ICT甲府
爾俸爾禄 民膏民脂 下民易虐 上天難欺




平和のつどい/ドキュメンタリー映画「ザ・思いやり」上映会
 日時:2017年5月20日(土) 14:00~
 会場:山梨県上野原市文化ホール(もみじホール)2F会議室
 入場無料
 主催:上野原9条の会
山梨9条の会 では未だ案内されていませんが 「九条の会」(メールマガジン 2017年04月25日 第254号)で知りましたので早目に記事にしておきます。】

ドキュメンタリー映画「ザ・思いやり」公式サイト
防衛庁長官だった金丸 信氏<1977_S52年11月28日~1978_S53年12月7日>の発言から「思いやり予算」と呼ばれるようになったそうで、その実相を描いたドキュメンタリー映画。
内容について「法学館憲法研究所」には、 日本が負担する在日米軍の駐留経費、通称「思いやり予算」に疑問を呈した映画がこの『ザ・思いやり』です。 という記事があります。

映画の公式サイトに解説記事があります・・・ 「思いやり予算」って何?
Wikipedia 思いやり予算 は2016年までフォローしています。

1978年6月~12月の間で 国会会議録を確認すると「思いやり」に言及された発言がありました。
◇ 昭和53_1978年06月06日 衆議院 内閣委員会から引用しておきます・・・

○上原康助委員 【編注・この当時は日本社会党】
 もう時間もだんだん迫ってまいりましたので、あと一、二点お尋ねしておきますが、これも新聞の報道によりますと、また先ほど防衛庁長官も官房長もお話があったのですが、国会の事情が許せば何か十三日ごろからNATO諸国、二十日ごろ米国を訪問をして、ブラウン国防長官といろいろ防衛問題なり在日米軍基地の問題について意見交換をするということのようです。
 そこで、今度の訪米の目的は一体どういうことなのかということ。これも後ほどお尋ねがあると思いますから、そう多くは触れませんが、その中でも、何かアメリカに弾薬を備蓄するという構想まで、ドル減らしの一役かもしれませんが、いろいろ取りざたされているわけですね。酒屋のおじさん転じて弾薬の商人になるということは金丸長官には余り似合わない御商売のように思うのですが、あるいは基地の肩がわり費用ということで三百億ぐらいは日本が負担すべきだということも長官から御発言があったとかなかったとか。地位協定の歯どめなり安保条約が軍事面で変質していくだけでなくて、経済的にも大きく拡大解釈をされている感じを受けるのですが、そこいらの問題についてどういうふうにお考えになってアメリカ側とお話をなさろうとしておられるのか。もう少し政府のはっきりした方針を明らかにしていただかないと、誠意を持ってやろうとしていることに対してまで、ますます国民の誤解を招く面もなきにしもあらずと私は思うのです。
 そういう意味で、全体的中身については時間がありませんので触れませんが、また後の方の御質問との関連もありますから、この際、基本的な姿勢、いま私が申し上げたようなこと等についてどういうふうに考え、政府はどうなさろうとしているのか、ぜひ公式の場で明らかにしておいていただきたいと思うのです。
○金丸国務大臣
 爆弾一万トン、新聞の記事で私は見ましたが、私が考えていることではございません。
 なお、今回アメリカを訪ねるということ、あるいはNATO、ベルギー、ドイツ、そちらを視察いたしまして、アメリカへ行きたいという、その目的は、特定の目的ではありませんが、日米関係は不可欠だ。不可決である以上、いわゆる日米関係の首脳ができるだけ話し合いの機会というものをつくるということは、日米関係を一層緊密にするということでございます。
 なお、分担金三百億という問題は、戦闘機五、六機と言ったから三百億という計算を記者諸君がいたしたと思うのですが、戦闘機は高いのもありますし、安いのもあるということですから、その辺は、私は金額的な考え方で言ったのではないのですが、ただ、日米関係が不可欠である以上、円高ドル安というこの状況の中で、アメリカから要求されるのでなくて、信頼性を高めるということであれば、思いやりというものがあってもいいじゃないか、ひとつ施設庁長官、考えてみろ、ことに大平答弁等もあるわけでありますから、そういうようなことについても考えてみてくださいというような話をいたしたわけでありまして、私は、その交渉で向こうへ出かけるわけじゃありません。
 なお、その分担金等の問題について、いろいろ私も施設庁長官にも指示いたしておりますので、施設庁長官からも御説明を申し上げるようにいたしたいと思います。

◇ 昭和53_1978年06月08日 衆議院 内閣委員会・・・

○中川秀直委員 【編注・この当時は新自由クラブ】
(前略)
 次の問題に移らしていただきます。
 大臣、この二十日ごろにアメリカのブラウン国防長官と御会談の予定と伺っておりますが、その会談のテーマに恐らくなるであろうと私どもが推察をしていることに、おとといの委員会でも質疑がありました在日米駐留軍の経費の問題、この問題が出てくるだろうと思うのです。私どもは、日本の防衛を確保するためには、日米安全保障条約によるアメリカとの集団的防衛体制というものはどうしても不可欠なものである、こう考えています。
 しかし、国際環境の変化とともにその防衛の能力と責任における日米間の非対称性といいますか、ある意味では片務性というもの、これはアメリカにとってもかなり耐えがたいものになってきているんじゃないかという気が強くいたします。したがって、日本は必要かつ可能な範囲においてアメリカと責任、負担を分かち合わなければならない、こう思う。そういう方向でやはり在日米駐留軍経費の問題は考えなければいけない。単に円高でこうなっちゃったから、相当損したからというだけではない、もっと幅の広い発想が必要なんじゃないかという気がするのです。大臣、ブラウン長官との会談に臨まれる基本方針、この問題についての御方針、いかがでございますか。
○金丸国務大臣
 ブラウン長官と六月二十日の日にお会いすることになっておるわけでありますが、その目的は、日米安保条約は不可欠であるということ。
ややもすれば、アメリカ訪問もあるいはアメリカから日本を訪問する関係の政治家あるいは軍人、こういう人たちも儀礼的な面もないばかりじゃない。
しかし、日米安全保障条約が不可欠である以上、この問題が儀礼的であったんでは、それは信頼性を高めるわけにはいかない。
そういう意味で、アジア離れやその他諸問題があるわけでありますが、ひとつそういう問題にはだで触れながら十分な話し合いをして、日米関係の信頼性を高めるというようなことに重点を置いて、私はブラウン長官ばかりでなくて、私は素人ですから、技術屋でないから、あるいは制服でないから、そういう面を視察してみても、いわゆるそういう技量を持った人たちが会えば、見れば、その効果はあると思うのですが、そういう意味で、私は政治家ですから、ブラウン長官とかあるいは上院、下院の委員長とか、あるいは国務長官とか、あるいはカーターの補佐官とかそういうような人たちと十二分に話し合いをしてみたいということです。

 いま分担金の問題も出たわけでありますが、分担金の問題につきましては、先生のおっしゃられることも私にはわかります。わかるけれども、地位協定というものもあるわけでありますから、その地位協定を逸脱していくことはいかがかと思う。
ことに大平発言等もありますから、それも踏まえながら、ただこの私の考え方は、きょうこの時点における分担金の問題についてはアメリカが日本に要求するということでなくて、日本がそういう問題について、円高ドル安という問題もこれあることだから、ひとつ思いやりある配慮をするということが日米関係を高からしめるという考え方を私は持っておるわけであります。

 ですから、この分担金の問題について私はあれこれ向こうさんと話し合うという考え方は持っております。あるいは向こうが持ち出すかもしらぬ。だけれども、それはアメリカが考えることでなくて、日本がいわゆる思いやりということで考えるべきじゃないかというような話をしようと私は思っておりますが、日本の今日の安全が、あるいは独立が保てるような日米安全保障条約、これは不可欠だ、私は信念的にそう思っています。
ですから、それには深い思いやりというものが必要だという、こういう考え方の中で分担金の問題については対処していかなければならぬじゃないか。それにはいわゆる与野党、先生方にも十分な御理解を得なくちゃならぬ、私はこう考えておるわけであります。
○中川(秀)委員
 当面の問題については、私はこの分担金の問題、大臣のおっしゃること、よくわかります。私は、それでひとつ大いにがんばって、いろいろな、はだで感じ合える隔意ない対話をしてきていただきたいと思うのですが、しかし将来の問題を少しさらに考えてみますと、その思いやりというものが、先ほどお話ししたように、日本も必要かつ可能な範囲において責任と負担を分かち合う、こういう、より本質的な問題をいずれ絶対に考えるべきときが来るだろうと思う。
(以下略)

◇ 昭和53_1978年07月04日 衆議院 決算委員会・・・

○金丸国務大臣
 私はブラウン長官と会いまして、会談の内容につきましては、日米関係は不可欠であると――アジア離れをしておるということも耳にするけれども、アメリカはこれに対してどのような考え方であるかという問題、これに対しては歯切れのいい言葉で、いわゆる日米関係は不可欠である、それがアジアの安定であると、非常に歯切れのいい再確認をいたしました。
 次に、防衛分担金という問題につきまして、これは私から言い出したわけでありますが、いわゆる日米関係が不可欠ということであるならばこの信頼性を高めることは必要である。その信頼性を高めるということは、いわゆるドル安、円高というとき、思いやりという気持ちがあればこそこの信頼性が高まる。しかし、それはアメリカから要求されることでなくて、日本自体が考えるべきことだと私は思う。
(以下略)

昭和53_1978年08月16日 衆議院 内閣委員会・・・

○金丸国務大臣
(前略)
 なお、駐留軍経費の問題については、私から思いやりの立場で地位協定の範囲内でできる限りの努力を払いたいと考えており、現在具体的数字を挙げて約束することはできないが、ブラウン長官の訪日までに防衛庁の考え方をより詳細に説明できるよう努力する旨述べましたところ、ブラウン長官はこれを高く評価し、特に米側から要望はありませんでした。
(以下略)

金丸氏の発言を読むと「思いやり予算」には円高ドル安という時代の背景もあったのでしょうか。そうだとすると円安ドル高の時勢では実質は同じでも金額的には変化しているのかも知れません。そして「思いやり」の中味はどうなのかという事も気になります。 「思いやり」は日米地位協定で十二分に尽されているではないかと言えるかも。
映画「ザ・思いやり」が2015年に制作されていたことすら知らずにいましたので、時間があれば見ておきたいと思います。
リニア中央新幹線だけじゃなく「思いやり予算」も山梨県民が尊敬する金丸信氏のお仕事だと理解できたことは収穫でした。
あっ、ついでに書いときますが、私、これまでもこれからも一匹子羊でして「共謀」する人は誰もいませんので念のため。

映画タイトルをブログで見ても意味不明かも知れないので記事タイトルを変更しました。「思いやり」から「おもてなし」へとキャッチフレーズが移行したので、山梨県も今はリニア新幹線事業の「おもてなし」に注力しているようです。

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