消える」と言う表現は適切なのか?という疑問がわきます。

さらに、健診の問題もあります。

「HPVに感染して異常がわかっても、手術をすれば命に関わることはない」という人がいます。

「簡単な手術」と書く人もいます。

そのような表現は、実際にそれをつきつけられた人たちの不安を軽減するためにする語りの中にあります。
専門家が、実績や数字、手法を細かく説明するなかのものです。

手術をするわけでもない、そのあとの後遺症のケアをするわけでもない、ましてや医療に関わっている訳でもない人たちがするのは適切でしょうか。


感染しても消えるから・・・
手術すれば死なないから・・・

それを根拠にその後の意思決定をするのはその個人の自由です。
しかし、他人のリスクや不安に言えることでしょうか。

質問は現場でもネットの中でも多数ありますので、関心ある方はリンク先で全部および回答(専門家のものも、経験者のものも、よくわからない通りすがりの人のものもありますが)を読んでみてください。
下記は質問だけ紹介します。

HPV16型に感染していることが分かりました

"今年25歳になる者です。
先日HPV16型に感染していることが分かり、3ケ月後に細胞診を行います。
そこで質問なのですが、同じく16型に感染している恐れのあるパートナーがいる場合は、自然排除される事なく感染が継続されてしまいますか?
同様に、例えば円錐切除をして完治したとしても、再び感染し再発する可能性はどれくらいあるのでしょうか?
(20代/女性)"



軽度異形成でHPVハイリスク型、セックスについて

"先日、子宮頸がん検診で引っかかり軽度異形成、3a、で要精密検査という事で婦人科にてHPVの型の検査をしていただきました。結果は、16型、18型共に陽性で、一番子宮頸がんになりやすい型だったのでショックを受けております。で、自己免疫力でほとんどが自然排除できますとの事で3ヶ月に一度の定期検査という状況ですが、パートナーとのセックスは週に一回程度でゴム無しの・・・(40代/女性)"



HPV16形陽性

"HPV16型がプラスの結果でした。
パンチをして細胞診と言われました。 スーパーハイリスクな型としりとても不安です
自分の免疫力で消える場合が多いが
16.18型は自己治癒しにくいとネットで見ました。必ずガンになってしまうのでしょうか?
担当医の指示に従い治療をしていきますが 普段自分で免疫力を上げていくために有効なこと・・(30代/女性)"


HPV16型に感染 中咽頭がんの検査について

"HPV16型に感染していて先日、円錐切除術を受けました。
今現在のどに関しての異変はつばが飲み込みにくい時があるくらいです。
オーラルセックスはだいたい性交渉の時毎回します。 なので咽頭がんになるんじゃないかと不安です。
耳鼻科に検査しにいったほうがいいでしょうか?
最近耳鼻科に通院したのは二年ほど前で風邪の症状で行きのどの炎症を見るために内視鏡をしてもらってますが特にこちらから咽頭がんの可能性があるかを見てほしいと申告しなければ医者も見ないですか?・・・ (30代/女性)"


ハイリスクHPV感染 軽快

"HPV16型陽性・組織診にてCIN1と診断されました。
長期感染していても免疫でHPVが自然消失するなどと聞きますが、 実際、このHPV16/CIN1より軽快(HPV自然消失)したデータ(確立) もしくは先生のご経験から自然消失した患者さんのおおまかな割合を お教え頂けないでしょうか?
(30代/女性)"



検査会社のQ&A HPV に感染したら、セックスパートナーに伝えるべきですか?

"HPV に感染していることがわかったとき、パートナーに伝えるかどうかはご自身の判断になります。まず、ほとんどの女性が、性器感染型HPV に一生に一度は感染することを理解してください。多くの場合、体の免疫機能によってウイルスは消え、何の症状も現れません。また、あなたのHPV 感染がわかるより先に、パートナーがすでにHPV 感染していた場合もあります。あなたとパートナーのどちらが先に、HPV 感染していたのかを明らかにするのはとても難しいのです。また、何ヶ月、あるいは何年か前に、別の相手から感染し、長い間ウイルスが潜伏していた可能性もあります。こうした点を考慮して、パートナーに伝えるか判断してください。"


HPV 16型に感染しています

"海外在住のため、年に一度、子宮頸がんの細胞診および、hpvの検査をしています。
このたび初めて、hpv16型陽性と言われてしまいました。細胞診のほうはステージ1で、まったく問題ありませんでしたが、念のためもう一度細胞診にまわされることとなりました。
いくつか質問があります。
1、パートナーが4年ほど変わっていません。その間浮気などもありません(100パーセントないと仮定します)。毎年hpvの検査をしていて、今回初めて出てしまったのは、もともと私が感染はしていて、今回免疫力がさがっていたためにウィルスが出てきてしまったということなのでしょうか?それとも、夫がウィルスのキャリアーで、彼もまた、調子がいいとき、悪いときがあり、悪いときにウィルスがでてきて、そのときに私に感染したということがありえるのでしょうか。
2、自然にウィルスが排出されるのを待つしかないと医師には言われましたが、1年から3年もかかるとネットにかいていました。少しでも早める方法はありませんか?
3、ウィルスが排出され、陰性になった際にワクチンを受ければ、これから感染の恐れはなくなるのでしょうか?
よろしくお願いします。 "



HPV16型感染 異形成

"お世話になります。
30代の乳幼児を持つ者です。
先日までの検査で
【細胞診】NILM/クラス2
【組織診】軽度異形成
【HPV】16型
ということが判明し、以下、質問させて頂きます。
なお、これまでの検査を含めて、HPVに感染してから少なくとも2年以上経過していると思われます。
1:経過観察する中で、何ヶ月毎に細胞診及び組織診をすれば良いでしょうか?
2:16型に感染して5年以上経過していたとしても免疫などで自然消失できることはあるのでしょうか?また、HPVは一度感染すると完全に消失することはなく、体調などによりそのウィルスが出現したり消えたりを繰り返すものなのでしょうか?HPV検査のインデックス値は低いほど消失しやすいということでしょうか?
3:赤ちゃんをお風呂に入れたりとする中で、偶発的に性器が触れ合い、赤ちゃんがHPV感染しないでしょうか
(30代/女性)"



子宮癌その後について

"子宮癌で2度円錐手術後子宮全摘手術をしました。その後最初の健診は異常ありませんでした。
夫婦生活でまたHPVに感染するのですか?
最近男性にもHPVの予防が必要だとか、子宮だけでなく他の部位にもHPVが感染し癌になるとかニュースにりましたが、不安です。子宮を取った私も予防接種をしたほうがいいのですか?しても意味がないですか?
まだHPVに感染しているのか検査してもらえますか?
(30代/女性)"



円錐切除後のHPV陽性についての見解をお聞かせ下さい

"先日、子宮頸がん(上皮内癌)で円錐切除を受けた者です。
手術は成功と言われましたが、半年後に受けた細胞診で再度『HPV感染とそれによる軽度異型成(2b)』と診断されました。
心配になり医師に質問したり、自身でも調べたりしたのですが、かえって色々混乱してしまいました。
質問を箇条書きにするので見解を伺えると大変ありがたいです。

1: 『円錐切除手術を受け、異常部分をすべて取り除けた』というのはあくまで『HPVによって異型化していた部分が取り除けた』という事であって『HPVウイルスをすべて取り去った』という事とは違うのか?
(円錐切除後も膣内には『異型成を起こしていないHPV』が多く残っているのが一般的なのか。)

2: 円錐切除後の細胞診で『HPVによる軽度異型成』(2b)と診断がでた場合、このHPVは円錐切除後に感染したとは限らないのか。(手術後1人としか性交をしていないので「手術後の相手からの感染なのか」「ただ手術前に残っていたウイルスが異型成化しただけなのか」気になっています。)

3: 自分自身がHPV感染している(『HPVによる軽度異型成』(2b))の場合、パートナーと性交渉をすると相手に感染させてしまう確率はどのくらいなのか。
またどちらかがHPV感染者だと『片方のHPVが自然治癒してもまたパートナーから感染する』というピンポン感染が起こってしまわないのか。  ・・・(30代 女性)"



HPVについて

"先日、高度異型成で円錐切除をしました。医師にお任せしていましたので、 HPV検査をお願いするのを知りませんでした。
後になって高度異型成はハイリスクがかかる可能性が高いと知りました。
円錐切除後、 HPVの検査をしても、もう検出されないのでしょうか?
何故心配かといいますと、中咽頭がんとも関連しているとネットで読み、それから不安が募ります。
今現在、症状はありませんし、定期的に耳鼻科に行って、のどの奥を診ていただいています。よろしくお願いいたします。
(50代/女性)"



HPVウイルスについて。

"昨年(H23)1月に妊娠しました。妊娠初期に、子宮頸癌検査をし、結果が、クラス2 ハイリスクHPV16型陽性でした。経過観察で様子見、妊娠も継続可能でした。そして昨年10月、無事元気な赤ちゃんを出産しました。

HPV陽性なので、半年毎の子宮頸癌検診を受ける事になっており、H23・10月、H24・3月、H24・10月、全てクラス2でした。でも未だにハイリスクHPV16は陽性のままです。最初にHPV16に感染したのを知ったのは昨年1月ですが、いつから感染していたのは不明です。もちろん旦那以外とは、性行為はありません。

うちは、男性不妊のため、自然妊娠ができません。第1子も不妊治療の末授かりました。そろそろ第2子もほしくまた不妊治療を開始しようと思いますが、HPV陽性のまま治療開始しても問題ないでしょうか?(第1子の時は、妊娠後にHPV感染が発覚したので…)夫婦共に若くないので、早めに妊娠したいです。HPVに感染している事があきらかなのに、今から子宮頸癌ワクチンうっても遅いですよね?"



別れた彼に性病について伝えるべきかかどうか迷っています。

"先月婦人科検診をしたのですが、大好きだった彼と別れた後その結果が出ました。
子宮頸癌初期HPV(Mild)という結果でした・・
先生が言われるには、性交渉でHPVのウィルスは移るらしく、相手の男性が持っていて移された以外考えられないと言われました。
私の性交渉の経験は今回別れた彼だけなので、確実に彼がHPVウィルスの所持者ということになります。

私は初期なので治療すれば治るし、命には問題はないと言われました。
男性はウィルスを持っていてもガンが発症することは一切なく、女性だけがHPVウィルスでガンが発症するということでした。
だから彼の健康には一切問題ありません。 ただ、彼と関係を持つ女性がガンになってしまうようです・・
彼とは別れたのですが、彼に彼がHPVのウィルスを持っていること伝えるかどうか迷っています・・ 
彼がHPVを持っていたことにショックを受けてしまわないか心配なんです。
彼のことはまだ好きで復縁をしたいのですが、このことで復縁がますます難しくなるんじゃないかと思うと、怖くて言えません。どうしたらいいのか分からず悩んでいます><

あと、男性のみなさんに聞きたいのですが、もしあなたがHPVを持っているといわれたらどうしますか? 
彼への対応の参考にしたいので、是非教えて下さい。。"


精密検査の結果、中等度異形性と診断され、3ヶ月ごとの検診になりました

"が、ウイルス検査はまだ行っていません。先生から、ウイルスはほぼいると言われましたが、
ウイルスの型の検査の事は言われませんでした。下記質問させて下さい。
①ウイルスの型の検査はした方が良いですよね?
②中等度異形性の場合、高リスク型ウイルスの可能性が高いのでしょうか?"



HPV感染から子宮頸がん・異形成になるまでの期間

"先日、子宮頸がんの原因ともいわれるハイリスク型のHPVに感染していることがわかりました。
7~8年前から、子宮がん検診の細胞診でグレーゾーン(3a)状態でした。
組織診も数回受けていましたが、いずれも3aでしたので、長年経過観察でした。
ところが今回受けた細胞診でHSILとの判定でおそらく3b~4位だと言われました。
それで、組織診の前にHPV検査をすることになり、結果はハイリスク型が陽性・・・。(ショックで何型だったのかまで覚えていません。)
そのあと組織診を受けましたが、結果はまだわかりません。おそらく手術が必要になるようです。
検査から数日たって、自分自身少し冷静になって考えました。
私はいつ、誰からHPVをもらったのか?
夫と交際期間から数えると、私は20年位前から夫以外の人と性交渉をしていません。

結婚15年目、子供もいます。結婚5年目の出産直後より夫の浮気が数回ありました。
その後何回もあやしいなと思ったこともありましたが、夫に対しての不信感で愛情も薄れたので問い詰めませんでした。

夫の浮気が発覚した2年後くらいから、私は子宮ガン検診でひっかかり続け、今回の結果まで悪化してしまいました。
私は夫の浮気からHPVを感染したのではと思うのですが、どう思いますか?
夫と交際する前から私がHPV感染していて、異形成にならずに潜伏していた可能性はありますか?
夫の行為により、私の命が脅かされてるのではないかと思うと毎日苦しいです・・・"

・・・など、ネット上には相談案件が並んでいます。

検索をすれば、新しい知見がみつかります。

男性の50%にヒトパピローマウイルス感染米国などの一般人口調査で明らかに

"毎年,男性の6%がHPV16型に新規感染している。HPV16型は女性の子宮頸がんの原因ウイルスとして最もよく知られているが,男性のがんの原因にもなる。さらに,男性では性交パートナーが同性か異性かにかかわらず,複数のパートナーを持つことでHPV感染リスクは高まる。"

口腔HPV、口腔性交頻度で倍増 【米国癌学会】
パートナーの性器HPVから口腔感染


"男性被験者の口腔HPV罹患率は7.2%で、罹患率が高かったのは喫煙者(12.2%)、複数の性的パートナーがいる(17.9%)、パートナーが口腔HPV感染(28.6%)または性器HPV感染者(11.5%)だった。また、HPVに感染していた男性222人中、パートナーが性器HPVに感染していたのは130人だった。HPV16の罹患率は、男性全体では2.3%で、パートナーが性器HPV16に感染している男性33人では6.1%と高かった。特定型の性器HPVに感染したパートナーを持つ男性は、口腔性交をする頻度(「しないまたはめったにしない」、「時々する」、「大抵またはいつも」)が増えるごとに、同じ型のHPV罹患率が2倍以上増加。HPVに感染していなかった男性52人は、非喫煙者、性パートナーが単一、パートナーが口腔または性器HPVに感染していないのいずれかだった。"


自分に娘/息子がいて、知識もあって思いやりもあって、、、でも、その相手のことまで想像もつきません
事前にパートナーがウイルスを持っているかどうかはわかりません。

10代や20代ではすで上の世代と比べてハイリスクHPVが検出されているのですが、元々の流行はどのあたりから?でしょうか。
それを実証するような研究があるのかわからないのですが、ネットでリスクについての報告は知ることができます。

そして、下記のような「一見遠い世界の話」やリスクを完全に排除することはできません。
間接的にリンクしてしまうことがある、という意味です。

日本 【性感染症学会速報】 オーラルサービス提供する性風俗従事女性の3割に咽頭のHPV感染

"口腔を用いた性風俗サービス(オーラルサービス)を提供する性風俗従事女性171人を対象として、ヒトパピロマウイルス(HPV)の感染を調べたところ、約3割の女性で咽頭部のHPV感染が確認された。全体の約22%の女性では子宮頚部と咽頭の双方にHPV感染が見られたが、同じ型のウイルスによる感染は少なく、咽頭については性風俗サービスを提供した客から感染した可能性があるという。 金沢大学医学部保健学科の笹川寿之氏が、12月6日の一般口演「HPV」で明らかにした。

 笹川氏らの研究グループは、 2002年8月と2003年2月に共同研究医療機関を受診した18歳から38歳までのオーラルサービスを行う性風俗従事女性のうち、同意を得た171人の咽頭と子宮頚部の擦過細胞を採取した。このうち27人は6カ月の間隔で2度検体を採取し、持続感染の有無について調べた。

 DNAチップを用いて採取した検体のHPVウイルス検出と型の同定を行ったところ、咽頭の感染率は28%、子宮頚部の感染率は56%だった。両部位に同時感染している対象者も22%おり、69%がいずれかの部位に感染していた。"



社会学者の先生の解説 "『日本独身男性の1~2割は性風俗の利用経験があるという調査もある』と言うと、記者は驚きの声をあげました"


こちらの調査では、"仕事上の付き合いでの性風俗の利用を「やむをえない」とする人も全体で5割近くおり、性風俗に対する「モラル」と現状の乖離が推測される。
 男性が性風俗を利用する理由に関する項目では、「生理的な欲求」(91.7%)、「癒しやぬくもり」(57.9%)、「日ごろの性行為に不満」(42.1%)、「征服欲・支配欲を満たすため」(26.8%)となり、全体の9割が「生理的な欲求」だと考えている。"


こちらの調査では

"全国18歳以上65歳未満の男女 5000人を対象に行い、1190人が回答(住民基本台帳による無作為抽出、回収率 23.8%)
男性の約4割が性的サービスを買った経験あり「性的サービスを買った経験がありますか」という質問に、「よくある 」「 た まにある 」と答えた男性は合計で14.3%。さらに、「まったくない」と答えた人以外を「性的サービ スを買った経験が一度でもある」人と考え、「ほとんどない」と答えた人を加えると、41.8% の男性が一度は性的サービスを買った経験があることに。"

このあたりは海外と日本で語りがだいぶちがいます。

自分とパートナーの間にそのようなリスクが入り込むとは、想像はしていないとおもいます。

自分(や子ども)が感染するかわからないし、消えるかもしれないし、なっても早く手術すればいいし、そのために毎回の検査は確実に受けさせるし、だからワクチンは要らないという人もいますし、

そもそも子どもの最初の性交の時期を把握することも、相手が予防を確実にする人なのか、それまでどのような人たちと性交をしているのか、HPVを始めとする感染症についてどうなのかわからないし、20歳を過ぎた後の健診を確実に受けさせている親がどれほどいるのか(親がどれくらい自分で検査しているのか)わからないし、何度も不安な思いをさせるよりは予防ワクチンがいいんじゃないか、という人もいますし、

わからないから誰か決めてください,という人もいます。

混乱に落とし込まない、誠実で丁寧な情報提供をしているのは誰(どこ)なのでしょう。

逆に、過度の一般化、認知の歪みで、チェリーピックな情報で1次2次情報にあたらない情報拡散をして言うrのは誰(どこ)でしょうね。
ジャンル:
ウェブログ
この記事についてブログを書く
この記事をはてなブックマークに追加
« もらわなきゃ損 という煽り | トップ | 過剰使用とその周辺 »
最近の画像もっと見る

毎日いんふぇくしょん(編集部)」カテゴリの最新記事

関連するみんなの記事