世の光の時間です。 お変わりありませんか? 岩井基雄です。
今日の詩篇は詩篇23篇3節です。 まずお読みします。
「主は私のたましいを生き返らせ、御名のために、私を義の道に導かれます。」
ここで、「生き返らせ」という表現が用いられているということは、この詩篇の作者は自らの死を意識し、魂の死・人生の滅びのような思いを抱えながら歩んでいた、ということではないでしょうか。 私たちもまた生きているのに死んでいるような思い、そして苦しみや悲しみがあまりにも深くてまるで死んでいるかのような状態を抱えながら歩んでいることがありますね。 あなたはいかがでしょうか。
羊も羊飼いと一緒にいながらも元気がなくなることがあるそうです。 羊どうしでストレスを抱えることがあります。 また、病気がちの羊は倒れやすく、一度倒れると自分で起き上がることが難しいのだそうです。 そしてそのままにしておくと血液の流れが悪くなり、死に至ります。
ですから羊飼いは常に羊たちが倒れていないだろうかと気を配り、倒れた羊を抱えて起こし、傍らにいて声をかけ、手でさすって励ますと、羊は次第に元気を取り戻していくのだそうです。
私たちも失望や苦しみを抱え、元気を失うことがあります。 魂の死、心の滅びや死と同等の空しさや絶望を味わうことがあります。
しかし、その苦しみをすべて知っていてくださり、駆け寄ってあなたを抱き、愛し、支えてくださる方がいらっしゃいます。 聖書の語る神様が、神のひとり子イエス・キリストが、どんな時にもあなたと共にいてあなたに力を与え、あなたの魂を生き返らせてくださるのです。
この詩篇の記者ダビデも死の危険が幾度もありました。 彼を狙ったのは、自分がしもべとして仕える王サウロであったり、自分の子どもアブシャロムであったりしたのです。 それは自分の心が引き裂かれるような痛みを伴うことでした。
しかし彼はそのような中で神に信頼し、神からの助け、慰めと力を受け取っていきました。 そして彼は歌います。
「主は私のたましいを生き返らせ」と。
神の愛はあなたにも力を与え、命と潤いを与えるのです。
それではまた聴いてください。
(PBA制作「世の光」2010.1.22放送でのお話しより)
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