
今回の記事は『エイリアン』(1979年、監督:リドリー・スコット)です。
巨大な宇宙貨物船に侵入した一匹の異星生物の恐怖を描いたSFサスペンス・ホラーの金字塔。
『グラディエーター』『キングダム・オブ・ヘブン』などスペクタクル映画の名手リドリー・スコット監督の出世作となった作品です。
第2回午前十時の映画祭上映作品。
■内容紹介 ※午前十時の映画祭ウェブサイトより
宇宙貨物船ノストロモ号が航海の途中でSOS信号を傍受し、とある惑星に救助に向かった。
発信元の宇宙船の内部は黒こげで、人影はない。
そして船底には、奇怪な卵がびっしりと埋まっていた。
航海士のケインが卵を覗き込むと、奇妙な生物が、その顔面に襲いかかった。
一行はからくも母船へと戻り、ケインは快復したように思われた。
航海を続けるノストロモ号。
ところが突如、蛇状の生物がケインの腹を突き破り、孵化する。
宇宙船内という閉鎖空間のなか、奇怪なエイリアンと、リプリー(S・ウィーヴァー)ら残された乗組員たちの暗闘が開始された……。
宇宙では、あなたの悲鳴は誰にも聞こえない



■感想
映画が大ヒットを記録し、リドリー・スコット監督の出世作となった『エイリアン』は、以降シリーズ化され人気のSFホラーシリーズとなっていく。
エイリアンというタイトルを聞いたことがない人は恐らくいないといってもいいほど、もはや定番のシリーズでしょう。
そんなエイリアンは、現代でもプレデターなんかと対決したりする重宝ぶりで、異形もの大スターとしての地位を見事に確立している。(何だこの文章…)
とにかく言いたいことはエイリアン第1作はSFホラーの歴史的大傑作だということだ。
『エイリアン』は子供の頃に観たことがあったと思っていたけど、気のせいだったのかもしれない。
作中のどんなにインパクトのある強烈なシーンでも一変足りとも記憶にその断片がなかった。
…なので、もしかしたら初見なのか?
映画はSFサスペンス・ホラーとして大変に良くできています。
未知の惑星へ降り立ち、エイリアンの卵と遭遇するシーンの不穏さ。
閉塞された宇宙船の中で未知の驚異的な生物(エイリアン)が迫り来るという恐怖感。
敢えて画面を闇で暗くしたり、滴り落ちる水や蒸気、炎といったものを上手く使い視界を隠すという演出は、不穏な恐怖感をひしひしと体感できる見事なサスペンス映画としての効果を発揮しています。
基本的にはスプラッター描写などはなく、不気味なエイリアンの造形は気持ち悪いですが、そこまでグロくはないのでホラーが苦手な方でも見れるでしょう。
(…なんて感想メモには書き残されていましたが、嘘です!超グロいです!アッシュのシーンとか!ですので鑑賞注意して下さい!)
お化け屋敷演出も抑えめなので心臓にもそれほど危険なことはありません。
どちらかというとショッキング・ホラーと言うよりはサスペンス演出のほうが卓逸した作品です。
今でも世界中で賞賛されているエイリアンの造形ですが、あの頭部は男性器を模していたんですね。言われるまで気づかなかった。
またエイリアンの変体の過程ではやはり所々で男性器を思わせる造形があり、エイリアンの行動自体も相手を妊娠させようとする男性の性欲を暗喩していると言われています。
そんな男性の象徴たるエイリアンを、女性ヒロインが男性の協力などを得ず自力で退治するというストーリーから女性のフェミニズムの勝利を謳った映画だという考察もあるようです。(参考:ウィキペディア Link)
そんな考察がされていたとは思いも寄らなかった。映画とは見方によってはどこまでも深い意味を持たせることもできるのかもしれない。
エイリアンの頭部に日本製の石油ポンプがそのまま使われているというトリビアを某番組で知りました。アップで見ると確かにそのまま石油ポンプなんです。これはちょっと凄い。
演出面は最高の映画でしたが、やはり古い映画だけありコンピューターの造形などに古臭いかなぁという印象はあります。
けどSFホラーの大傑作であることは間違いありません。
↓予告編
(この予告編もサスペンス演出の上手さは半端ない。セリフ一切なしでこの怖さ…。やや衝撃的なので鑑賞注意!)
(★は最高で5つです。★:1pt, ☆:0.5pt)
■Link
+⇒公式HP(Japanese)※午前十時の映画祭特設ページです。
+⇒エイリアン - goo 映画
+⇒第2回午前十時の映画祭レビュー記事一覧
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巨大な宇宙貨物船に侵入した一匹の異星生物の恐怖を描いたSFサスペンス・ホラーの金字塔。
『グラディエーター』『キングダム・オブ・ヘブン』などスペクタクル映画の名手リドリー・スコット監督の出世作となった作品です。
第2回午前十時の映画祭上映作品。
■内容紹介 ※午前十時の映画祭ウェブサイトより
宇宙貨物船ノストロモ号が航海の途中でSOS信号を傍受し、とある惑星に救助に向かった。
発信元の宇宙船の内部は黒こげで、人影はない。
そして船底には、奇怪な卵がびっしりと埋まっていた。
航海士のケインが卵を覗き込むと、奇妙な生物が、その顔面に襲いかかった。
一行はからくも母船へと戻り、ケインは快復したように思われた。
航海を続けるノストロモ号。
ところが突如、蛇状の生物がケインの腹を突き破り、孵化する。
宇宙船内という閉鎖空間のなか、奇怪なエイリアンと、リプリー(S・ウィーヴァー)ら残された乗組員たちの暗闘が開始された……。
宇宙では、あなたの悲鳴は誰にも聞こえない



■感想
映画が大ヒットを記録し、リドリー・スコット監督の出世作となった『エイリアン』は、以降シリーズ化され人気のSFホラーシリーズとなっていく。
エイリアンというタイトルを聞いたことがない人は恐らくいないといってもいいほど、もはや定番のシリーズでしょう。
そんなエイリアンは、現代でもプレデターなんかと対決したりする重宝ぶりで、異形もの大スターとしての地位を見事に確立している。(何だこの文章…)
とにかく言いたいことはエイリアン第1作はSFホラーの歴史的大傑作だということだ。
『エイリアン』は子供の頃に観たことがあったと思っていたけど、気のせいだったのかもしれない。
作中のどんなにインパクトのある強烈なシーンでも一変足りとも記憶にその断片がなかった。
…なので、もしかしたら初見なのか?
映画はSFサスペンス・ホラーとして大変に良くできています。
未知の惑星へ降り立ち、エイリアンの卵と遭遇するシーンの不穏さ。
閉塞された宇宙船の中で未知の驚異的な生物(エイリアン)が迫り来るという恐怖感。
敢えて画面を闇で暗くしたり、滴り落ちる水や蒸気、炎といったものを上手く使い視界を隠すという演出は、不穏な恐怖感をひしひしと体感できる見事なサスペンス映画としての効果を発揮しています。
基本的にはスプラッター描写などはなく、不気味なエイリアンの造形は気持ち悪いですが、そこまでグロくはないのでホラーが苦手な方でも見れるでしょう。
(…なんて感想メモには書き残されていましたが、嘘です!超グロいです!アッシュのシーンとか!ですので鑑賞注意して下さい!)
お化け屋敷演出も抑えめなので心臓にもそれほど危険なことはありません。
どちらかというとショッキング・ホラーと言うよりはサスペンス演出のほうが卓逸した作品です。
今でも世界中で賞賛されているエイリアンの造形ですが、あの頭部は男性器を模していたんですね。言われるまで気づかなかった。
またエイリアンの変体の過程ではやはり所々で男性器を思わせる造形があり、エイリアンの行動自体も相手を妊娠させようとする男性の性欲を暗喩していると言われています。
そんな男性の象徴たるエイリアンを、女性ヒロインが男性の協力などを得ず自力で退治するというストーリーから女性のフェミニズムの勝利を謳った映画だという考察もあるようです。(参考:ウィキペディア Link)
そんな考察がされていたとは思いも寄らなかった。映画とは見方によってはどこまでも深い意味を持たせることもできるのかもしれない。
エイリアンの頭部に日本製の石油ポンプがそのまま使われているというトリビアを某番組で知りました。アップで見ると確かにそのまま石油ポンプなんです。これはちょっと凄い。
演出面は最高の映画でしたが、やはり古い映画だけありコンピューターの造形などに古臭いかなぁという印象はあります。
けどSFホラーの大傑作であることは間違いありません。
↓予告編
(この予告編もサスペンス演出の上手さは半端ない。セリフ一切なしでこの怖さ…。やや衝撃的なので鑑賞注意!)
映画データ | |
|---|---|
| 題名 | エイリアン |
| 製作年/製作国 | 1979年/アメリカ |
| ジャンル | SF/ホラー/サスペンス |
| 監督 | リドリー・スコット |
| 出演者 | トム・スケリット シガーニー・ウィーヴァー ジョン・ハート ヤフェット・コットー ハリー・ディーン・スタントン ヴェロニカ・カートライト イアン・ホルム ヘレン・ホートン、他 |
| メモ・特記 | 第2回午前十時の映画祭上映作品 美術(デザイン):H・R・ギーガー シリーズ第1作 アカデミー賞:視覚効果賞受賞 英国アカデミー賞:プロダクトデザイン賞・音響賞受賞 |
| おすすめ度 | ★★★★ |
■Link
+⇒公式HP(Japanese)※午前十時の映画祭特設ページです。
+⇒エイリアン - goo 映画
+⇒第2回午前十時の映画祭レビュー記事一覧
映画データ
美術(デザイン):H・R・ギーガー
シリーズ第1作
アカデミー賞:視覚効果賞受賞










