NEVER TOO LATE

この年齢になって、チェロを始めた、、、、、

蜩の記

2012年02月13日 | 読書
 今もっともはまっている作家、葉室麟さんが「蜩の記」で直木賞を受賞した。
ここで書評を・・というわけではない。
そもそも、音楽とも、ましてやチェロとも何の関係もない。
もっとも、荘厳な鎮魂曲を聴き終えたという読後感ではあるが。

 その葉室さんが、産経の読書欄で書き手と読み手について書かれている。
その中で
「小説は楽器でありその作り手は素晴らしい演奏家を待っている」とし
さらに、素晴らしい聴衆(読み手)にすべてを託すというような主旨である。

 それはそれとして、
先月、アンサンブルレッスンを録音し、じっくり聴いてみました。
恐ろしくてなかなか聴く気にならなかったのですが。
案の定、がっかりでした。悲惨とも言える。
最新機器というものはビデオにしろカメラにしろ、録音機にしろ、
物事を忠実に記録し再生します。
本来、音楽をすることはそんなことを前提としていないわけで、
弾いて、聴いて、それで空の彼方に消えてしまうはずなのですが、
テクノロジーがそうはさせてくれなくなった。
しわの一本一本までリアルに描き止めます。

 録音したバッハのアリア一つとってみても、
4thはいきなり音程が不安定だし、鈍重な歩みで、
確かにこれでは笛子先生たち1stは弾きづらいことでしょう。
かといって、
1stを含め他のパートも信じられないほどよじれて悲鳴を上げています。
実際の練習現場ではそこそこかな・・・と感じているのに。
弾き手であり同時に聞き手でもある我々は
そもそもあまりいい聞き手ではないらしい。
本番まで1ヶ月を切った12日、あらためてその辺を意識しつつ
練習しましたが、さてさて、どうなる事やら。
まあ、生の演奏というのは、
人生と同じでプレイバックはなしということで。
コメント (0) |  トラックバック (0) |