ブログ de ビュー

映画や本、テレビ、ゲームの感想がメイン。作品の記事はカテゴリ「索引」から探せます。

広告

※このエリアは、60日間投稿が無い場合に表示されます。記事を投稿すると、表示されなくなります。

ステキな金縛り(映画)

2012-02-15 23:50:00 | 映画
今回の記事は『ステキな金縛り』(2010年、監督:三谷幸喜)です。
三谷幸喜監督・脚本で贈る痛快コメディ・エンタテインメント・ムービー。
失敗続きの弁護士の担当した事件の被告のアリバイを証言できるのは落ち武者の幽霊だけ。幽霊が証言に立つという前代未聞の裁判の行方をハートウォーミングかつコミカルに描く。
主演は深津絵里、西田敏行、中井貴一、阿部寛。
ほか脇を固める共演者たちにも豪華俳優陣が使われています。ほんのチョイ役にもびっくりするような人が多数出演してます。

■内容紹介 ※goo映画より
弁護士の宝生エミは、裁判を任されても失敗ばかり。
ラストチャンスとして与えられた仕事は、妻殺しの容疑で捕まった矢部五郎の弁護だった。
矢部は「犯行時間は、旅館で落ち武者の幽霊にのしかかられ、金縛りにあっていた」という。
その旅館を訪ねたエミは、更科六兵衛という落ち武者の幽霊に遭遇し、裁判で矢野のアリバイを証言してくれるよう依頼する。
六兵衛は証言台に立つことを承知するが、六兵衛は誰にでも見えるわけではなく…。

証人はただ一人、落ち武者の幽霊。

ステキな金縛り

ステキな金縛り

ステキな金縛り


■感想
※記事中のカッコ内空白箇所はネタバレ反転です!

面白かったです。評価は★★★★☆でも良いぐらいかも。実際は★★★★にしてますが。
ジャンルとしてはコメディドラマに分類され、笑いどころがたくさんあって面白い。
しかも笑える映画というだけではなく人間ドラマ面もしっかりと1本通っているので魅せられます。

深津絵里さん演じる失敗続きの弁護士・宝生エミの成長がこの映画でしっかりと描かれている。
映画の前半と後半では彼女の法廷での自信の持ちようというものがまるで違うのだ。
そのきっかけを与えているのが西田さん演じる更科六兵衛というお茶目な幽霊という設定は面白かった。

主人公のエミは失敗続きでもメゲない、こんなのダメじゃないというような手段でも強引に押していくという打たれ強さをもともと持っていた。
頭脳明晰なキレ者という弁護士ではないけれど、六兵衛に指摘されたとおり自信さえ持てば勝負事にはかなり強いタイプだったのかもしれない。

更科六兵衛は現代を生きる幽霊でキャラ的にかなり軽いところがちょくちょくあってクスリとさせられる。
さすが西田敏行さんが演じているだけあって、可笑しいだけではなく苦難の人生を経験した人物という悲哀というものもしっかりと感じられるところが凄い。
だから六兵衛にはどことなく悲しい印象も感じる。けれどそのキャラが悲しさを感じさせない。
六兵衛がエミを励ますシーンは感動的だった。
「そなたに足りないのは自信だけ」という六兵衛の言葉はエミに大きな力を与えただろう。
実際このシーン以降、六兵衛は法廷を去ってしまうけれど、エミは自信を持って弁護を続けていく。

エミと法廷で争うこととなる小佐野徹(中井貴一)も良いですね。
彼が幽霊を否定する論議を進めるのに彼には幽霊が見えているという矛盾した役どころ)がこの映画最大の面白さを引き出しているような気がする。
一番ギャップを感じさせるのも彼であり、ラブとのシーンにはすごく笑ってしまう。
閉廷後「裁判は勝ち負けじゃない」とエミに何度も言って去っていく姿、分かります、悔しかったんですね。

阿部寛演じるエミのボス、速水も良かった。
この人、予告編だと嫌な役かなぁと思っていたんだけどそんなことはなく、小さなことにはこだわらずエミを理解する良きボスだった。
一番の衝撃を持っていったのも彼ですよね。(まさか死んじゃうとは。しかも全然悲しくないぞ、このシーン
(最近、テルマエ・ロマエの予告編で阿部さん演じるルシウスに、ローマ人という矢印出てるけど、確かに日本人にしては顔濃いけど、明らかに「日本人じゃん」という的確なツッコミでざわつく映画館の空気感がちょっと好き)

生瀬勝久さんのタクシードライバーも面白かった。奇妙な3者でのタクシーの中での会話は可笑しかった。あの髪型おかし過ぎます。
何気なく出てくるウェイトレスに深田恭子、エミの父親役に草なぎ剛、郷土研究家に浅野忠信、謎の男・段田役に小日向文世、幽霊が見えるだけ悲鳴を上げるだけという篠原涼子、ちょっと嫌な役者としてちょい出てくる佐藤浩市さんなど、本当にそうそうたるメンバーが出演している。しかもけっこうなチョイ役で!
全然気付かなかったけど唐沢寿明さんも医者として出演してたらしい。なんという豪華さだ!

しかもこの映画、めちゃくちゃロングランになっています。地元の映画館ではまだこの作品上映しているから驚いてしまう。(2012年2月第3週)
それだけ観客の満足度も高く、興業的にも成功を収めた映画だと言えそうです。

↓予告編


映画データ 
題名 ステキな金縛り 
製作年/製作国 2010年/日本 
ジャンル コメディ/ドラマ 
監督 三谷幸喜 
出演者 深津絵里
西田敏行
阿部寛
竹内結子
浅野忠信
草なぎ剛
中井貴一
市村正親
小日向文世
小林隆
KAN
木下隆行
山本亘
山本耕史
戸田恵子
浅野和之
生瀬勝久
梶原善
大泉洋
佐藤浩市
深田恭子
篠原涼子
唐沢寿明、他 
メモ・特記 脚本:三谷幸喜 
おすすめ度★★★★
(★は最高で5つです。★:1pt, ☆:0.5pt)

■Link
+公式HP(Japanese)
+⇒ステキな金縛り - goo 映画

■TrackBack Center(他の人の感想を見たい人はココで)
+⇒「ステキな金縛り」レビュー :映画レビュー トラックバックセンター

+⇒2011年映画レビュー記事一覧

にほんブログ村 映画ブログ 映画評論・レビューへ blogram投票ボタン ←ランキング参加中。よろしかったらクリックお願いします。
『映画・DVD』 ジャンルのランキング
コメント   トラックバック (4)   この記事についてブログを書く
この記事をはてなブックマークに追加
« キャリー(映画) | トップ | パラノーマル・アクティビテ... »
最近の画像もっと見る

コメントを投稿

映画」カテゴリの最新記事

4 トラックバック

三谷幸喜脚本監督 「ステキな金縛り」 (映画と読書とタバコは止めないぞ!と思ってましたが……禁煙しました。)
昨日(2011年11月1日)映画の日、楽しみにしていた三谷さんの新作映画、早速仕事明けで観て来ました(^-^)v http://www.sutekina-eiga.com/ 【あらすじ】(映画パンフより) 失敗続きでもう後がない三流弁護士エミ(深津絵里)に、 ある被告人の弁護が持ち...
ステキな金縛り  監督/三谷 幸喜 (西京極 紫の館)
【出演】  深津 絵里  西田 敏行  阿部 寛  中井 貴一 【ストーリー】 弁護士の宝生エミは、裁判を任されても失敗ばかり。ラストチャンスとして与えられた仕事は、妻殺しの容疑で捕まった矢部五郎の弁護だった。矢部は「犯行時間は、旅館で落ち武者の幽霊にのしかか....
「ステキな金縛り」 自分に自信をもって (はらやんの映画徒然草)
今年は三谷幸喜さんは50歳になる年だということで、いくつもの舞台や映画、ドラマ、
ステキな金縛り (いやいやえん)
いやこれは面白かった。面白いというか、楽しいという感覚でした。 金縛りをしていた幽霊を法廷で証言台に立たせるという設定自体がはちゃめちゃなんですが、作品自体はそれを上行くはちゃめちゃさで、誰でも笑えて