鶴岡地区医師会だより

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Net4U利用の現状:過去4年間における各職種のアクセス状況の推移

2017-05-15 19:34:54 | 日記
山形県医師会ITフェアで報告した内容です。
  

目的は、Net4Uの職種毎の実質的な利用状況を調査し、課題を抽出すると共に、更なる普及のための対策を検討することです。


方法、2013年~2016年の4年間にNet4Uに蓄積されたデータベースから、ユーザー毎の閲覧数、所見登録、メモ登録、文書登録などのアクセス数を抽出し、職種毎の利用状況を比較・検討しました。




施設別参加数ですが、今回は施設数ではなく、Net4Uのアカウントをもつユーザー単位で、アクセス数、書き込み数などを検討しました。


各職種のNet4U参加数の年次推移です。
医師の内訳は、診療所医師 33(68%)、病院医師 15(32%)です。年々減少傾向ですが、昨年度は増加しました。
看護師の内訳は、訪問看護師 53(79%)、その他 14(21%)です。年々増加傾向にあります。とくに最近大きく増えているの、新規に訪問看護ステーションが数件参入したことにより、地域における訪問看護師の数が増えていることによると思われまます。
ケアマネには、介護福祉士 7名(8%)を含みます。当初より、多くの参加があり、さらに増加傾向にあります。地域の25%程度のケアマネが参加しています。
リハスタッフの内訳は、作業療法士 10名、理学療法士 9名で、 訪問リハ:14名、病院:5名です。これも昨年大きく増加しましたが、新規訪問看護ステーションの増加によるものと思われます。
薬剤師は、すべて調剤薬局の薬剤師であり、著変ありません。
歯科は、まだまだこれからという段階にあります。


平成16年末における参加職種の割合です。ケアマネ、看護師、医師の順となります。


4年前の職種割合と比較すると、看護師が増え、医師が減っていることが分かります。


各職種のNet4Uの書き込み数の年次推移です。
医師の書き込み数は減少傾向にあり、昨年度の著減は、ヘビーユーザーが引退したためです。
看護師、ケアマネ、リハスタッフの書き込みは年々増加しています。


Net4Uを利用した患者数の年次推移です。
書き込み数は、がんの終末期など密な連携事例では増えますので、ここでは患者数で比較しました。
医師、薬剤師は減少傾向、看護師、ケアマネ、リハスタッフでは、年々増加しています。


Net4Uを利用した患者総数の年次推移です。13-15年までは著変ありませんが、16年に減少しています。
これは、ヘビーユーザーの引退によるものです。


Net4U利用者数の推移に関しては、看護師、ケアマネ、リハスッフは増加傾向にあるも、医師、薬剤師、歯科医は頭打ちの状態でした。
参加職種の割合としては、ケアマネ、看護師、医師の順であり、ケアマネの参加率が高い傾向にありました。
所見やメモの書き込み数に関しては、医師を除くと、看護師が高く、次いで薬剤師、リハスタッフ、ケアマネの順であり、年々増加していました。


医師のNet4U利用患者数は減少傾向にあり、医師への利用促進へ向けた対策が必要と考えられました。
看護師のNet4Uへの書き込み数が多く、他の職種への情報発信源となっていると考えられました。
ケアマネの参加率が高く、Net4Uへの期待が大きいことが伺われました。

全体として、徐々にではありますが、Net4Uは在宅医療における多職種協働のツールとして浸透しつつあると言えると思います。


以上、


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