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山梨県知事臨時記者会見(平成29年7月27日木曜日)総合球技場の整備とリニア環境未来都市の創造について(2017年7月28日)

2017年7月27日夕方のニュースで知りました。後藤知事が7月23日から26日にかけて台湾を訪問されていることは知事の部屋で確認していましたので、7月中にサッカースタジアム建設地が発表されるなら27日~31日だと思っていました。
知事が27日山梨県議会の全員協議会で説明され、その後で記者会見もあったので、間もなく県庁ホームページから記者会見記事も読めると思います。

NHK甲府放送局ニュースから・・・
27日開かれた県議会の全員協議会で後藤知事は「地元の思いなどを総合的に勘案した」と述べ、小瀬スポーツ公園周辺に建設することを明らかにしました。
その理由について、リニア新駅に近接して建てた場合、駐車場を確保すると駅前の観光交流・産業振興エリアの6割以上を占めることになり、にぎわい創出の自由度が狭められることや、小瀬スポーツ公園周辺の方が用地確保の経費が安くすむこと、それに小瀬スポーツ公園周辺の住民からは建設に向けた強い要望が出ていることなどを挙げました。
議員の中からは「建設費や運営費が明らかになってない中で賛成も反対もできない」とか、「建設ありきで進んでいいのか」という意見が出ました。
これに対し県の幹部は「できるだけ早く基本計画を策定し建設費や運営費を算定したうえで理解を得ながら進めていきたい」と述べました。
このあとの記者会見で、後藤知事は「小学生や中学生、障害者など誰もが使える施設にしてほしいという要望を受けている。山梨県にふさわしい施設のありかたを検討し、県民に整備費などを具体的に示して理解を求めていく」と述べました。

山梨県庁のページは 総合球技場総合球技場検討委員会 は2016年6月3日の第1回から12月21日の第6回まで開催され報告書が出ています。私は初見でしたが山梨県の皆様は既にご存じでしょう。

総合球技場ページに目を通していたら、7月6日に書いた 「山梨総合球技場計画は全国各地と壮絶な競争下にあるようですが・・・」 に引用しておいた「スタジアム建設の動向」を話された佐藤仁司氏も検討委員会の委員だと気付きました。会議録には発言者の名前は書かれていませんが、内容からこれは佐藤さんのご意見かと気付く場合もありました。

会議録を読んでいて「スマート・ベニュー」というカタカナ語も出て来ましたが、この考え方に佐藤さんのご意見の核があるような気がします。
報告書には文部科学省スポーツ庁の「スタジアム・アリーナ改革指針」(2016年11月16日)も一部引用されていて、それは「スマート・ベニュー」にも言及しています。改革指針本文から引用しておきます・・・

スタジアム・アリーナは、必ずしも「スマート・ベニュー」の概念をすべて兼ね備える必要はないが、サステナブルな交流施設となり得るような多機能複合型、民間活力導入、街なか立地、収益力向上などやエリアマネジメントの実現可能性について、地域の実情を踏まえた十分な検証を行うことが望ましい。

「スマート・ベニュー®」と書くべきでしょうが、マイクロソフトの「ウィンドウズ」同様に権利を犯さぬよう注意しながら普通名詞的に使うことで良さそうに思います・・・『※「スマート・ベニュー」は株式会社日本政策投資銀行の登録商標』
委員会資料・審議を熟読しないと不明ですが、現在の小瀬競技場と新設スタジアムが同時にフル稼働する時は周辺環境はどうなるか?
・・・長くなるので、Webページで整理しておく予定です。

【追記】
委員会報告書(PDFファイル)の41ページ~で「周辺交通解析影響度評価」が記載されていて、「リニア駅前(リニア駅周辺整備地内)に整備した場合」と「小瀬スポーツ公園周辺に整備する場合」が予測されています。
この予測のもとになっているデータは
 「山梨県甲府市周辺において新球技場の候補地検討を行うにあたり、Jリーグの試合開催日における候補地周辺の現況交通を把握することを目的として、自動車交通量調査を実施した。」
に基づくものと思います。
リニア駅前に整備する場合の予測はリニア利用者+新スタジアム利用者であり、リニア利用者は試合観戦者数に比べて無視できる数字と思います。
小瀬の場合は山梨中銀スタジアム(1.7万人)で同時開催がある時は道路交通量予測値は大きくなるでしょう。
尚、山梨放送が報じた「環状道路東区間の延伸でリニア駅からも車で5分圏内になる」という話は説明会でも語られたようですが、リニア駅と小瀬スポーツ公園間で無料或いは低料金のシャトルバス運行も計画されていると思いますので成行きに注意していくべきでしょう。
全ては県庁の総合球技場ホームページで明確な報告記事が掲載されると思います。

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総合球技場 小瀬に建設を県が表明(山梨県)(7/27 18:38 山梨放送)
 県が整備する総合球技場について後藤知事が小瀬スポーツ公園に建設することを表明した。今後は建設費やランニングコストに焦点が移る。
 県は26日県議会の全員協議会で、小瀬スポーツ公園武道館東側の第3駐車場が適地と判断したことを明らかにした。理由として、大津町のリニア駅前では開発できるエリアの6割以上を球技場が占め、観光や産業振興に必要な土地活用が限定されるとした。一方、小瀬は用地取得費がリニア駅前の6割弱で済み、新山梨環状道路の延伸でリニア駅からも車で5分圏内となりアクセス面でもそん色がないと説明した。
 県は住民の声を考慮して判断したとした一方、県議会の最大会派「自民党誠心会」が6月定例県議会で、リニア駅前への建設に疑問を投げかけるなど、甲府選出議員を中心に小瀬建設を求める声が強かったことも選定に影響したとの指摘も出ている。

2017年7月28日の報道で全文が読めた記事を記録しておきます
以下とは別に 朝日新聞山梨版山梨日日新聞 にも記事があります。
知事記者会見の公式記録が読めるのは来週7月31日以後になると思います。

総合球技場、山梨知事「小瀬が適当と判断」 リニア新駅南「自由度狭まる」(産経新聞山梨版 2017.7.28 07:03)
 後藤斎知事は27日、臨時の記者会見を開き、甲府市内に整備する総合球技場の建設地を小瀬スポーツ公園(小瀬町)内に決めたと正式に発表した。収容人員は約2万人。これまでの検討で小瀬と、平成39年開業予定のリニア中央新幹線新駅南側(大津町)が最終候補となっていた。知事は小瀬の決定理由について、「新駅南側だと『リニア環境未来都市』で進める産業振興などの自由度が狭められる」と述べた。
 決定した総合球技場の建設場所は、小瀬スポーツ公園南端の第3駐車場を中心とするエリア(約9万平方メートル)。このうち球技場本体は約3万平方メートル、駐車場が約6万平方メートル(約2千台分)となる。
 知事は小瀬決定について「メリットと課題を精査・比較し、適当と判断した」と述べた。県内には、リニア駅直結の総合球技場を整備することで集客増などを期待する声も多かった。これに対して、知事は新駅南側だと敷地が、県が整備するリニア環境未来都市の観光交流・産業エリアと「6割以上重なる」と指摘した。
 また、小瀬の周辺住民に待望論が多いのに対し、大津町などの住民からは騒音や交通渋滞を懸念する声も出ており、知事は「地元のさまざまな思いを総合的に勘案した」と述べた。
 さらに、新駅南側だと用地取得費が「小瀬の約1・8倍になる」とした。
 小瀬の課題として、リニア新駅とのアクセスが指摘されてきたが、知事は「新山梨環状道路東部区間の供用開始で、両候補地の差異はほとんどなくなる」と強調。リニア新駅-小瀬間の所要時間は車で、現在の約15分から約5分に短縮されるとした。
 県は今秋にも、事業費や収支計画を含む整備基本計画の策定に向け、有識者による検討会議を設置する。知事は「県民負担の最小化と利用の最大化を図りたい」と述べた。

 県は発表に先立ち、県議会の全員協議会で決定を説明した。事業費や運営収支の見通しが一切示されなかったことに対し、一部の議員が「新設の是非を判断できない」と県の対応を批判した。
総合球技場 甲府・小瀬に決定 知事「総合的に判断」(毎日新聞山梨版 2017年7月28日 12:06)
 県は27日、整備を検討している総合球技場の建設場所について、甲府市小瀬町付近の小瀬スポーツ公園南側に決定したと発表した。後藤斎知事は「比較検討の結果や地元の思いを総合的に勘案し、適当と判断した」と説明。しかし、一部の県議からは「建設ありきではないか」などと否定的な意見も上がった。
 建設場所の候補地を巡ってはこれまでに、甲府市大津町のリニア中央新幹線・新駅予定地南側を含めた2カ所に絞り込まれていた。
 県は、同園南側(第3駐車場部分)に決めた理由について、リニア駅前の用地取得費が約1・8倍と想定される▽新たな玄関口となるリニア駅前で、にぎわい創出や産業振興などを計画する自由度が狭まる▽新山梨環状道路の供用で自動車利用による利便性は変わらない--などとしている。
 今後、規模や整備スケジュールなどを含めた「基本構想」をまとめる。秋以降に有識者を交えた検討委員会を設置して具体的な「基本計画」を策定したい考え。
県議、不安視も
 後藤知事はこうした方針を同日、県議会全員協議会で表明したが、建設費や運営収支については「基本計画を策定する中で検討する」と説明するにとどめた。一部の県議から「運営収支の見積もりが出ていないので賛成も反対もできない」「建設費に幅があり、上限を決めないと心配だ」などと採算性を不安視する意見が出た。
 後藤知事は記者会見で「県民負担の最少化と利用の最大化を基本的な考え方に据え、適正規模の検討や県の財政負担の軽減に意を用いる」と述べた。
 県によると、球技場は南北190メートル、東西150メートル、高さ25メートル、収容人数は約2万人を現時点では想定。建設費は他県の事例などから、約80億~140億円を見込んでいる。【松本光樹】

【リニア中央新幹線情報ブログ】山梨県総合球技場は「小瀬」を軸に(報道記録)、2017年7月20日夕刻までの報道を記録しています。



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