♪ラジオ放送・文字版「世の光」

   1952年以来、キリスト教会が協力して全国民放ラジオで放送して72年、
PBA『世の光』を文字で 

■今の時の苦しみは / 山中直義

2012年06月26日 | Weblog
2012/6/26放送

 世の光の時間です。いかがお過ごしでしょうか? 山中直義です。

 新約聖書 ローマ人への手紙8章18節にこんなことばがあります。
今の時のいろいろの苦しみは、将来私たちに啓示されようとしている栄光に比べれば、取るに足りないものと私は考えます。
 この聖書のことばではまず人生にはいろいろの苦しみがあるということが教えられています。確かに私たちは生きていく中でさまざまな苦しみを味わいます。生まれた国や生まれた時代あるいは家庭環境や人間関係によって苦しめられることがあります。また自分の内側にある悪い思いや愛のなさということに本当に苦しい思いをすることもあります。自然災害や事故や病というものによっても苦しむことがあるでしょう。そんな中で私たちはうめきながら、なぜこんな苦しみがあるのかと問うのではないでしょうか。

 そんな私たちに聖書は、すべての苦しみには意味があると教えます。そのうめきや嘆きを補って余りある意味があるのだと聖書は言うのです。その意味とは苦しみを通して栄光が表されることだとこの聖書のことばは教えています。栄光ということばには「重んじる」「重んじられる」という意味があります。私たちは苦しみを通してこそ、神様に重んじられていることを神様に深く深く愛されていることを知るようになっていくと聖書は言うんですね。

 私たちの目はどうしても今の時そしてこの世の事柄だけに囚われがちではないでしょうか。そんな私たちが苦しみの中で永遠の事柄そして神様へと目を向けるようになっていくと聖書は言います。そしてうめきが祈りに変わり、その祈りが本当の喜びと感謝へと変えられていく。聖書はそう教えています。

 人生には苦しみがあります。しかしその苦しみを通してこそ私たちは神の愛を知り神と共に生きるようになっていきます。あらゆる苦しみを「
取るに足りない」
と言わしめる神の愛があります。どうぞあなたも神様の愛に目を向けて歩み続けてくださいますように。


 (PBA制作「世の光」2012.6.26放送でのお話しより )

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さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのもいいんじゃないかなあ。日曜日は大抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。PBAに聞くと近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。

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