
(C)TBS ブラッディ・マンデイ
だいぶ今更感があるんですが、今回の記事はTVドラマ『ブラッディ・マンデイ』です。
マガジンの漫画、BLOODY MONDAYが原作のドラマです。
放送時期は2008年秋-冬でもうけっこう前になってしまっているのですが、去年末に書くと宣言していたので、有無を云わずに書きます。
ああ、それからドラマレビューは映画や読書とは違い、ネタバレもさらっと書いてたりもするのでご了承ください。
ROOKIESから始まったTBS土曜夜8時枠のドラマは面白いドラマが多い。(2期の恋空は見なかったけれど)
このブラッディ・マンデイもこの枠のドラマです。
サスペンスフルに展開していく内容は毎回目が離せなかった。
主人公は高校生にして凄腕のハッカーである高木藤丸。
それを上手く演じていたのが期待の若手・三浦春馬クン。
このドラマを見るまで全然知らなかったのですが、妹想いで友達想いの役が本当に良くあってました。
時々表情が大げさだったけれど、それはそれで味です!
正体不明の女スパイ? であるマヤを演じた吉瀬美智子さんも良かった。
常に余裕でミステリアス、飄々とした態度は何だか分からないけど気になりました。
ただこの人が何をしたかったのかは、結局のところよく分かっちゃいない。
最初から最後まで謎だった。
サードアイの捜査官・加納さん(松重豊)は、その顔から(←失礼!)多くの人が悪者イメージをもったっぽいです。
僕も最初、この人は敵側ではないけれど、藤丸と敵対する嫌な人だとばかり思ってました。
全然そんなことありませんでした。ごめんなさい!
何やかんやで一番藤丸を助けていたのは加納さんだったかもしれない。
物語はかなりぶっとんでいました。
先を読めと言う方が無理でした。
例えばサードアイの宝生さん。あの裏切りは唐突過ぎる気も。
Kの正体も何だかなぁ。伏線すらなかったような気もするんですけど。
こんなんじゃ分かんないよ。
まあ、毎回驚愕で、そこが楽しかったとも言えるかも。
(日本のドラマってシナリオの練りについては海外ドラマに敵わないのかなー?)
個人的にこのドラマで好きだったのは、藤丸のハッカーとしてのかっこ良さ(なんかすごいことをやっているよ的な)もあったけれど、7、8話あたりの新聞部の友情ドラマが感動でした。それなのにー。
誰も死なないと信じていたのに、まさかの死亡、挙句の果てにはテロリストの黒幕だと!
ある意味泣けてきて仕方がない。
終わりは完結させていなかったので、続編が作られそうですね。
映画かスペシャル番組で見れるのかな? できることならまた連続ドラマ化してほしいけど。
Jも生存、マヤも無事海外へ逃げているので、この二人もまた出てきそう。

この作品、漫画で読んでしまっていて、ドラマ化された時、最初の一回だけ見ましたけど、コレはないと思い、以降、見ませんでした。
漫画はとっても面白いというか、TVがどこまでやったのか、わかりませんが、確かに、二転三転、「黒幕Kがあの子って、ありえなーい」と思うのですが、佳境に入っていると思いますが、まだまだ結末は見えず、原作漫画は、楽しいです。
僕はこの作品、漫画は読んでないのですが、漫画も面白そうですね。
ドラマは一応、Kが目論むブラッディ・マンデイを阻止した所までで終わりました。
原作知らないのでドラマのキャストがROOKIESみたいに原作に近かったのかは分からないけど、個人的にはけっこう良かったとは思ってます。