♪ラジオ放送・文字版「世の光」

   1952年以来、キリスト教会が協力して全国民放ラジオで放送して72年、
PBA『世の光』を文字で 

■私は主に対して罪を犯した / 福井 誠

2014年01月23日 | Weblog
2014/1/23放送

 世の光の時間です。いかがお過ごしでしょうか? 福井 誠です。今日のバイブル・メッセージは「私は主に対して罪を犯した」です。それでは第二サムエル記の12章13節から読んでみましょう。
 ダビデはナタンに言った。「私は主に対して罪を犯した。」
 ナタンはダビデに言った。「主もまた、あなたの罪を見過ごしてくださった。あなたは死なない。


 完璧な人は居ません。人は誰でも失敗もすれば罪も犯します。問題は何か誤ってしまった時にその後でどう後始末をつけるかです。以前お話ししたサウル王は預言者サムエルに罪を責められた時に民のせいにして攻撃の矛先をかわしました。サウルは悪い王だ、ではないですね。人間にはそんな弱さがあるものです。

 しかし弱さに流されないで生きる生き方もあります。先週お話ししたことですが、ダビデは姦淫と殺人というとんでもない罪を犯し、その事を預言者ナタンに責められた時に素直にこれを認めて悔い改めたのです。潔いですね。しかし、本当の所ダビデは罪を覆い隠そうとしていましたし、罪を犯した後に一年間その事を悪いとすら思わないでいました。預言者ナタンにはっきりと罪の現実を指摘され、気づかされて初めて罪を認めて悔い改めたのです。

 悔い改めは仕切り直しです。自分のやったことが人間として全く正しくないと認め、自分の行為にけじめをつけて切り捨てていくことです。それができないと、いつまでも罪の泥沼の中に生きることになります。人生をごまかし続け、偽り続けるのです。私は罪を犯しました、と率直に自分のやったことを認める。そして新しい人生を生きていくことが大切ですねえ。罪を犯した、もう自分はだめだ、と破れかぶれになるのではありません。神様だって人に失敗のレッテルを貼っていつまでも社会からのけものにするようなお方ではありません。

 この時ダビデは詩篇51篇を作ったと言われます。
 「私の罪から私をきよめてください。」 悔い改めたダビデは、荒れすさみ傷んだ心を新しくしてください、と祈って前向きですね。自分はもうだめだなんて思わず、ぜひ教会を訪ね、古い自分に決別し、牧師と共に神の助けを祈り、新しい人生を歩んでいただきたいと思います。

(PBA制作「世の光」2014.1.23放送でのお話より )

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 さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのはお勧め。こっそり覗きたければ一人で。それとも友だちをけしかけてつるんでもいいし。日曜日は大抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。事前の連絡なしでもちょっとのぞかせてくださいと言えばいいでしょう。PBAに聞くと近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。

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