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アーティスト(映画)

2013-03-17 18:30:00 | 映画
今回の記事は『アーティスト』(2011年、監督:ミシェル・アザナヴィシウス)です。
2012年度のアカデミー賞で、作品賞を含む5冠に輝いたモノクロ・サイレント・スタイルのフランス映画。
サイレント映画の大スター、ジョージと新人女優ペピーとの出会いを、映画がサイレントからトーキーへと変わる激動の時代を背景に描く。

■内容紹介 ※goo映画より
1927年のハリウッド。
サイレント映画の大スター、ジョージ・ヴァレンティンは、ふとしたハプニングで女優志願のペピー・ミラーと出会う。
やがてジョージは、オーディションを受けにやってきたペピーと再会。その日を境にペピーはエキストラから少しずつ上位の役をものにする。
1929年、トーキー映画が登場。
しかしサイレントにこだわったジョージは、自ら監督・主演した映画が失敗し、失意のどん底に。
一方、ペピーは大スターになっても、ジョージを思う気持ちは変わらなかった。

時代が変わっても
変わらない君がいつもそこにいてくれた


アーティスト

アーティスト

アーティスト


■感想
演出の巧みさが光っていた。
サイレント映画なのでセリフは一切なく、基本的には字幕もない。
極めて少ない情報量なのに、登場人物たちの感情はしっかりつ伝わってくる。内容も分かりやすい。
これは演出・観せ方が大変に上手いからなのだと思う。

サイレントからトーキーへと変わることを表現した演出が作中に2つ入れられていてこれがまた上手い。
最初はそれまで音すらも一切聞こえてこなかった画面から音のみが聞こえてくるという演出で、主人公のジョージの悪夢のような、不安な印象を感じます。
もうひとつがラストに入れられた演出で、ここにきて初めて観客は主人公とヒロインの声を聞くことができる。
極めて上手い演出だと思います。

ジョージを演じたジャン・デュジャルダンもすごく良かった。
どこか切ないような儚いような表情に大変に魅せられてしまう。
ショーウインドウに映った自分に映画の画面を重ねて切なく微笑むシーンの表情は素晴らしい。

ジョージの愛犬を演じたアギーも可愛すぎる。まるで人間のような感情を持って主人にぴったりと付き従って歩く様や、ごろんと寝転がる仕草など可愛すぎてヤバイです。

派手さは決してない映画ではあります。けれどしみじみと魅せるヒューマンドラマとして良かった。鑑賞後にじわじわと良さが増していくような映画かもしれない。

サイレント&白黒というのも珍しかったけど、ワイドスクリーン形式じゃない画面というのも最近だと珍しい。
何でもサイレント映画時代に採用されていた1.33:1のスクリーン比で撮られているらしい。この作りのこだわりぶりも凄い。

レビューとは少々関係ない話になりますが、今月末(2013/03)をもってgoo映画主要コンテンツが終了するらしい。
お知らせページに「2013年3月31日(日)をもって主要コンテンツ(作品情報・映画館・俳優データベース)の提供を終了させていただきます。」と書きつつ、追記に「主要コンテンツのご提供は2013年3月31日に終了いたしますが、 引き続き、ポータルサイトgooでは 「goo映画」のサービスは残り、 お客様への情報提供を続けてまいります。」と書いてあったりと、結局どういうことなのかは分かりにくいですが、データベースの提供終了と宣言している以上、作品情報ページはなくなるのでしょうね。レビュー書き始めてからずっとリンク先トラックバック先として利用してきたコンテンツなので寂しく感じる。来月以降内容紹介の引用元どうしようかな…。

■登場人物ちょいメモ
ジョージ・ヴァレンティン(ジャン・デュジャルダン)
…サイレント映画で人気を博したハリウッドの大スター。
しかし映画がサイレントからトーキーへと移り変わっていく中で、頑なにサイレントに固執した彼は瞬く間にスターの座から陥落していく。

ペピー・ミラー(ベレニス・ベジョ)
…新人女優。無名時代にジョージと出会い、彼のアドバイスを受け、互いに惹かれ合う。
トーキー映画へと変わっていく時代の波に乗った彼女は、ジョージとは対照的にスターの階段を駆け上がっていく。

ジャック(アギー)
…ジョージの愛犬。ジョージの相棒として彼にぴったりと付きそう。
その愛くるしい活躍にすっかり魅了された方、大多数。パルムドック賞(もちろんカンヌ国際映画祭のパルムドール(グランプリ)をもじったもの)を受賞した人間顔負けの演技にはぜひ注目を。

■予告編
なぜかワイドモードにならない為、横幅が入りきらない…。


映画データ 
題名 アーティスト 
製作年/製作国 2011年/フランス 
ジャンル ロマンス/コメディ 
監督  ミシェル・アザナヴィシウス 
出演者 ジャン・デュジャルダン
ベレニス・ベジョ
ジョン・グッドマン
ジェームズ・クロムウェル
ペネロープ・アン・ミラー
ミッシー・パイル
ベス・グラント
ジョエル・マーレイ
エド・ローター
ビッツィー・トゥロック
ケン・ダヴィティアン
マルコム・マクダウェル
ベイジル・ホフマン
ビル・ファガーパッケ
ニーナ・シマーシュコ
スティーヴン・メンディロ、他 
メモ・特記 アカデミー賞:作品賞・主演男優賞(J・デュジャルダン)・監督賞・作曲賞・衣装デザイン賞受賞
カンヌ国際映画祭:男優賞(J・デュジャルダン)受賞
ゴールデン・グローブ:作品賞・男優賞(J・デュジャルダン)・音楽賞受賞 
おすすめ度★★★★
(★は最高で5つです。★:1pt, ☆:0.5pt)

■Link
+⇒公式HP(Japanese)
+⇒アーティスト - goo 映画

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