♪ラジオ放送・文字版「世の光」

   1952年以来、キリスト教会が協力して全国民放ラジオで放送して72年、
PBA『世の光』を文字で 

■デボラの勝利の歌 / 羽鳥頼和

2013年07月20日 | Weblog
2013/7/20放送

 世の光の時間です。いかがお過ごしですか? 羽鳥頼和です。

 旧約聖書の士師記にイスラエルのリーダーとなった女預言者デボラのことが記されています。

 その頃イスラエルの地にはたくさんの外国人が住んでいて彼らとイスラエルの戦いが繰り返されていました。ある時デボラに敵である外国人「シセラと戦いなさい」という神様からの命令がありました。デボラはさっそく勇士バラクを呼んで戦いを命じました。

 敵は川の近くに当時の最強の戦車を配備していました(士師記4章13節)。バラクは夜の暗闇に紛れて敵に奇襲をかけました。その時、神様は天から大雨を降らしてくださいました。地はぬかるみ、川は氾濫して敵の戦車はみな役に立たなくなってしまいました(士師記5章21節)。神様の助けによってはバラクは戦いに勝利します。

 デボラはこの戦いの後で勝利の歌を作りました。その歌は、「私は主に向かって歌う。イスラエルの神、主にほめ歌を歌う。」(士師記5章3節)という神様への讃美から始まります。

 そしてデボラは「新しい神々が選ばれたとき、城門で戦いがあった。」(士師記5章8節)とイスラエルの民が以前に偶然崇拝の罪を犯してしまっていたことを告白します。実はこの罪のためにイスラエルは外国人たちに苦しめられていたのです。

 またデボラは自分自身に対して「目ざめよ、目ざめよ、デボラ。目ざめよ、目ざめよ、歌声をあげよ。」(士師記5章12節)と語っています。イスラエルの民の苦しみを思い、主の助けを祈り求めているデボラでさえ自分自身に対して四度も繰り返し「目覚めよ」と語っているのです。それはきっと戦乱の世にあってデボラは自分の信仰がしっかりと目覚めていなければいけないことを強く自覚していたのでしょう。しっかりと信仰を目覚めさせ、神様に信仰を向け、信仰によって神様の命令をしっかりと聞かなければならなかったのです。争いが絶えない世にあって、デボラは自分も悪の暗闇の中に入り込んで信仰が眠ってしまわないように細心の注意を払っていたのです。

 新約聖書のヘブル人への手紙11章33節(、34節)にはこの時代のリーダー達についてこのように語っています。
 「彼らは、信仰によって、国々を征服し、正しいことを行ない、・・・弱い者なのに強くされ、戦いの勇士となり、他国の陣営を陥れました。」と。

 人はまことの神様に対する正しい信仰によって行動しなければいけないのです。あなたも神様に対する信仰を持つためにお近くのキリスト教会にいらしてください。

(PBA制作「世の光」2013.7.20放送でのお話より )
 
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 明日は日曜日です。ぜひお近くのキリスト教会にいらしてください。
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