♪ラジオ放送・文字版「世の光」

   1952年以来、キリスト教会が協力して全国民放ラジオで放送して72年、
PBA『世の光』を文字で 

■罪過のためのいけにえ / 羽鳥頼和

2015年01月24日 | Weblog
2015/1/24放送

 世の光の時間です。お聴きくださりありがとうございます。羽鳥頼和です。

 旧約聖書のレビ記5章から7章に、罪過のためのいけにえについての教えが記されています。現代の私たちにとっていけにえは馴染みのないものです。昔の古くさい風習・因習くらいにしか思いません。実はこのいけにえの制度は、人の考えだした風習や因習ではないのです。このいけにえという制度は神が定めたものであり、それはイスラエルの律法つまり法律として定められたものなのです。

 この罪過のためのいけにえとは、隣人または神に対して何らかの損失を与えた場合の弁償の方法として定められています。罪過のためのいけにえのささげ方はこのようなものでした。まず定められた賠償額に見合う雄羊をいけにえとして用意します。この雄羊はみな傷のないものでなければなりません。次に、そのいけにえを殺してその血を祭壇の周りに注ぎます。それからいけにえの脂肪を祭壇で焼きます。いけにえの肉は祭司に与えられました。償いとして雄羊だけでなく損害を与えたものと同じものあるいは同等の価値のもの、更に与えた損害に対して5分の1をつけ足して償いをすることが定められています。罪過のためのいけにえは今で言う損害賠償の制度であると言えます。神はこのいけにえによって神との関係また人との関係の回復・和解の道をあらかじめ備えてくださったのです。また旧約聖書のイザヤ書53章によると、救い主は自分のいのちを罪過のためのいけにえとする、と預言されています。この予言はイエス・キリストの十字架のことを指しています。一方による罪過のためのいけにえは私たちのために捧げられることはありません。しかし十字架にかかって死なれたイエス・キリストは、私たちのための罪過のためのいけにえなんです。十字架は残酷なものです。しかしこれによってしか私たちの罪は赦されることはないのです。救いの道は開かれています。私たちがするべきことはキリストの十字架の贖いを信じることです。神は、信じた者の罪を赦し救う、と約束してくださっています。明日は日曜日です。救いを得るために、ぜひお近くのキリスト教会にいらしてください。

 (PBA制作「世の光」 2015.1.24放送でのお話より )
 
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