ICT甲府
世の中が左になびけば右に立ち、右に行くなら左を観る、へそ曲がりの天邪鬼




野中一二甲府市議のブログで、2011-09-01 市立病院で子供が被ばく という記事を読んでびっくりしました。最近はマスメディアサイトより先にブログを巡回することが習慣になっていますから、県内各紙のサイトを開いてみました。
野中一二さんが引用された朝日新聞の記事は本社サイトの「ライフ」-「医療・健康」カテゴリーですが、このブログを書いている22時過ぎ、既に続報が2本出ています。
いくつかの記事を読んでも、このテクネチウム Tc-99m を診断に用いるときの使用基準値が分からなかったので 一般社団法人日本核医学会を訪問しました。

放射性医薬品の過剰投与事故について(日本核医学会声明)  (平成23年9月1日)が出ています。
『当学会は今回の事故公表に際し、放射性医薬品の適切な使用を通じて核医学が国民の皆様の医療に貢献していることをお伝えし、事故調査に協力したことを発表するとともに、本事故について以下の様に見解を発表します。』

この声明には、核医学診療事故防止指針(74 KB)、放射性医薬品取り扱いガイドライン(591 KB)、放射性医薬品の適正使用における ガイドラインの作成(2,199 KB) がリンクされています(いずれもPDFファイル)

ガイドラインは私には難し過ぎてわかりません。「核医学検査Q&A」 にリンクされている、「核医学検査(アイソトープ検査・RI検査)をお受けになる方々へ」というPDFファイルは分かりやすいです。原発震災による子供たちの内部被曝について考えるのに役に立ちそうです。

こんな事で甲府市が話題になるのは全く嬉しくない事ですが、何か問題が出るたびに私のハードディスクに資料が増えていくことを喜ぶべきか、悲しむべきか・・・
今回の問題を契機に甲府市も原発震災による子供たちの内部被曝防止、給食食材問題、山梨県が実施した土壌汚染調査の検証などについて真剣に考えてくれる事を期待したいと思います。

9月1日付けの山梨日日新聞記事が、『山梨県は8月31日に病院を立ち入り検査し、放射性医薬品の使用量の記載が不正確だとして、口頭で是正を求める行政指導をした。実際の使用量より少なく記載されていたという。』と書いていることに気が付きました。医療費の請求(健康保険など)が記載値によるなら、甲府市立病院は輸入品しか無いこのRI薬品価格にもよりますが、記録と実際との差額分だけ経済的損失を重ねてきたことになるでしょう?


追記--社団法人日本放射線技師会から、「国民の皆さまへ 放射性医薬品の過剰投与事故について」(PDFファイル 204 KB) が平成23年9月1日付けで出ています。『今回の事例は、報道された数値が事実だとすれば、われわれ診療放射線技師の考える常識の範囲を逸したものであり、他の病院では起こりえない事例であると考えます。』
医療被ばくガイドライン 2006は、日本核医学会より実務的というのか、「検査項目」、「薬剤(RI)」、「投与量[MBq]」の表があります。『今回問題となった放射性医薬品に関して・・・・腎静態検査 / 99mTc-DMSA / 300 MBq』

追記2-2011.09.04 核医学検査による被曝について 続報として書きました。

コメントに書きましたが、野中一二さんと神山玄太さんがこの件について記事を書いておられます。その他の議員サイトを知っている限り確認して3点を拝読しました。甲府市議会議員のリストは選挙後は放置してあったので後日整理します。2011-09-04 追記
◆ 日本共産党の清水英知さん、2011年9月3日 放射性医薬過剰投与問題で全員協議会が開かれました、『過剰投与が繰り返された背景をもっと掘り下げて明らかにしてほしい』とのご意見も書かれていました。
◆ 社会民主党の山田厚さん、ウイーク私の主張のカテゴリーに6月、7月の記事で放射能汚染についての議会委員会の質疑、保育所などでの測定実施報告、山梨県衛生環境研究所の視察報告がありました。今回の問題に関する記事は見つかりませんでした。
◆ みんなの党の飯島正樹さん、Twitter のまとめブログから確認、9月3日のツイートで『市立甲府病院、全容解明に向けて動き出す過程での鉄則。1、確認事実は即時に全て公開。2、処分内容の全面公表。3、被害患者への誠意ある対応と出来る限りの補償。内部を庇う態度は外部からの反感必至。1を徹底すれば風評による損失も回避できる。』

にほんブログ村 政治ブログ 政治・社会問題へ にほんブログ村 山梨情報←このテーマで情報を探すなら「にほんブログ村」
人気ブログランキング  ブログ記事索引←ホームページにブログ記事索引があります


コメント ( 1 ) | Trackback ( 0 )


« 山梨県新環状... 電力可視化シ... »
 
コメント
 
 
 
甲府市議会が2011年9月2日(金)の9月定例... (ictkofu)
2011-09-04 14:26:52
甲府市議会が2011年9月2日(金)の9月定例会開会後に行なわれた全員協議会でこの問題を取り上げたことは既に地域メディアでも報じられています。

野中一二議員は[議会] RI検査に関する調査結果
http://d.hatena.ne.jp/nonaka12/20110902
この9月2日夕方の記事です。

神山玄太議員はやはり9月2日の記事
http://blog.livedoor.jp/genta_kamiyama/archives/52326958.html
全員協議会で配付された議事資料を画像PDFファイルとしてアップロードされています。
続けて9月3日に全員協議会における質疑
http://blog.livedoor.jp/genta_kamiyama/archives/52327316.html
ここで神山議員質問の冒頭は、過剰に投与した分の薬剤費は病院が負担した?ということです。

私が本文に書いた~記録と実際との差額分だけ経済的損失を重ねてきた~かも知れない疑問は誰でも考えることですね。
議会資料でも具体的な投与量、線量換算値などは書かれていなかったようです。
ここでは「推奨投与量」という言葉が出ています、子供の投与量については年令に応じて成人の値からどの程度小さくするかという参考データも記載されていました。
他の市議会議員のページは未確認ですが、このコメントは別記事にまとめるかも知れません。

原発震災でいつも目にする言葉、「とりあえず健康に影響は無い」とか、「規制値以下なので食べても問題無い」とかですが、人々はそういう言い方がされること自体に不安を感じているわけです。その典型は愚かにも自ら風評を生み出す宮城県知事の発言でしょう。 http://ictkofu.blogzine.jp/kofu/2011/08/post_6a4f.html

放射線被曝に境界値は無い~これ以上は危険、未満なら安全という境目の値は無い。このことを踏まえて食品安全の問題については、別に書きたいと思います。
 
コメントを投稿する
 
名前
タイトル
URL
コメント
コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。
数字4桁を入力し、投稿ボタンを押してください。