ICT工夫
全ての自由を奪えても、自由を求める自由だけは奪えない
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7月27日に岐阜県中津川市で開催された 「リニア考える岐阜県民ネットワークの結成総会」 についてマスコミ記事を探してみた時に、「大垣署が住民情報漏えい」 風力発電計画、中電子会社に(岐阜新聞 2014年07月25日10:00) という記事に気付きました。

岐阜新聞の記事だけでは、何故この事件についてメディアが報じることに至ったのか、その経過が不明なので検索してみたところ、朝日新聞が火元らしいと感じました。時系列としては・・・・
1.県警、反対住民の情報漏らす 発電所巡り中部電子会社に(2014年7月24日05時53分)
2.県警情報流出、中部電の子会社が謝罪 「議事録」認める(2014年7月24日13時59分)
『朝日新聞が入手した同社の内部文書でわかった』 ということから内部告発によるものであろうと推察は可能です。『議事録が外部に出たことについて社内で調査を進めている』会社側 が語ったとも記事にあります。

内部告発だとしたらおそらく 公益通報者保護法(平成16年6月18日法律第122号) に基づいて判断され対応されるものでしょう。
私としては過日のベネッセ情報漏洩問題以上に深刻なケースだと思います。
岐阜県警察本部 からこの件についてホームページで説明されることは決して無いでしょう。
日弁連 がこの件を取り上げるかどうかは判りませんが、安倍政権が進めている様々なビッグブラザーシステム構築施策と関連して論じていただける事を願っています。

アンチ原発、アンチ・リニア・・・・諸々行政批判側にいる人にとって明日は我が身です。(隣は何をする人ぞ、で生活している都会ですら、目をつけた個人の情報を容易に手にすることができる人々はいる)


2013年8月7日のブログ記事を転載しておきます(個人を特定した「いやがらせ」がなぜ可能なのか、大垣の事例が示していることに気付いたからです)

原子力資料情報室

(新宿)反原発へのいやがらせの歴史展(旗旗舎 最終更新日 2013年8月4日)・・・HATAHATA このサイト初見でした・・・こんなサイトにリンクされている-「戦旗派コレクション 1970~80年代を駆け抜けた「戦旗派」の写真集」 『このサイトは、1970~80年代を駆けぬけた新左翼の一派「戦旗派」のさまざまな闘いの写真をWeb上に保存する試みの一環として開設しました(2010年8月25日)』
・・・さらにこんな記事にもリンクあり-7・29千葉地裁 農地強奪判決を弾劾する! 「仮執行宣言」を粉砕、NAA大打撃 47年の正義が圧倒 司法の破綻さらけ出す私は三里塚が未だ続いていることすら知らなかったのです

ずいぶん思い切ったタイトルの展示会です。8月6日に広島原爆被爆者の方からお話を伺った時に、自分は被爆者だと言わないで過ごす人々がおられる、差別されることを怖れるというような事実もあることを知りました。福島への差別、原発被災者を支援することへの差別・・・そういう風潮を私は確かに感じています。原発問題に無関心を装うことで地域での差別から逃れる姿もあるでしょう。

「リニア批判へのいやがらせの歴史展」 は山梨県で開催されることはありません。
 リニア中央新幹線プロジェクトを批判することは山梨県では非国民ならぬ非県民の誹りを免れない? いやそれは違います。皆さん内心ではおかしいと考えておられるが、口には出せない地域性があります。リニアプロジェクトを批判する記事に皆さんは納得しておられる。しかし、議員選挙の時でもリニアは他の地域的課題が満載の中で選択肢の一つに過ぎないので、リニア推進の議員に投票しているに過ぎないのです。
もし住民投票が行なわれたらおそらくリニアプロジェクトは否決されるはずですが、そういう住民投票が起りえないのが山梨県の地域性でしょう。議会からそういう提案が出ることも無い。だからリニアなどに依存しない本質的な自由な発展性の芽を自ら摘んでしまっているのではありませんかねぇ。これだけ地の利の良い山梨から撤退していく企業の本音を聞くことが出来たら・・・と私はそういうニュースに接するたびに感じます。



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