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緊急直言 集団的自衛権行使の条文化――徹底分析!「平和安全法制整備法案」(その2) が6月2日にアップロードされました。トップページの今週の「直言」も1日+2日の連続版になっています。水島さんがアップロードを急がれた趣旨は、『国会審議が続くが、野党各党にはもっと奮起してもらいたい。そこで、「緊急直言」として6月8日付直言「徹底分析!「平和安全法制整備法案」(その2)」を1週間早くアップすることにした。』

6月1日に明らかになった年金情報漏洩事件、国民の関心が国会審議からシフトします。私は安倍一味のヤラセではないかとすら考えています。
これでマイナンバーが潰れても、マスコミ・国民の目が年金に向いてしまい集団自衛権問題から離れることを狙い、アメリカ隷属強化「平和安全法制」を今国会でいかにしても成立させることを狙ったものだ、重大事案があるときにマスコミを別方向に向ける事件が発生したことはこれまでにもあった。
この法制が出来上がれば国民は独裁政権の意のままにできる。国民総動員体制の下でマイナンバーなど文句言わせず実行できる。
それほどこの亡国政権の姿は醜悪です。


水島朝穂(みずしま あさほ)著、ライブ講義 徹底分析!集団的自衛権(岩波書店 2015年4月28日 刊) 総目次の他、表紙画像も掲載されていますので、ここでは帯の表四部分を載せます。

集団的自衛権

水島さんのホームページ 平和憲法のメッセージ には毎週月曜日に「直言」が掲載されます。2015年6月1日号の冒頭には次のように書かれています。
『「直言」では、今回から、この法案の問題点を徹底的に明らかにしていく。まだ委員会でもメディアでも指摘されていない内容も含まれる。これは『ライブ講義 徹底分析!集団的自衛権』の「補講」ともなる「徹底分析!平和安全法制整備法案」である。主な論点はすべて『ライブ講義』に書いてあるので、これを読みながら「直言」もお読みいただくと理解が深まるだろう。』

外国領土での抗命の処罰規定を新設――徹底分析!「平和安全法制整備法案」(その1) 2015年6月1日
『自衛隊が外国領土の地上において集団的自衛権を行使する可能性を、自衛隊法122条の改正案は想定しているわけである。』、ここでわざわざ「地上において」とお書きになった意味がポイントです。

水島さんの記事は過去記事との関連(リンク)も豊富で、読み始めたら時間が経つのを忘れますが、今回の記事から辿った中の1本・・・
君、殺されたまうことなかれ 2003年12月1日
『自衛隊員に他国の人々を殺させ、また自衛隊員自身が命を落とすような状況を作り出してはならない。』 岩波本の201ページに掲載された写真の大判カラー版はこの記事にあります。
そして、『橋本左内牧師の作品を紹介しよう。』として掲載されている『イラクへ遣られる自衛隊員に―与謝野晶子の弟への詩にあやかって―』という詩が、この「直言」のタイトル、「君、殺されたまうことなかれ」になっています。2003年です。この時期からこれまで日本国民は何を学び理解して安倍晋三政権を生み出してしまったのか、それをよくよく考えねばならない。

2015年6月1日、衆議院「平和安全特別委員会」が開催されて既に録画も視聴できます。たまには自由民主党の委員による質疑応答を見ておくのも良いかもしれません。某県議会における知事ゴマすり質問にそっくりな姿から判断することも出来るでしょう。

「安倍政権を殺す」方法のひとつには有権者が地域選出の自民・公明議員に対して国会での投票行動を指示することです。彼等は有権者の代理人ですから指示される事は当然です。これほどの重要法案の議決は記名投票で行なわれるでしょうから、誰が賛成票を投じたかは国民の前に明らかになる。
それぞれの議員については彼等自身のサイトからその信念を確認しておくとよい、語っていればの話だけど・・・



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