先日、公開されたばかりの映画、「関ヶ原」を、観てきました。
公開直後の映画は混んでいるのであまり見ないのですが、今回は何といっても、司馬遼太郎氏原作の映画ということで、待ち切れず観てきました。
感想はというと、☆5つで評価をするとしたら、☆3つ位でしょうか。
期待感が大きすぎたため、ちょっと残念感は否めません。
決して駄作はないと思いますし、特に合戦シーンなどは圧巻で、物凄い数のエキストラが参加してとても迫力があり、見ごたえがありました。
ただ、いかんせん、2時間30分程度の時間的制約の中では、個々の人物像が描き切れていないのです。
例えば、主人公の石田三成にしても、なぜ同じ西軍の大名の信頼を得ることが出来なかったのかが描き切れていないです。
そして、展開が速すぎて考える暇がなく、そこそこ知識を持ってみないと正直、理解できないと思います。
登場人物はそれなりに多い割に、その人物の説明はかなり薄いため、例えば、旗差し物の家紋でどこの大名家、ということがある程度わからないと、本当によくわからないまま進んでいってしまうような印象を持ちました。
あまり歴史には興味はないけど、岡田君がかっこいいし、見に行ってみよう、という感じだと恐らく理解するのはなかなか厳しいです。
あとこれは昔から思っていたことですが、日本の時代映画というのは、なぜ効果音が異常に大きく、人間の喋る声があんなに小さいのでしょう。
ずっと前に黒沢映画の七人の侍や影武者を観たときから疑問だったのです。
ただでさえ、昔の話ことばで話しているために聞き取りにくいのに、ボリュームが小さい。
この映画では島津軍の喋る言葉なんて、そんな状況の中でガッツリ薩摩弁なので、本当に何を言っているのかよくわからないのです。
ただ、主演の岡田君は非常に上手く役を演じていました。
かっこいいのはもちろん、存在感もありとてもいい役者で好感が持てます。
勝者である徳川方が自らに都合がいいように作りあげた教書的な歴史観ではなく、敗者から見た歴史観も平等に見ていくことで、歴史認識が深まると思います。
何はともあれ、事前の期待が高かっただけにちょっとした肩透かしはありましたが、いい気分転換になりました。
公開直後の映画は混んでいるのであまり見ないのですが、今回は何といっても、司馬遼太郎氏原作の映画ということで、待ち切れず観てきました。
感想はというと、☆5つで評価をするとしたら、☆3つ位でしょうか。
期待感が大きすぎたため、ちょっと残念感は否めません。
決して駄作はないと思いますし、特に合戦シーンなどは圧巻で、物凄い数のエキストラが参加してとても迫力があり、見ごたえがありました。
ただ、いかんせん、2時間30分程度の時間的制約の中では、個々の人物像が描き切れていないのです。
例えば、主人公の石田三成にしても、なぜ同じ西軍の大名の信頼を得ることが出来なかったのかが描き切れていないです。
そして、展開が速すぎて考える暇がなく、そこそこ知識を持ってみないと正直、理解できないと思います。
登場人物はそれなりに多い割に、その人物の説明はかなり薄いため、例えば、旗差し物の家紋でどこの大名家、ということがある程度わからないと、本当によくわからないまま進んでいってしまうような印象を持ちました。
あまり歴史には興味はないけど、岡田君がかっこいいし、見に行ってみよう、という感じだと恐らく理解するのはなかなか厳しいです。
あとこれは昔から思っていたことですが、日本の時代映画というのは、なぜ効果音が異常に大きく、人間の喋る声があんなに小さいのでしょう。
ずっと前に黒沢映画の七人の侍や影武者を観たときから疑問だったのです。
ただでさえ、昔の話ことばで話しているために聞き取りにくいのに、ボリュームが小さい。
この映画では島津軍の喋る言葉なんて、そんな状況の中でガッツリ薩摩弁なので、本当に何を言っているのかよくわからないのです。
ただ、主演の岡田君は非常に上手く役を演じていました。
かっこいいのはもちろん、存在感もありとてもいい役者で好感が持てます。
勝者である徳川方が自らに都合がいいように作りあげた教書的な歴史観ではなく、敗者から見た歴史観も平等に見ていくことで、歴史認識が深まると思います。
何はともあれ、事前の期待が高かっただけにちょっとした肩透かしはありましたが、いい気分転換になりました。