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重力ピエロ / 伊坂幸太郎

2006-09-24 15:52:51 | 読書
今回の記事は伊坂幸太郎さんの『重力ピエロ』です。
伊坂さんの本は今回が初読みです。
遺伝子というものを扱っているからなのか、何だか壮大な話に感じましたが
実際は本当の家族愛とは何かを描いた感動の話…なのかな?


内容紹介
兄は泉水(いずみ)、弟は春。そして優しい父と母。
そんな家族には過去に辛い出来事があった。
その記憶を抱えて兄弟が大人になった頃、事件は始まる。
連続放火と、火事を予見するような謎のグラフィティアートの出現。
そしてそのグラフィティアートと遺伝子のルールの奇妙なリンク。
謎解きに乗り出した兄が直面した真実とは?
この家族の物語の結末は…?
(文庫裏面の紹介文をほぼ引用してます。手抜きですみません)


感想
この本を読んで最も印象に残ったのは、家族の父の偉大さです。
一見ふつうのこのお父さん、実はそうとうに寛容な人で
本物の優しさを持っています。
この人こそ、最強の父親だなと思いました。
それから、小説が始まっていきなり書かれている最初の1行。
パッと読みだけでも、芸術的で意味が深そうな感じを受けるんですが
この意味の深さは想像以上でした。
小説を読み終えた後、この1行がいつまでも余韻として残りました。
たった1行でこれほどの余韻を残すとは、してやられたりです。
上手いな~。

小説は読んでいるうちに兄の不可解な言動の謎が明かされていきます。
(弟じゃないよ。この小説、春の真意こそ最大のミステリのようにも思えますが
僕は兄、泉水の真意こそ、この小説最大のミステリの核だと思っています。)

『重力ピエロ』は読みやすいし、面白かった小説だったと思います。
ただ、物語は淡々と進んでいったように僕は思います。
登場人物たちの苦しみというものが不思議とあまり感じられなかったように思います。
その点が僕にとっては少々の不満点です。



『重力ピエロ』 / 伊坂幸太郎 / 新潮文庫
ジャンル:小説(現代/ミステリー/家族/遺伝子)
メモ:第129回直木賞候補作品 (⇒直木賞?
おすすめ度:★★★
は最大で5つです)

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