♪ラジオ放送・文字版「世の光」

   1952年以来、キリスト教会が協力して全国民放ラジオで放送して72年、
PBA『世の光』を文字で 

■朝食を用意されるイエス様 / 関根弘興

2014年08月25日 | Weblog
2014/8/25放送

 世の光の時間です。お元気でお過ごしでしょうか? 関根弘興です。

 イエス・キリストは十字架につけられ葬られたあと三日目によみがえられた。これは聖書が記している事実です。復活されたイエス様はガリラヤ湖の岸辺で再び弟子たちの前に姿を現されたことがヨハネの福音書に記されています。

 その日、弟子たちはガリラヤ湖に漁に出かけていました。しかし一晩中網を打っても一匹も獲れませんでした。夜が明け染めた時です。何とイエス様が岸辺に立っているではありませんか。そしてイエス様は舟に乗っている弟子たちに「食べるものがありませんね!」と声を懸けられたのです。弟子たちは「ありません!」と答えると、イエス様は「舟の右側に網を下ろしなさい。そうすれば獲れます!」と言われたんですね。でも弟子たちはそれがイエス様であることにまだ気付いていませんでした。しかし彼らはすぐに言われた通りに網を下ろしたんです。すると網一杯の魚が入っていたんですね。そこで弟子のヨハネもペテロも岸辺に立っておられるお方がイエス様だと分り、そちらに行きました。

 弟子たちが陸地に上がった時、そこに一体何が用意されていたでしょう。イエス様は何と彼らのために炭火を起こし、魚とパンを用意してくださっていたというんです。「さあ来て朝の食事をしなさい」と言われました。イエス様は「わたしのためにお前たち早く朝食の用意をしなさい」と言われたのでありません。その逆です。イエス様はお腹をすかせた弟子たちのために何と朝食を用意してくださっていたんですねえ。イエス様は彼らの最も身近な生活の場に来てくださるだけではなく、朝食まで用意してくださっていました。ここに素晴らしいメッセージがあります。それはイエス様は私たちの必要なものを備えてくださる方でもあるということです。

 イエス様が教えてくださった主の祈り。この祈りの中でイエス様は「このように祈れ」と言いました。それは、我らの日用の糧を今日も与えたまえ、このように祈りなさい、とイエス様教えられましたねえ。イエス様は私たちの日常の中にいてくださり、私たちに必要なものさえも備えてくださるお方だと言うんです。弟子たちに多くの魚を獲らせてくださり、朝食を用意してくださる方は、私たちと共に歩み私たちの必要も備えてくださるお方です。

 さて弟子たちは一旦漁師の仕事に戻りましたが、これからイエス様の復活の大切な目撃証言者として全世界に出ていく必要がありました。弟子たちに与えられた新しい使命がどの様なものであったのか、それは次回お話しすることにいたしましょう。

 
 (PBA制作「世の光」2014.8.25放送でのお話しより)

***

 さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのはお勧め。こっそり覗きたければ一人で。それとも友だちをけしかけてつるんでもいいし。日曜日は大抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。事前の連絡なしでも、ちょっときてみました、いいですか? と言えばいいでしょう。PBAに聞くと近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。
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