♪ラジオ放送・文字版「世の光」

   1952年以来、キリスト教会が協力して全国民放ラジオで放送して72年、
PBA『世の光』を文字で 

■わたしはことごとくは滅ぼさない/羽鳥頼和

2015年09月05日 | Weblog
2015/9/5放送

 世の光の時間です。お聴きくださりありがとうございます。羽鳥頼和です。今日は旧約聖書のエレミヤ書からお話しします。

 エレミヤは南王国のユダで神のことばを語った預言者です。その頃ユダの国は北はバビロニヤ、南はエジプト、当時最強の二つの国に挟まれた状態にありました。神はエレミヤに語りました。「わたしは北から災いをもたらし国も町も廃墟とする。北からバビロニヤがすぐに攻めてこようとしている。あなたがたは自分の行なっている悪を悔い改めなさい。あなたがたが悔い改めないなら、わたしはあなたがたをバビロニヤによって滅ぼす。」 (参照エレミヤ書 25章5~9節)

 エレミヤはユダの国の様子をみます。正しい人が一人もいません。神から警告を受けているのに人々は神の言われることを聞こうとしません。指導者たちも神のことを忘れてしまっています。人々はまことの神を捨てて偶像に頼っています。そのようなひどいユダを神が裁かれるのは当然のことでした。

 ところが神は続けてこう言いました。
 「しかしその日にもわたしはあなたがたをことごとくは滅ぼさない。」(参照 エレミヤ書 4章27 節、エレミヤ書 5章18節) 「ことごとくは滅ぼさない」というのは、悪い者を滅ぼすが人々の中に神を恐れ敬う人がわずかに残っていてその人は滅びから免れて生き残り、神が国を再建するというのです。神の厳しい裁きは人々を悔い改めさせる機会であり、国を再建するためでもあったのです。

 旧約聖書の伝道者の書7章13節14節にこのようにあります。
 「 神のみわざに目を留めよ。神が曲げたものをだれがまっすぐにできようか。順境の日には喜び、逆境の日には反省せよ。これもあれも神のなさること。それは後の事を人にわからせないためである。」

 すべてのことに神は関わっておられます。しかしその全てを人は知ることができません。ですから謙遜になって、良いことがあった時は神に感謝し、困ったことがある時は自分を顧みて反省し、神を信頼しよう、というのです。良いときに神に感謝し、困ったことがある時、神に信頼するなら私たちの人生はいつも神によって守られ導かれていることを実感することができるでしょう。

 明日は日曜日です。お近くのキリスト教会にぜひいらしてください。

 (PBA制作「世の光」 2015.9.5放送でのお話より )
 
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