♪ラジオ放送・文字版「世の光」

   1952年以来、キリスト教会が協力して全国民放ラジオで放送して72年、
PBA『世の光』を文字で 

■神にふさわしく歩む/羽鳥頼和

2016年01月30日 | Weblog
2016/1/30放送


 世の光の時間です。お聴きくださり、ありがとうございます。羽鳥頼和です。

 今日は新約聖書テサロニケ人への手紙第一の2章からお話ししたいと思います。この手紙を書いたのは使徒パウロです。2章は、パウロがかつてテサロニケで行なった働きを振り返っている箇所です。

 パウロは、「私たちがあなたがたのところに行ったことは、むだではありませんでした。」と語っています。パウロがテサロニケで伝道したのは数週間でした。信仰を持つ人々が起こり、教会ができました。しかしパウロに反感を持つ人々が騒ぎを起こし、信者になった人々に暴力を振るったため、テサロニケでの伝道の中止を余儀なくされたのです。パウロはやむを得ずテサロニケを去りました。しかしてテサロニケで信者となった人たちのことを心配して弟子のテモテをテサロニケに派遣したのです。返ってきたテモテはパウロに、テサロニケの様子を話しました。そして信者の人たちが信仰と愛をもって教会を支えていることをパウロは知ったのです。それでパウロは先程のことば通り、「自分のしたことは無駄ではなかった。」と励まされたのです。

 励まされたパウロはテサロニケでどのような思いで神の福音を語ったかを教えました。パウロは言います。「私は神に福音を委ねられた者です。ですから人を喜ばせようとしてではなく、神を喜ばせようとして語りました。・・・そして私は、父がその子どもに対してするようにあなたがた一人ひとりに神の国と栄光とに導いてくださる神にふさわしく歩むように勧めたのです。」(参照 2章4節、11節、12節) パウロは神に喜ばれるために神の福音をテサロニケの人々に語りました。もちろんパウロはテサロニケの人達への配慮を怠ることはありませんでした。むしろ信仰の父として深い愛情をもって接したのです。それで父のように厳かに命じたのです。

 その命令とは、信者としてどのように生きるべきか、ということでした。パウロは、救いを与えてくださる神にふさわしく歩むように(参照 2章12節)、と勧めたのです。テサロニケの信者はパウロの勧めを守って歩みました。パウロは言います。「あなたがたは私の勧めを神のことばとして受け入れてくれました。この神のことばは、信じているあなたがたの内に働いているのです。」(参照 2章13節) 教会の礼拝では神のことばである聖書のメッセージを聞きます。今も神のことばは私たちの内に働いているのです。

 (PBA制作「世の光」 2016.1.30放送でのお話より )
 
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