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おおかみこどもの雨と雪(映画)

2012-09-17 22:30:00 | 映画
今回の記事は『おおかみこどもの雨と雪』(2012年、監督:細田守)です。
『サマーウォーズ』の細田守監督が贈るファミリー・ファンタジー・アニメ。
母親と子供たちとの絆と成長を描いた感動作。2時間弱の映画の中に込められているものは大きく、ストーリーは最良。
もしかしたら2012年夏季~秋映画では一番推しの映画かも。

■内容紹介 ※goo映画より
人間の姿で暮らす“おおかみおとこ”に恋をした大学生の花。
やがて妊娠し、雪の日に女の子の、雨の日に男の子の《おおかみこども》を産む。姉弟は雪、雨と名づけられる。
ところが、ある日突然“おおかみおとこ”が帰らぬ人に。
遺された花は子供たちを人間として育てるか、おおかみとして育てるか悩み、山奥の古民家に移り住む。
日々成長する快活な雪と内気な雨。小学生になった2人にそれぞれ転機が訪れる。

私は、この子たちと生きていく。

おおかみこどもの雨と雪

おおかみこどもの雨と雪

おおかみこどもの雨と雪


■感想
実はこの映画、期待していなかったというより観に行くのに気が引けていた映画だった。おそらくあまり好みじゃないだろうなぁというイメージを何となく持っていたから。
けど世間やまわりの評判があんまりにも良かったので、やっぱり観に行った。
で、実際観た感想として観に行って良かったと思える素敵な映画だった。

絵はとにかく綺麗だった。オープニング映像から魅入ってしまう。背景は実写と見間違えるほどに綺麗で人物画も好き。
ストーリーの良さと登場人物の魅力の大きさもとにかく良かったです。

どんな時でも笑顔を絶やさない主人公の花はすごく良かった。どんなに大変でもしっかりお母さんになっているし、子供たちへの愛情の大きさも感動的だった。
決して自分の考えを押し付けず、子供たちの気持ちを尊重して子育てする姿はとてもいいお母さんだなぁと思った。

雪と雨もすごく可愛い。これは観た人全員の頬がゆるむこと間違いなさそうなぐらい可愛い。
しかもこの映画、そんな二人の成長物語をすごく良く描いているのだから大変な良作だ。

小学校の学年が上がる描写を教室をのぞくシーンの流れでさり気なく見せる演出などもう上手すぎる。
またタイトルにもついている雨と雪の演出(名前だけの意味じゃない)や、大切な告白と決断をする雪と雨の印象的なシーンの見せ方など要所要所の演出面は大変に上手い。

とても元気で腕白だった雪と、体が弱く甘えん坊だった雨。
小さい頃から対照的だったこの二人が成長し、それぞれ道を選び進んでいく姿に何ともいえない気持ちになってしまう。
ネタバレになるので二人がどんな道を選ぶのかはここでは詳しくは書かないけれど、二人の選んだ道が対照的なのもだったことが映画の物語をぐっと良くしているなぁとつくづく思う。
別れのシーンは切なくて嬉しくて寂しくて涙なしではたぶん観られない。

機会があればぜひ観てもらいたいおすすめ映画です。
中でも若いお母さんお父さんに観てもらいたい映画だと思います。

最後に注記。
この映画は一部で獣姦映画とも言われています。確かにその要素が無いとは言い切れないのかもしれない。
けれど映画の伝えるテーマは間違いなくそんなところにはなくて、親子の絆と子供の成長を描いた物語にあるのだと思います。
もちろんPG12も何もついていないので子供でも観れる内容です。ただし厳しい方はもしかしたらNG出すかも。

■登場人物ちょいメモ(カッコ内は声の出演)
花(宮崎あおい)
…主人公。どんな時にでも笑顔を絶やさない明るい性格。
おそらくはそんなに強い女の子というわけではないのだけれど、雪と雨を抱え大変な状況でも決して音を上げず、しっかり母親としての責務を果たす姿に確かな母としての強さを感じさせる。
なお、彼の正体を知ってもまったく動じた素振りを見せなかったりと、その適応力はもとから相当高かったのかも。

彼(大沢たかお)
…オオカミ男の青年。花と結ばれる。優しく真面目で包容力もあり、どこか陰もあったりと、出演時間こそ短いが間違いなく女子人気が高そうな要素盛りだくさんの好青年。それだけに彼が与える衝撃の大きさたるや凄まじい。
花からは終始、彼と呼ばれているため名前は不明。彼の名前が書かれた免許証がアップになるシーンもあるのだけれど文字が不明瞭というナイスディフェンスに阻まれ結局分からない。分かった人がいたら教えて欲しい。

雪(幼年期:大野百花/少女期:黒木華)
…雪の日に生まれた花の子供。小さな頃は腕白で元気いっぱいの子供だったが、小学校へ通う内に少しずつ女の子らしい気持ちに目覚めていく。同時にある恐れを抱えていく。雨の日にずっと心に抱えていた想いを打ち明ける。

雨(幼年期:加部亜門/少年期:西井幸人)
…雨の日に生まれた花の子供。雪の弟にあたる。雪とは対照的に気が弱く大人しい性格。雪の日にある気持ちに気づきはじめ、雨の日に大きな決断をする。

草平(平岡拓真)
…雪のクラスに転校してきた少年。ボクサーになることが夢。あることをきっかけに雪には避けられるようになり、そのことを気にしている。素直になれない年頃。

韮崎(菅原文太)
…韮崎《にらさき》のおじさん。花が越してきた里山の近所に住む農家の老人。無愛想で偏屈そうだが、多くの人が実は良い人だということを瞬時に見抜くであろうベタな立ち位置のキャラ。

先生
…雨の先生。雨がいろいろなことを教わり、「先生は何でも知っているんだ」と尊敬されるほど博識。とても面倒見が良さそうです。

■予告編


映画データ 
題名 おおかみこどもの雨と雪 
製作年/製作国 2012年/日本 
ジャンル ドラマ/ファミリー/ファンタジー/アニメ 
監督 細田守 
声の出演 宮崎あおい
大沢たかお
黒木華
西井幸人
大野百花
加部亜門
林原めぐみ
中村正
大木民夫
片岡富枝
平岡拓真
染谷将太
谷村美月
麻生久美子
菅原文太、他 
メモ・特記 原作:細田守
脚本:細田守、奥寺佐渡子 
おすすめ度★★★★★
(★は最高で5つです。★:1pt, ☆:0.5pt)

■Link
+⇒公式HP(Japanese)
+⇒おおかみこどもの雨と雪 - goo 映画

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