COCKPIT-19

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野良猫「ミー」の、里親探しを手伝うの記(2)

2017-08-20 02:55:24 | 日記・エッセイ・コラム
Hさんと4匹の子猫をピックアップして向かったのは、東北関東にチェーン展開するスーパーマーケットの店舗。 若い男性店員に、子猫の里親探しに店舗の片隅でも貸してもらえまいか頼むと、店長を呼んできてくれた。 店長の返答は、食品衛生上動物の出入を禁止してるというもっともな理由でノー、しかし屋外に設置されてるATMの脇ならと了解を取り付けた。 男子社員に礼を言い、少しだが僕は古くからお宅の会社の株主なんだと余計なことを言って外に出た。 肌寒い日だったが生まれて初めて母親から引き離された子猫たちは、身を寄せ合って覗き込む人たちを不安げに見上げている。

猫ブームを反映してか欲しがってくれる客は多いのだが、それぞれに飼えない事情があるようで、ごめんなさいと言い残して去っていく。 昼近くになって足を止める客が増えだし、その中の一人がテナントで入居しているフアスト・フードの女性店長で、店内放送を聞いて見に来たという。 母ネコに似た一匹が気に入ったらしくHさんの携帯番号を控えていき、さらに温かいコーヒーを二つ差し入れてくれた。 こちらもお返しに昼食のハンバーガーを買い、男性店員にアナウンスメントのお礼と、おかげで一匹が決まりそうだと伝えて半日のセールス活動を終えた。

その日の夜遅く家族会議を終えたという店長がHさん宅を訪れ、「待ちきれなくて」と恐縮しながら引き取っていったそうだが、子猫の愛くるしい姿はそれほどに人を惹きつけるものらしい。 翌日はペットショップチェーンの店舗前で展示をさせてもらえまいかと頼んでみたが断られ、次に考えたのは「チラシ作戦」。 タブレットで3匹一緒の写真を撮り、パソコンとプリンターで「里親を探しています、生後40日の子猫です。下記の連絡先までお問合せください」とイラスト入りで作成し、Hさんに近くのドラッグストアやコンビニで配るよう指示した。

真っ先に反応があったのは僕がチラシを渡しておいた近所の女性で、知り合いのお年寄りがすぐに子猫を見たいとのことで僕の家に来ることになった。 午後にはHさんと3匹の子猫を呼び寄せお見合いをさせたところ、前にも猫を飼っていたというお婆ちゃんが、一目見るなり即決で2匹を貰ってくれ、僕と星さんにとスーパードライを2ケース届けてくれた。 さらにその翌日チラシを見た人から星さんに申し込みがあり、最後の里親も決まってチラシ作戦は想定外の短期間で終了することができた。 縁あって里親捜しに携わった一人として子猫たちの幸せを願っている次第。

後日談がある。 お盆前にHさんが中元の品をもって訪ねてきたが、その後彼に引き取られ飼い猫になったミーのお腹がまた大きくなり、最近出産したようだが確認できないという。 子猫を取り上げられ不信感を強くしたミーが、別なところで生んできたからだ。 そして子猫たちの先に生まれ、野良猫として生き残ったミーの娘が6月冒頭に初めて2匹の子を産んだ。 つまりミ―の孫に当たる3代目が誕生したわけだが、もう親離れの時期が近く、メス猫が居れば遠からず4代目が生まれるだろう。 まさに一編の大河ドラマが延々と続く。  





  

 











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