(C)2009 Columbia TriStar Marketing Group, Inc. All Rights Reserved.
今回の記事は『ターミネーター4』(2009年、監督:マックG)です。
ハリウッドを代表するSFアクションの大作、ターミネーターシリーズの続編。
これまで断片的にしか語られなかった未来世界を舞台に、人類と機会軍との戦いを描く!
旧シリーズファンにも嬉しい要素もいくつか盛り込まれています。
■内容紹介 ※goo映画より
時は2018年。
核戦争で荒廃した世界は、人工知能搭載のスーパーコンピューター“スカイネット”に支配されていた。
生き残った人々は抵抗軍を組織し、機械との最後の戦いに備えていた。
部隊のリーダーであるジョン・コナーは、“スカイネット”がやがて自分の父親となるカイル・リースの命を狙っていると知り、彼を探し始める。
一方、ターミネーターがさまよう荒野をたくましく生き抜く少年カイルは、核戦争のことも、今が何年かさえもわからない屈強な男・マーカスと出会う。
どこで誰が、未来を変えたのか?
■感想
『ターミネーター4』を観てきました。
この映画、公開当初から観たい観たいと思っていたのですが、なかなか準備が整わなくて、すんなりとは観に行けなかった。
と言うのも、僕は映画感想ブログなんてものをやっていますが、映画に関する見識は浅く、映画ファンなら見ていて当たり前の大作をけっこう見ていない。
ターミネーター1、2、3もターミネーター4公開時にはまだ見ていなかった。
1~3は4公開に合わせてテレビ放送してくれたのを録り溜めておいて週末に1作ずつ見て、それから4を観に行った次第です。
(劇場視聴以外はこのブログではあまり記事にしていないのですが、1~3もせっかく見たのでいずれ感想書こうかと思ってます)
では4の感想です。
1~3を見終わった直後に観たからなのか、ジョン・コナーの変わりようには少し驚いた。
ちょっと3から変わりすぎ。
まぁ、役者も時代も違うのでそれはしょうがないと言えるのですが。
けれど観ているうちにそんな気持ちは消えました。
このジョンはこれはこれであり。いや、むしろ人類のリーダーとなるジョンはこれくらいの力強さがないとまずいです。
苦悩を抱えつつも力強く戦うジョン・コナーを魅力的に演じたクリスチャン・ベイルは流石だったと思います。
ジョンが後半にカイルに見せる不思議な親子関係の絆には心震わせられました。
父子関係が逆転したかのようなこの不思議な感覚。今まで味わったこと無いかも。
若きカイル・リースは最初は若くは見えなかった。
どこぞのしゃがれ声のおじさんかと思っちゃいました。(←ひどい)
けれどやっぱり彼は若かった。
最初にそんな失礼なことを思った自分を殴りたいですね。
しかもターミネーター1のカイルの面影がけっこうあるような気がする。
新シリーズでカイルが本格的に活躍し始めるのは恐らく次回作以降。
彼の活躍には期待せずにはいられません。
ぜひともジョンとのかけがえの無い時間を過ごしてもらいたい。
『ターミネーター4』ではマーカス・ライト(サム・ワーシントン)も凄かった。
主役のジョン・コナーに勝るとも劣らない存在感で最初から最後まで映画を引っ張っています。
タフなアクションをがっちりこなし、何とも複雑な役柄を見事に演じています。
彼の存在がコナー父子に多大な影響を与えたことは疑いようがありません。
ちなみにこの『ターミネーター4』には旧作(1,2)ファンには嬉しいサプライズが用意されています。
ひとつはT-800(若きアーノルド・シュワルツェネッガー)の完全再現。
あのお馴染みのテーマソングが流れた時は鳥肌ものでした。
このシーン、最新のCGI技術により成されたものとのことです。
違和感はまるで無し! 現代の技術ってすごい。
もうひとつは旧作でサラ・コナーを演じたリンダ・ハミルトンが、声のみですが出演しているということ。
そう、あのカセットテープのシーンですよ。
僕は吹き替え版しか見てないのでこれにはまるで気づかなかったのですが、旧作ファンには嬉しい演出ですよね。
ターミネーターは2作目があまりにも名作だったため、以降の作品でそれを越えるのは難しいと思う。
けれど最近のSFアクション映画の中ではそうとうに良い出来だったと思います。
ストーリーも、アクションも、映像も迫力も、見ごたえは十分にあります。
観て損はない映画です。機会があればぜひ観て欲しい。
映画データ | |
---|---|
題名 | ターミネーター4 |
製作年/製作国 | 2009年/アメリカ |
ジャンル | SF/アクション/サスペンス |
監督 | マックG |
出演者 | クリスチャン・ベイル サム・ワーシントン アントン・イェルチン ムーン・ブラッドグッド コモン ブライス・ダラス・ハワード ジェーン・アレクサンダー ジェイダグレイス ヘレナ・ボナム=カーター マイケル・アイアンサイド イヴァン・グヴェラ クリス・ブラウニング ドリアン・ヌコノ ベス・ベイリー ヴィクター・ホー、他 |
メモ・特記 | 「ターミネーター」シリーズ前3作のバックストーリー |
おすすめ度 | ★★★★ |
■Link
+⇒公式HP(Japanese)
+⇒ターミネーター4 - goo 映画
■TrackBack Center(他の人の感想を見たい人はココで)
+⇒「ターミネーター4」レビュー :映画レビュー トラックバックセンター
←ランキング参加中。よろしかったらクリックお願いします。
T4私も見たいです
過去作と俳優さんが違うと
ちょっと変な感じになりますよね
でも新しい俳優陣で
違う角度・時代から作った作品も
「スター・トレック」のように
成功した例もありますよね
だからichi-kaさんがおしゃる通り
観ているうちに違和感を
感じなるなる気持ちわかります
4以降の続編にも期待高まりますね
俳優さんが変わってしまうと、続けてみると違和感が少しあるかもしれません。
けど未来世界を描く新しいシリーズは悪くはなかったし、従来ファンを楽しませる要素もあったりと、完成度は高いです。
面白かったのでオススメですよ。