♪ラジオ放送・文字版「世の光」

   1952年以来、キリスト教会が協力して全国民放ラジオで放送して72年、
PBA『世の光』を文字で 

■心の優しさの大切さ

2006年08月25日 | Weblog

 世の光の時間です。お元気ですか? 安海靖郎(あつみ・やすお)です。

 今日は、「心の優しさの大切さ」ということについてお話しします。

 最近、こんな経験をしました。私の友人の牧師の4人めの里子にユウちゃんという2歳の女の子がいます。かわいいんですけれど、ダウン症の障害を持っています。ま、ダウン症って優しいって聞いておりましたけど、この前一緒に旅行する機会がありました。ユウちゃんの育てのお父さんは、青森県八戸市で牧師をしています。私がお邪魔して、十和田湖巡りで五所川原まで送ってもらったんです。その間中、ずうっと一人で後部のチャイルド・シートにおとなしく座っているんです。途中で温泉に入ったりして一緒に楽しい時を過ごしました。そして時々美しいおいらせ街道を走っておりますから、滝を見ようと私たち二人でしばらく車を離れるんです。そして帰ってくると、一人でじいっと待っていたユウちゃんは、ニコニコ手を振って喜ぶんですねえ。驚きました。全然ぐずらないんです。私はそのかわいらしさ・優しさ、一週間経っても時々思い出すんです。この優しさってどんなものなのか、どこかで読んだなあって思い出しました。それは旧約聖書の中にあるイエス・キリスト、メシヤ・平和の神がやがて来られる、その時はこういう風になるって描かれた箇所なんです。イザヤ書の11章の6節という所ですが、「狼は子羊とともに宿り、ひょうは子やぎとともに伏し、子牛、若獅子、肥えた家畜が共にいて、小さい子どもがこれを追っていく。」って言うんです。救い主・平和の君と呼ばれたキリストが心の中に与える平和・優しさのことをこんな風に描いているんです。猛獣と子ども、そして弱い子山羊や子羊が一緒に遊んでいる。そんな優しさ、平和。私はこの障害、ダウン症という障害を持っているユウちゃんの心の中にこんな優しさ、平安を見るような気がいたしました。そしてこんな優しさ、平和をずうっとイエス・キリストにある者として持っていきたいなと思いました。

  (PBA制作「世の光」2006.08.25放送でのお話しより )


***** 

さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。近くの教会もPBAで紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。


******

この文字版「世の光」ブログは URL名として http://yonohikari.biblical.jp 
が使えます。携帯からもこのURLでどうぞ。


この記事についてブログを書く
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« ■後ろめたさから解放される | トップ | ■主が家を建てるのでなければ »