ばばの日記

団塊世代 仲良し夫婦の暮らし
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じじ、1万円ちょうだい!

2008年09月04日 15時33分45秒 | Weblog

9月4日(木)

ばばは、じじに対しては、よく知ったかぶりをする。

じじが散歩の途中などで花や木の名前をばばに聞く。

そこでばばは知ったかぶりをしてじじに教える。

 

昨日は歩きながら「もう少し、二人とも頭よければいいのにね。

ちょっとの間でも、頭がいい人になってみたいね。」

なんてバカなことを言いながら歩いていた。

そこで、急にばばは先日「ナンバンギセル」が咲いてて写真写したのに

ぼやけていてガックリしたことを思い出していた。

もうちょっと歩けば、ナンバンギセルが咲いている場所だ。

ナンバンギセルって春の頃だったか、初夏の頃だったかも咲いていて

写真写したのに、その時もぼやけていてガックリしたのだ。

ばばの腕が悪いのか?それとも接写出来ないばばのカメラが悪いのか?

(何回撮してもボケボケにしか撮せないナンバンギセル)前撮した時は群生していたけれど今は1輪しか咲いていない。季節はずれの開花?かな

 

ばばは最近、新しいカメラが欲しいと思うようになってきた。

でも、一方でいくら良いカメラ買ってもばばの腕では・・・とあきらめの気持もある。

 

そんな、こんな思いながら歩いていると、急にばばの口から

「ウツボカズラ」という言葉が出た。

じじは「エ~~~ッ、そんな植物ないよ」と即答。

 

しかし、ばばは、いつか何処かでこの名前を聞いたことがあると確信していた。

仕事をしていた時は職場で色々な花を見ていて、

名前が分からない時は誰にでも聞いていた。

花屋さんを覗くのが好きで、花の名前を覚えながらよく覗いていた。

植物や小鳥の事典なども子どもと一緒に眺めていた。

そんな中で、確かに「ウツボカズラ」という名前も目にするか耳にしたし

どんな植物かも見た記憶があった。

だから、ほぼ90%は自分の記憶が正しいと思っていた。

 

でも、じじから即座に否定されると少しだけ自信が揺らいだ。

記憶力も大分衰えていると感じている昨今、

本当に「ウツボカズラ」ってあったっけ・・・・だんだん自信喪失。

でも、じじには強気でいかなくちゃ。。。。。

じじは、そんな植物はないと言い切る。

そこでばばは言ったよ。

「じじ、もし、ウツボカズラっていう植物があったら1万円ばばにちょうだい」って。

じじは「じゃ、そんな植物がないと分かったら?」と言うので

「もちろん、ばばがじじに1万円あげる」と言い切ったよ。

 

さあ、歩きながらもばばは(ウツボカズラって植物、確かにあったよ。

あったよ)と自分に暗示をかけた。

 

さて、散歩から帰ると何はさておいても、ばばはパソコンの前へ。

そして、インターネットで調べたよ。

「ウツボカズラ」って。

やったぁ~~~~あったよ、あった。ウツボカズラって植物。

 

すぐ、じじの部屋へ走っていって「じじ、あったよぉ~~~」って言った。

「じじ、約束通り1万円ちょうだい!」ともね。

じじったら不意をつかれたらしく

「あぁ~~~っ、びっくりした。心臓止まるかと思った」って。

その後、「何?なんのこと?」ととぼけ戦術に出た。

「ウツボカズラって言う植物は、ちゃんとあったよ。

だから、じじの通帳からちゃんと1万もらうよ」と言うと、じじは

「じじの物はばばの物。ばばの物もばばの物だよね~~~~」ですって。

やったね。

 

・・・とふざけつつ、二人してNHKの「ためしてガッテン」と言う番組を見ていると・・・

テーマが「アルツハイマー病」について。

じじとばばにも大いに関係あるテーマだね。

ばばは、夕食の準備をしながら声だけしか聴けないので

じじにしっかり見ておいてくれるように頼む。

「ベータータンパク質」と言う物質が脳の中に増えると

発症の原因の一つとなるらしい。

でも、いくつか気をつけると予防も出来るようになってきているそうだ。

1,有酸素運動をする。

2 話し相手を見つけ、たくさん話す。

3 食生活に気をつける。

この3つを意識して生活すればアルツハイマー病の発症率は低くなるそうだ。

じじが言った。

「これからは散歩の時も、もっともっと話しながら歩かないといけないね。

それにパソコンにばかり向かわないで、ばばと話さないとね」って。

ばばが話しかけても、パソコンしている時のじじは

生返事が多く、「心ここにあらず状態」だもんね。

 

これからはお馬鹿な話しでも良いから、もっと、いっぱいいっぱい話して

毎日笑いながら生活しようね。

ゴルフ場の門に彼岸花がきれいに咲いていたよ。