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アウトレイジ(映画)

2010-07-19 18:14:00 | 映画
(C)2010『アウトレイジ』製作委員会

今回の記事は『アウトレジ』(2010年、監督:北野武)。
第63回カンヌ国際映画祭コンペティション部門で正式上映された北野武監督の2010年最新作。
過激なバイオレンス描写で評価が賛否両論まっぷたつに分かれ、大いに話題となった作品。
出てくる人物みんな悪人の世界は、逆に観ていて清々しいほど。

■内容紹介 ※goo映画より
関東一円に勢力を張る巨大暴力団組織・山王会組長の関内のもとに、一門の幹部が集結していた。
その席上、関内は若頭の加藤に、直参である池元組の組長・池元と直系ではない村瀬組との蜜月関係について苦言を呈す。
そして、加藤から村瀬組を締め付けるよう命令された池元は、その配下の大友組組長・大友に“厄介な”仕事を任せる。
こうして壮絶な権力闘争が幕を開けた…。

全員悪人

アウトレイジ

アウトレイジ


■感想
思い返してみても、この映画って善人いないなーというほど悪人だらけの映画でした。
けど、むしろそこを楽しむべき映画。
とにかく「ばかやろー」「このやろー」と威圧し罵り、殴る、蹴る、切り付ける、撃つのバイオレンス描写が続きます。
出てくる悪人たちも、それぞれにタイプの違う悪人ぶりで、皆それぞれの凄味を持っていて迫力がありました。
中でも意外性があって印象に残ったのは、小日向文世さんかな。
小日向さんには良い人ってイメージしかなかったから、この映画の悪人ぶりには驚かされました。
しかも意外なほど似合っているし。
主演のビートたけし演じるヤクザたちとは悪人のベクトルが若干違い、一見善人にも思えるのですが、実は一番したたかで悪どい人は小日向さん演じた刑事だったかもしれない。

ジャンルは任侠サバイバル・バイオレンス群像劇となっていますが、任侠とはちょっと違う内容だったように思います。
北野監督自身、バイオレンスの原点に戻ったと言っているように、『アウトレイジ』は全編バイオレンス描写に溢れています。
中にはかなり直接的にバイオレンス描写がされているシーンもあるので、苦手な人はホントに注意が必要です!
カッターナイフで指詰めしようとするシーンとか、歯医者のシーンとか直視できないぐらい痛い。映像が。
観ているこっちの血の気が引いてしまう。
ストーリーははっきり言って心地よいものでは全くない。
スカッとするものでもない。だから任侠とは違うと思う。

独特の渇いた感じの映像美学は良かったと思います。
衝撃的な内容ながら、あえて淡々と描写することで無情感を感じさせる。
この辺りの巧さは流石は北野監督だと思いました。
椎名桔平さん演じる水野の死に様の衝撃度は忘れられない。
一番あっけないようで一番過激。どうしようもないぐらいの無情さを感じました。

『アウトレイジ』は間違いなく観る人を選ぶ映画だと思います。
この映画、嫌いな人は徹底的に嫌いそう。
それでも話題作ですし、世界のキタノを堪能してみたいという方はご覧になってみるのも悪くないと思います。
少なくとも悪い映画ではなかったので。
また、日本のドラマ・映画界を彩る個性豊かな俳優陣が演じる悪人たちは必見かもしれない。

映画データ 
題名 アウトレイジ 
製作年/製作国 2010年/日本 
ジャンル 犯罪/ドラマ/アクション 
監督 北野武 
出演者 ビートたけし
椎名桔平
加瀬亮
小日向文世
北村総一朗
塚本高史
板谷由夏
中野英雄
杉本哲太
石橋蓮司
國村隼
三浦友和
坂田聡
森永健司
三浦誠己、他 
メモ・特記 R15+指定 
おすすめ度★★★☆
(★は最高で5つです。★:1pt, ☆:0.5pt)

■Link
+⇒公式HP(Japanese)
+⇒アウトレイジ - goo 映画

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▼動機 北野武最新作 ▼感想 非常にスッキリ!なぜだろう? ▼満足度 ★★★★★★☆ いいかも ▼あらすじ 関東一円を取り仕切る巨大暴力団組織・山王会組長の関内(北村総一朗)が若頭の加藤(三浦友和)に、直参である池元組の組長・池元(國村隼)のことで苦...