ICT甲府
世の中が左になびけば右に立ち、右に行くなら左を観る、へそ曲がりの天邪鬼




2012年6月28日、山梨県議会6月定例会の質問戦最終日でした。うっかりしていたのですが仕事中に気が付いて、平成24年6月定例会(代表・一般質問項目一覧)を確認し、フォーラム未来 土橋 亨議員、「3.  震災がれきの広域処理について」 だけを視聴しました。

土橋議員は、横内知事が 『我が国は被災地とともにこの国難に打ち勝っていかなければならない。そこに日本国民の、山梨県民の真価が問われる』、とどこかで述べられたことを引用して、2月議会での決議、その後の各自治体・組合での対応として、「個々に災害廃棄物の広域処理について調査研究を進めている」とも言及されました。【この情報は注目です】

ここで整理しておきますが、横内知事が記者会見で震災がれき(災害廃棄物)広域処理について語られたのは以下の通りです。
県議会における震災がれき受け入れに関する決議について-知事記者会見(平成24年3月23日)
山梨県環境整備センターへの震災がれき受け入れについて-知事記者会見(平成24年4月3日)・・・関連-関東地方環境事務所
4月6日の国への回答に言及-知事記者会見(平成24年4月10日)、この時に、『県としては国が基準をつくるべきだと要請している段階であって、今県が独自に基準をつくることは考えていないということであります。』 と記者質問に答えています。

ちなみに、山梨県森林環境部 環境整備課トップページには、「東日本大震災により生じた災害廃棄物の広域処理について(平成24年4月9日)」として山梨県知事からの環境省への回答と参考資料がアップロードされていますので、県民の皆様は既にご覧になっていると思います。他県から山梨県庁サイトを確認している読者には分かり難いので、ご案内しておきます。
環境省の広域処理ホームページでは、2012.04.17 【第一弾】災害廃棄物の処理に係る広域的な協力の要請に対する自治体からの回答を公表しました。 が出ていますので、こちらから確認した方も多いかも知れません。

この6月定例会では、開会日6月21日に横内知事からは インターネット中継録画で 6分55秒~8分30秒、原発震災に関連する山梨県の対応についてメッセージがありました。

土橋さんの質問に対する答弁は、森林環境部長安藤輝雄さんでした。
被災地の復興には、全国的な支援体制により膨大な量の災害廃棄物をすみやかに処理することがきわめて重要。山梨県としても県内市町村による広域処理取り組みが円滑に進められるように積極的に対応していく。県としては、国に対しては市町村等が引き受ける災害廃棄物の基準設定や最終処分場の確保など自治体では解決が困難な課題に適切に対処するよう要請を行なっている。これまで国からの回答は無いが引き続き国との連絡調整や情報収集に務め、市町村等に情報提供し、情報交換をする。

やはり指示待ち行政に過ぎないようです。山形、東京、島田市、北九州市などの事例を精査して独自に基準を設定してみる、それに適合する災害廃棄物を現地で選別する方法も現地へ出かけて検討する(空間線量 Svでの判断と瓦礫そのものの放射性物質測定 Bq での判断の比較など、それに要する経費の見積り・・・)、そういう準備をしておかないと、いざ国から回答が来た時に即応できない、結局は、山梨県さんにお願いする必要はなくなりましたと言われて恥をかくことになる。

関連質問は同じ会派の望月利樹さんでした。こちらも情緒的な話ばかりで、具体的なデータが提示されない。『大きな意思決定をしなければならない時に、正確ではない、ねじれた情報が先行したら、先入観というものが働きます。・・・判断材料となる、最初の情報ソースが大事です。』 とお書きになった記事は拝読していました、しかし震災がれき問題について、被災地の現況、島田市や北九州市の事例から得られた情報は片寄っているのではないかと思えます。
今回の質疑応答では、関連質問を封殺した山梨県議会の醜態を垣間見ました。行政の答弁がこのまま良しとして通ってしまうのでしょう。

土橋議員の質問で私が注目したのは、『甲府市議団が被災地を訪問・視察し、現地の合同説明会にも出席して、そこで配付された2本のDVDを借りて見る機会があった』 ということです。
そのDVDは、「宮城県知事からの、津波被害による宮城県、岩手県の災害廃棄物の受入れについて」 と 「女川町長からの、宮城県女川町の災害廃棄物広域処理受入れについて」 の2本だったそうです。

(長くなりましたので、このページの一部は次頁に送りました)

4.土橋議員は、宮城県震災復興計画宮城の将来ビジョン・震災復興実施計画も精査されているでしょう。
5.岩手県では災害廃棄物対策ホームページに、「岩手県災害廃棄物処理詳細計画」もあります。土橋議員はDVDを見た後で確認されているはずです。

これらを踏まえて、山梨県はどのように支援すべきだと具体的なデータに基づいたう論陣を張ることが議員の仕事です。情緒的な言葉の羅列に時間を費やすのは、議会中継を視聴している側でも時間の無駄になります。

・・・次頁に続く・・・

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